日曜日, 3月 23, 2008



サン自動車製のエコボックスを取り付けて、試験走行をしてみて、効果があることがわかった。しかし、いちばん肝心な通常の通勤燃費のほうはというと、差があるのかないのか不明な結果に終わった。一週間ほど毎日乗らねばわからないし、そうこうしていると、悪燃費の原因追求すら分からなくなる。要するに、アクセルをつい開けてしまうことが多いと予想より悪燃費ということになる。

エコボックスの特徴は、バイクでいうと低速側にはっきりした効き目が体感される。それは4気筒バイクなのに、まるで2気筒車に乗ったような感覚であった。時速70キロぐらいまでは気分良く、低速トルクを感じながら走れる。しかし、それ以上はとなると、振動も出てきたりして、
効き目は不明。

通勤燃費への影響ははっきりしなかったため、今度はロケットパワーにんじん君ツインGTをもう一度試す。高速道路は未テストだったし、初回は、アクセルを開ければ開けるほど調子がよくなる性格のため、初回燃費は期待を裏切った。しかし、反省してみると、アクセルレスポンスを楽しんでしまったためとも考えられる。そこで、エコボックスと同様のテスト走行を試す。これで駄目ならもう無駄な努力もやめようかと。ついいでながら、にんじん君には、悪燃費追放マニュアルもついてくる。これを読むと、何も燃費向上グッズは必ずしも必要ないんでは!?と思うほどであり、返品前にもういちど冷静に考え直させる効果もありはしないか?と思った。



前回の写真同様に取り付ける。ボディがプロトタイプのため少し大きく、うまく設置しないとシートに当たるが、幸いビッグ1だけあって、干渉しない位置に収まった。下に、通常の点火コントロールボックスがバッテリー上に、ゴムの緩衝帯をつけて収まる。もちろん、車用に使用しても問題なく、説明図では、バッテリー側面や上部に貼り付けた使用例が載っている。

しかし、バッテリーは消耗品で、粘着面が一度はがすと効力が激減するし、バイクではそんなスペースもない。そこで、写真のように設置した。ツインパワーは、設置面の制限は無く、エコボックスとは違う。エコボックスは水平設置を強調している。しかも、4輪専用と但し書き。


サイドカバーを撮ったら、エコボックスの緑色のケーブルも一部映っていた。ツインパワーGTのほうがケーブルが細く、バイク内では取り回しが楽。後は効果だけ。

そこで、同じコースを二度走ってみた。一回目は、会社から自宅への通勤を含む。そこで、平均通勤燃費から、ガソリン量を推定してその分を考慮した燃費は、コールドスタートで15.6キロ。エコボックスと同等だ。帰りはホットスタートで、15.9以上とでた。要するにアクセルワークに依存すると改めて納得。

満タンは、必ずセルフを利用し、最初はメインスタンドを立てて満タンとしていたが、コンクリート面が平らでないところもあり、不正確となりがちなので、またがって水平(垂直)に保ちながら給油。しかし、前回と同じかどうか、なかなか難しいことを痛感。それでも、一般スタンドよりは信頼性は高いだろうと思うが、難しいですよ。

16以上は出したい、と思うのは上述の数値を見れば、人情というものであろう。
今度は、2キロほど満タンから自宅へ帰り翌日、コールドスタート。コースはほぼ同じ。そこで、15.8と出た。二回目は、少し上りになっていることが分かった。昨日、帰りのコースが良かったのはそのせいもあるかもしれない。帰りのコースではCB1300の最終型を国道で抜いたりもした。

にんじん君はエコボックスとも違い、回転に応じてパワーが出るタイプ。それで、低速では効かないと早合点していたのだが、・・・。しかし、ある程度スピードが乗ると思った以上に速度が伸びる。しかも振動もでず、静かである。音も無く近づき、抜くと同行していたCB400が驚いて振り向いた。高速燃費は未計測だが、高速はいいだろうな、と思った。これでは昔いわれた黒い忍者BMWなみか!?

さて、その若干下り気味の帰り、下りの部分は1/3もないのだが、また満タン法でテスト。走行距離から消費量が確実に読める。そして、若干多めに給油もした感じだが、^^);予想通りホットスタートもあり、16.2を超える値を得た。この辺だったかなと思う位置で止めたら16.4~16.5という値もありえる。!!はっは。

高速も走ったが、どんどん気が付かないうちにスピードが出る。以前はスピードを上げようとアクセルをぐっと開ける、という展開だったが、開けているのかどうかわからなくとも、のぼりで110キロのまま、安定走行。肝心の燃費は降りてすぐ計測しようにも、地方にはセルフが少なく不明。自宅近くのセルフまできたら、途中大渋滞やらで、予想より悪く、がっくり。しかし、以前の最悪よりも0.5ほどは良かった。これが最低なら、全体として燃費はあがっているようだし、これでは返品もできない。もっとも、走行感覚もいいので、その気もなくなったのだが。

ライトの明るさも、エコボックスよりもやはり若干明るいようで、燃費結果はそれを裏付けた感じ。夜のウィンカーのパイロットランプの明るさは、まさに眼を射る感じで、多分交流として流れている余分な電気が抑制され、スパーグプラグへの電流が増えているのだろう。

そうすると、また、プラグコードに通すスパーグ強化グッズ、「ミラクルパワーMC」というのを試したくもなる。株式会社ルートシックス発売で、少し遠いレッドバロン埼玉北店で受け付けているという。


なかのひと

2 件のコメント:

sho さんのコメント...

こんばんは~♪

最近、本当に暖かくなりましたねぇ。
少し暗くなっても寒くない。バイク乗りにはいい季節の到来ですね。

当方、本日、中古で入手したリンクロッドを取り付けてもらいました。
これでやっとまともな走りができるようになりました(^^ゞ

大兄ご指摘のとおり、ダブルプロリンクなどといった複雑な機構のために故障しやすくなっている面もあろうかと思いますね。物事は単純明快が一番ということでしょう。不具合があっても解決が容易ですしね。

燃費向上グッズは結構効果が出ているようですね。燃費は同じ道でも渋滞やアクセルの煽り具合などでも変化するのでなかなか比較は難しいのでしょうが、電装系が見て分かるほど明るくなっているのであれば、電気効率がよくなっているのは明らかでしょう。それだけ燃焼効率の向上も期待できるというわけですね。

これからますますいい季節になり、乗車頻度も高まると思います。いろいろなレポートなどを楽しみにしていますね(^^)

nature さんのコメント...

こんばんわ、コメント感謝です。確かに暖かいですね。今日当たりどこもコブシだかマンサクだか出揃った感じですね。

プロリンクは、いろいろな形式があるようですが、乗り心地には良い影響を与えるようですね。どちらを選択するかは、設計者にしてもライダーにしても悩ましい選択になりますね。

シートを交換しましたら、適度の硬さで、体重移動の際、どこにでも尻を押し付けても、今のところいい感じ。ただ乗り心地は少々、・・・。

sho様の以前のレポートを見直したら、平均燃費15.7と出ておりましたね。渋滞では14.xとか。やはり、あんまり燃費を気にしない時代の影響もあるんでしょうね。

今や、6%のCO2排出削減などと言われていますが、バイクでも6%燃費を向上させるのは、凄く大変なことがよくわかった一週間でした。