日曜日, 1月 10, 2010

「WindowsだったらWindowsしか動かせないですよね。世の中Windowsが多いけれど、大学は専門学校とは違ってWindowsの使い方の訓練をするところではないんですよ。Windowsだけでなく、MacやUNIXも使える環境にしてあげたかったんです。Macだったら1台で何でもできるから文句なしですね」(藤村教授)

とうとう、九州地方の名門、九州大学でも大学の標準パソコンが、それまでのWindowsからMacに変わったようだ。
http://www.apple.com/jp/education/profiles/kyushu-univ/

実は、MacOSX10.6.2にしてから、標準ブラウザSafariが4.03となり、かなり安定し、高速化されたようなので、今までほとんど使ってこなかったのだが、この頃は比較的頻繁に使用していたのだが、アップルのホームページが最初に表示される設定はそのままにしておいて、必要なブックマークに移動していた。今回複数のブラウザをブログを書いたりするのに、立ち上げ切り替えて使っていて、何かの弾みで偶然目に留まった。

記事によると、九州大学では、Windows環境の実現には、商用のVMWare Fusionを利用するようで、この点では、私のウィン環境と同一だ。 真っ先にMacを利用しだした東大では、最初は、サーバから、ウィン環境を呼び出し、ウィンドウズソフトを利用していたが、二期目もMacに決定した時、Fusionとほぼおなじ機能をもつパラレルデスクトップで、ウィン環境を実現するようになった。

私も、インテルマックにしたとき、どちらを選ぼうかと迷ったが、インストールできるOSの多さでFusionにした。これで、文字通り、動かないソフトは無い、といえるほどの首尾範囲をもつパソコンとしてのポテンシャルを持っている。Win7にも対応済みだが、OS自体が比較的高価だし、まわりでは、使用している、と話は雑誌以外では聞いた事がない。

正月に来た義理の息子の会社は、全国規模の比較的有名な大会社らしいが、会社では、まだ、皆ウィン2000環境のままだと、少々恥ずかしそうに言っていた。私の会社の親会社系列も大企業だが、いまだに外部入力装置は、フロッピー意外はダメ、ということで、全社規模で更新ということになれば、莫大な費用をかけなければならない、というので、現状維持が続いている、ようだ。ところで、彼は会社でのプレゼン用にパワーポイントがあれば良いらしく、家にあったパワーポイント2003を目ざとく見つけ、鞄に入れていたようである。しかも、これをインストールするとき、二台目ということで、問題が起きませんか!?と心配までしていた。

最初に入れたウィンノートは、ホコリをかぶってだれも見向きもしないし、買って、数年もたっているので、あなたが新規登録する分には認証問題は、クリアされますよと言ったら、かなり喜んでいた。会社では、オフィス2000のままだという。

ところで、Fusionでも、アンチウイルスソフトをしつこく導入するよう、勧めるが、マカフィーと契約しているらしく、それをインストールしようとする。しかし、マック上のウィンでは危険度はどうなのか、といつも疑問に思ていた。その回答も、ここに出ているように思えた。
『その1つがセキュリティです。Windowsを常時起動しているわけではないので、ウィルスに感染する機会は最小限に抑えられます。また、たとえ何らかのウィルスに感染したとしても、再起動時には元のイメージに復元されて起動するので、被害は自動的に修復され、対処に労力がかかりません。Windows Updateなども、Updateを適用したイメージファイルを配布すれば済むので、管理コストも抑えられます。』
などとあるではないか?。

Macでは、通常アンチウイルスフトは、過去数回試したが、OSXにしてからは、数年経つものの、一度も使ったことがない。また、デフラグもしたことがない。
http://nmuta.fri.macserver.jp/
では、HDの空き領域が容量の15%以下ぐらいにならないぐらいなら、必要がないようなことを書いておられる。

ウィンドウズと違い、Macでは、内蔵別ボリュームのHDや、外付けHDにも、フォーマットさえ指定してやれば、起動性を持たせられるので、もし、デフラグが本当に必要なら、片方をフォーマットしなおして、インストールしなおせばそうした問題は解決できる。

今使用している外付けHDも、正月にデータを別に移動した後、起動性を持たせるべくフォーマットしなおして、新規起動HDとして使用している。

この性質は、初代マックの頃からの伝統であり、九州大学数学科の梶原先生から、数学の勉強の傍ら、MathematicaやTheoristといった数式処理ソフトとともに、システムスイッチャーを使って、英語システムと漢字トークとを切り替える際などに身につけた。

梶原先生の間接的ご指導に感謝しております。先生は、昨年御夫人を亡くされたそうで、医学部に献体中とのこと。理系への数学1月号でも、Mathematicaを使用しての、平成21年の東大工学系院試の問題を取り扱っておられるが、『夢のなかに妻があらわれて、PCで数学する場合、タイプ入力は誤り易いので、これを避けてcopy and pasteをするほうがよい、と諭した・・』などと書かれている。

思えば、大蔵大臣でもあったご夫人の許可をえて、当時(約20年前)プリンターやソフト代を含めると、150万円は下らなかったろう、と思われるマッキントッシュを購入され、数学の結果を雑誌に発表されると同時に、無料でディスクコピーサービスを始められたのが、最初の先生との出会いでもある。謹んで、ご夫人のご冥福をお祈り申しあげる。

http://www.cc.kyushu-u.ac.jp/ec/oshirase/2009.01.20/
http://www.cc.kyushu-u.ac.jp/sw-room/ms/faqe.html
http://plaza.rakuten.co.jp/macevan/diary/200904080000/
なかのひと

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