水曜日, 3月 19, 2008



家庭内で、場合によっては二台のウィンドウズパソコンが必要になることが分かった。一台はデスクトップで、有線LAN接続。これを新しく使いたいという場所に移動してもいいのだが、有線の取り回しに難がある。

そこで、以前から試そうとしていた、MacOSX上でウィンドウズを動かす選択肢のどれかを選んでみる事になった。

以前、最初に試したのがパラレルズデスクトップ。このときは、ウィンドウズ2000をインストールしたかったのだが、なぜか途中で止まり、インストールディスクに問題がある、と拒否された。仕方なく、XPをインストールして使っていた。そのうち、ブートキャンプで、ウィンドウズマシンとしての機能も試したくなり、
XPを別個にインストール。起動システムを切り替えてマックとウィンドウズと使いだすと、マック上でなにもXPを動かす必要はなくなり、削除してしまった。その後、マックを修理(アドミニストレーター機能の不具合)に出したとき、リカバリされて、ブートキャンプで組み込んだXPごとすべて消えて戻ってきた。

そんな経過のため、パラレルズよりも、いろいろなOSを組み込める機能が売りのVMware Fusionを使う事にした。どちらも、OSX上でウィンドウズを起動させることができるソフトで、評価はどちらも星4個で互角のようだ。値段も一万円ちょっととこちらも差はあまりない。



すでに、VMware社は、Windows/Linux版の仮想化ソフトとして長い歴史と確かな実績があるという。64ビット版OSもサポートし、ゲストOSで二個のCPUを使用する仮想マルチプロセッサー機能もある、という。

ダウンロード販売が安くて早いので、アクト2のサイトから、ダウンロードした。インターネットエクスプローラーの7.0でないと、通信教育の機能がフル活用できない、というので、当然XPしか今回は念頭になかった。

デスクトップ機にSP2版のXPをインストールしてしまったので、SP1版のXPしか手元にはない。しかたなく、それをインストールすることに。正式対応したマックでは、SP2以降のウィンドウズでないと、インストールできず、はじかれてしまうのでそのままにしてあった。FusionではきわめてイージーにSP1でもインストールできた。その後、SP2にアップグレードを行った。会社でもまだ、SP1のままの人もいるが、IE7はSP2以降でないとダメのようだ。

http://www.macwindows.com/emulator.html
には、いろいろなエミュレーターの簡単な解説がある。

むかしFusionというウィンドウズ上でMacの旧OSをエミュレートするソフトがあり、挑戦したことがあるが、MSDOSベースでいろいろ設定を書いたりしなくてはならず、私のウィンドウズ98では、完全動作させられなかった経緯がある。このソフトでMacから抜き出したROMはいまも健在で、BasiliskIIでも使用している。上のサイトでみたら、VMware Fusionとは、なんらかの関係があるのかと思ったが、直接の関連はないようだった。

ほかに、無料の(個人使用の場合)Virtual Boxというのがあるが、Leopardには未対応で、Tiger版のインテルMac用というので、考慮から除外。しかし、使用例ではVistaが動いていた。

さらに、値段はほぼ同じでCrossOver Macという製品が有り、ウィンドウズなしに、一部のウィンドウズソフトがちゃんと動作するというもの。Photoshopや一太郎、マイクロソフトの製品などは動くとされている。IE7については記載がなかったので、もう少し様子見ということにした。




インストールは、Windows on Mac パーフェクトガイドを参考にした。解説はどれもVista専用になっているので、少し違うが基本的な流れは同じ。この本を買ったのは、いずれVMwareを買うような予感があったのだが、Photoshopのライトもレパードに対応したり、買いたい候補がいろいろあり、先送りしていた。この本の発行は二月下旬となっていたが、二月の半ばには書店にあったような記憶がある。

付録のCDに納められている、ウインドウズおよびMac用の定番オンラインウエアにも釣られたのだが、忙しくてゆっくり見てもいない。

ウィンドウズの窓はいろいろな大きさに設定できる。フルスクリーンにも対応しており、元の窓に戻るにはカーソルを画面上部の縁に置くと、VMwareのメニューバーが表示されるので、プルダウンメニューでいろいろな操作や表示設定の変更ができる。

私が使用したのは、Ver1.1.1の最新版らしいが、メモリーの設定も自動でウィンドウズ領域は20GBでどうですか?というので、そのままOK。その領域のフォーマットをどれにするかで、NTFSとFAT32と選ぶのだが、Macから読み書きできるのは後者に限られるので、後者を選んだ。再起動なく、ウィンドウズが使用できるのは、やはり便利だ。昨年の時期にトライしたパラレルズは、まだ、ちょっと画面の動きが遅く、(当時はインテル版のタイガー)いかにもエミュレーターという感じがしたものだった。

今はLeopardの10.5.2となっていて、VMwareは10.4.9以降対応となっており、とてもエミュレーターとは思えない。重いウィンドウズ用ソフトを使用しないかぎり、ノートパソコンが2台になったような使い勝手が実現したような気がする。ウィンドウズのOSも、一年もたつと、問題なく認証された。昨年は、パラレルズで、失敗したり、結局ブートキャンプで、別モードでインストールしたので、認証は自動で行かず、電話で事情を話して、ようやく手動で認証番号を、言われたとおり入力して認証された。

また、ブートキャンプでウィンドウズを起動すると、AirMacが作動せず、LANが有線でないと機能しない不便さがある。無線用 LAN CARDもあるのだが、MacBookには余分なスロットなどない。ルーターは、無線対応となっており、以前はそのカードで無線でインターネットをしていた。MacBookは、ウィンドウズ用の無線LAN
を自動認識。別売のAirMacも買う必要がない。

ブートキャンプでは、ウィンドウズでも画面上についているカメラ機能もonとなっていて、うっかり自分の顔が画面に出たりすると一瞬ぎょっとしたりしたが、^^);、VMwareでは、さすがにその機能はoffとなっていた。

あと、幾つかインストールしたいソフトがあるが、テスト用で、もっとはやいデスクトップウィンドウズがあるのでそちらで一応十分だ。




なかのひと

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