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(JU生、神奈川) (宮崎正弘のコメント)マサチューセッツ、ワシントンDC、イリノイ、カリフォルニアなど、1992年以来、18の州で民主党が負けたことがありません。ですから接戦になることは予測されます。ニューヨークはトランプが優勢ですね。 票読みをするには、しかしながら時期尚早です。 ○○○○○○○○○▽○○○□▽◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 宮崎正弘の新刊案内 http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ♪♪♪ 宮崎正弘のロングセラー *********** 『中国大恐慌以後の世界と日本』(徳間書店、1080円) 『中国大失速、日本大激動』(文藝社、1620円) 『「中国の終わり」にいよいよ備え始めた世界』(徳間書店、1080円) 『アジアインフラ投資銀行の凄惨な末路』(PHP研究所、999円) 『日本が在日米軍を買収し、第七艦隊を吸収・合併する日』(ビジネス社) 『日本と世界を動かす悪の「孫子」』(ビジネス社。1188円) 『吉田松陰が復活する』(並木書房、定価1620円) 『中国・韓国を“本気で”見捨て始めた世界』(徳間書店 1080円) 『台湾烈々 世界一の親日国家がヤバイ』(ビジネス社、1188円) 『中国 大嘘つき国家の犯罪』(文芸社文庫、713円) ♪ <宮崎正弘の対談シリーズ> ++++++++++++ 宮崎正弘 v 田村秀男、渡邊哲也『中国経済はどこまで死んだか』(産経新聞出版) 宮崎正弘 v 馬渕睦夫『世界戦争をしかける市場の正体』(ビジネス社、1188円) 宮崎正弘 v 室谷克実『悪あがきを繰り返し突然死の危機に陥る中国と韓国』(徳間書店) 宮崎正弘 v 宮脇淳子 『中国壊死』(ビジネス社、1188円) 宮崎正弘 v 石 平『私たちの予測した通りいよいよ自壊する中国』(ワック) 宮崎正弘 v 渡邊哲也『激動する世界経済!』(ワック、994円) 宮崎正弘 v 室谷克実『日本に惨敗しついに終わる中国と韓国』(徳間書店) 宮崎正弘 v 小川榮太郎『保守の原点』(海竜社。1620円) 宮崎正弘 v 室谷克実『仲良く自滅する中国と韓国』(徳間書店、1080円) 宮崎正弘 v 川口マーン惠美『なぜ中国人とドイツ人は馬が合うのか?』(ワック) 宮崎正弘 v 西部 遭『日米安保五十年』(海竜社) 宮崎正弘 v 佐藤 優『猛毒国家に囲まれた日本』(海竜社) ◎み□◇▽や□○ざ◎□○き○ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ (休刊のお知らせ)小誌は海外取材のため6月19日から27日まで休刊になります。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ (C)有限会社・宮崎正弘事務所 2016 ◎転送自由。転載の場合、出典を明示 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ─────────────────────────────────── ■今回の記事はいかがでしたか? 下記ページより、あなたが記事の評価を行う事ができます! http://melma.com/score_b0v0MQ3qF0Bz2fFvA16dXqNq90ba2b14/ □このメルマガのバックナンバーやメルマガ解除はこちら http://melma.com/backnumber_45206/ □その他のメルマガ解除や登録メルマガの検索はこちら http://melma.com/contents/taikai/ ───────────────────────────────────
月曜日, 6月 06, 2016
宮崎正弘の国際ニュース・早読み (アメリカ政治の暗い側面にスポットをあてる)
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