土曜日, 1月 10, 2009



翌日さっそくウィンドウズのBasiliskIIで作成したディスクイメージをUSBスティックに移し、ウィンドウズパソコンのSheepShaverで試した。インテルマックでのOS9環境を構築する起動イメージで、インテルマックでは、~.HFVだった拡張子を~.imgに変え、インテルマック上でファイルやアプリをたっぷり移動させた後、OS9環境でCDから起動してインストールし、OS9環境の起動ディスクとしたものだ。

したがって、システムフォルダなどは起動フォルダの下のほうに収まり画面では見えていない。最初のゲームソフトアイコンは試しにウィンドウズのBasiliskIIでイメージを作成したとき、参照用に、コピーしておいたもので、マックからコピーしたものではない。

インテルマックのOS9環境で、起動はしたが、アイコンが正式なものにはならなかったものでも、ちゃんと正式なものになっている。

ウィンドウズに移した際、拡張子を何気なくBasiliskII同様に~.dskにしたが、それを参照するディスクに指定したら、スタートボタンを押しても一瞬起動モードに入ったかとおもうと、起動終了になってしまった。何度やっても同じことだった。

それで、落ち着いてCディスクに配置したファイルをみたら、もともとの起動ディスクにも、拡張子がないことに気づいた。それで、dskという拡張子を外してみたら、今度はあっさり起動し、ディスクの中身も、きちんとアイコンを含めて認識してくれた。

BasiliskIIで作った、~.dskというのは、問題なく認識しているので、SheepShaverでいろいろ書き込んだディスクには、拡張子は不要というより、邪魔なようだ。




ウィンドウズ上でも、ちゃんとパワーマックとして認識されていて、Mathematicaもパワーマック用のものを選ばないと起動しない。今回は、SheepShaverから持ってきたものなので、最初からパワーマック用が入っており、問題なく起動したが、今度はライセンス番号や使用者名がブランクだと言って、入力を要求された。マックのOS9ではきちんと入力済みだが、ウィンドウズ上の起動ディスクは、マックから持ち込んだものではなく、初期設定ファイルがまだ空なのでいたし方ない。

ライセンス番号を探したら、ちゃんとメモしてあったので、正常動作した。試しに計算速度を見るために同じ計算とグラフ描画をさせたら、インテルマック上で10~11秒の計算が17秒ほどで終わったので、かなり速い部類だと思った。ペンティアム(R)4の3.0GHzでこの速度である。

エミュレーター研究室でも、ウィン機はマック機より概して動作が遅いように感じた、と書いてあった。しかし、BasiliskIIよりはだいぶ速い。こちらでは、193秒ほどかかった。最初のパワーマック7600/132では、なんと434秒ほどかかっているようだった。

それで、インテルコアデュオプロセッサーは同一クロックなら、ペンティアムの倍ほど早い計算ととなる。設計思想がちがうので、クロック速度の単純な比較はできにくいのだが、・・・。


あっさりウィンドウズのSheepSshaverも動いてくれて、外付けHDやUSBスティックでもファイル交換が一応できることを確認した。一年ほど前、ROMの不適合で断念していたOS9がインストールディスク、ROMファイルがあればどのパソコンでもエミュレータとしてOS9環境が構築できるようで、バージョンが同じ(2.3)ながら、別物のように高速に動いてくれるのを見て、情報はこまめにチェックしないといけない、と改めて感じた。

アップルのサイトから、合法的にROMが入手できるとは思わなかった。やはり、アップル社は、クラシック環境を、愛好者には、開放しないとは、決めていない証しではないだろうか。

OS9環境を使い出したと思ったら、OSXも出て、クラシック環境はまるで時代遅れであるかのように感じさせられていたが、今後はその魅力が、十分に堪能できるフェーズに入りつつある時代を迎えているように感じている。

なかのひと

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