火曜日, 12月 23, 2008



昨夜の雨の上がりは、当初の予報より少し遅れたようだったが、快晴に近い朝を迎えた。しかし、予報通りというか、気温は最高9度とか10度ということで、朝はけっこう冷えて、出かけるのにも覚悟が要る。車で帰ったので、それを返しに会社に向かうが、ワイパーが故障したかと思ったら、しっかりと凍りついていた。雨滴だらけのバイクを拭いて、午前9時頃スタートして秩父方面へ。体が痩せたからか(実はあまり痩せてはいないのだが、鏡に写すとそういう錯覚に捕われる)、襟首あたりから冷気というより寒気が入り込み、胸元を通り腹にあたって、そこで左右にわかれ、腰上あたりの背中に回るのが、今日ははっきりしている。そのため、あまりスピードをだせない。

17号を北上し、ヤマハオートセンター埼玉北あたりで暖をとろうと寄ってみたが、あいにくこの時間帯では開店まもない時期で客はちらほら、音を聞きつけた見慣れぬ店員とも目があってしまい、立ち寄りを断念。本庄方面へと向かうが、旧岡部あたりは、あきらかに冷気がちがい、手袋の手の甲側も氷をのせたように感じ出したので、もう帰ろうとバイパス合流点でUターン。深谷市街までくると、日が昇ってきたせいもあるが、寒さもやわらぎ、また、140号で
秩父方面へ右折してしまった。今度は背中に朝日をあびて、ゆっくり進む。途中で牛丼店により腹ごしらえ。豚丼と牛丼を食べ比べてみたが、あまり違いは感じない。牛丼のほうがちょっと味にコクがあるかな、という程度。しかい、お客はみな牛丼の大盛りを注文していた時間帯だった。さすがに久々の満腹。この寒さでは、たまにはいいだろうと走り出す。


秩父鉄道の樋口駅の手前で、140号のすぐ下に鉄道があり、その鉄道のすぐ下が荒川という場所がある。そこでは、秩父方向へ行くとき、ガードレール下が絶壁で鉄道が丸見えで、少々怖く、白線とガードレールとの間にも無駄なゆとりがない。今日は、140号の右側も落石防止の金属ネットのあるがけだが、その上に国道に平行して狭い道があるのを思い出し、そこへ立ち寄ってみた。入り口は車が止めておけるほどゆとりがあるが、中は通学路とあり、舗装はされているものの、遊歩道然としているので、バイクを降りて歩いた。そこで、寄居方面、秩父方面(樋口駅)の写真を撮ったが、日差しはやわらかいもののまだ寒い。

大野原で左折して、定峰峠へと向かう。国道を離れるとやはり頬を寒気が伝い、かなり寒い。しかし、まさか凍結はないだろうと進むが、塩化カルシウムをまいた跡が歴然としていて、橋の上などあまりいい気持ちはしない。しかし、さすがに通行量が少ないので、マイペースですすめるのはありがたかった。

道は上はほぼ乾いたところはない状態で、凍結防止剤の結晶がキラキラとあちこちで光っている。中ほどまで行って、路肩のスギの落葉に雪が残っているのがあちこちで出現した。昨夜の雨はこのあたりまでは降雪、みぞれ状態であったのだろう。それにしても改めてスギ林ばかりだと思う。昔から、尾マツ・谷スギ・中ヒノキとかいわれ、いちばん乾燥した尾根筋は、主としてアカマツなどが優占し、湿地をこのむスギが谷や沢筋に、ヒノキは両者の中間地帯にということだといわれている。そのことを久々に思い出した。いつもの休憩地点で上をみあげたら、やはりアカマツが茂っていた。いくら待っていても、今日のところバイク集団がとおりかかる気配はほとんどないようで、峠の茶屋を目指す。

対抗車両はたったの3台だった。凍っているところはなく、きょうは、このまま峠を飯能方面までいこうかなどと考えて峠の茶屋へ行く。ハーレー2台と、国産ビッグバイク一台が止まっていて、眺望のいい場所で、立ち話をしている。茶屋には、数名の先客がいたが、その方たちは車客だった。しかし、話の途中で、寄居まではどのくらいかかりますか、と聞かれた一人が
しばらく考えた後、四時間ぐらいですかね〜、と言うのを聞いてビックリ。車なら30分〜45分と思っていたので。
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BC%B7%CA%F6%BD%C4%C1%F6

先を急ぎますので、と出ていった客の後で聞いたら、春先に東武鉄道主催で行われる七峰縦走というかなりハードな山岳路ハイキングの予行として、徒歩でペース配分を予行演習中だったのだという。私も、この春、この催しをしり、申し込む手はずだったのだが、3月下旬でも仕事がことしはかなり忙しかったので、多分無理と判断し、絞め切り直前に断念したのだった。時間内に完全走破(ふつうのハイキングペースでは失格らしい)すると、記念帽子などがもらえる、という。途中、落後者のために、バス停までの案内も豊富らしく、無理をしないようにも配慮されているというところまでは知っていたが、こうして予行演習する人がいるとは想像すらできなかった。30代中ごろの方のようだったが。しかもこの茶屋も中継点のひとつだった、とは。全行程はフルマラソンと同じ42.195キロで、この茶屋はそのほぼ中間点だという。だとすると、20キロ以上の山道を4時間で歩く計算だ。

私のお目当ては、ここではみそおでんと甘酒。腹は先ほど済ませて一杯だが、これくらいなら、問題なく入る。先客との会話で、ここのおかみさんも昭和8年生まれだという。後期高齢者ですか、と聞かれて応えていたのだった。来年からは昭和9年生まれが後期高齢者にはいるんだとか。ほかの客たちは、昼時なので、みな山菜そばなどを注文していた。

昨夜の雪で、今日は閉店かと思ったと店主。しかし登ってこられたので開いているという。ご主人が亡くなってから、通いに変更した、という。奥に母屋らしき家屋が二棟あるが、今は無人なのかと。昔の峠のにぎわいをたどると、うそのような現実だった。冬の日は短いので、午後一時には私も出発。もうちょっと、よもやま話をしたかったのだけれど。ここの娘さんかお手伝いさんも美人で、親戚の母娘に似ているなと、改めて思った。何度もあっているが、おばあさんの方は、私の素性は忘れてしまっている。それでいいのだとあえて名乗らなかった。

そこを出ると、雪道試用の車以外は通行止めとなっていた。多寡をくくっていったら、20メートルほど高さがあがっただけで、道はぜんめん雪景色。さらにすすむとロクに轍もなく、雪の下は凍っていそうにみえたので、仕方なくUターンして峠をまたもと来た道を降りた。東秩父へ降りる道もあるのだが、そちらの路面状態が不安なので、凍っていなかった今来た道が安全と
何の苦もなくゆっくりバイクを転がして降りた。オフロード車だったら、チャレンジできたかもしれない、と思った。昔は、スパイクを打った後輪用オフロードタイヤもあったっけ。
オフロード車とオンロード車との両方を所有されているカネゴンさんなら、チャレンジされただろうか!?。茶屋の入り口の寒暖計は摂氏5度だった。

ところで、新点火システムに切り替えた直後に、会社へ帰る途中、また変な症状が再発していた。走行中はもちろん気づかないのだが、信号待ちなどでアイドリング中、一瞬だけライトなどには変化はないが、爆発がとまり、タコメーターの針が1000から800あたりまで落ちたと思うと回復するという現象で、前は、ローギヤーのまま握っているクラッチを無意識につい緩めていたのかな〜などと漠然と考えていた。

しかし、点火系を一新してもまたはっきりと出た。店主に相談しても首をひねるばかり。もちろん、エンストもないし、走行には問題ないので、秩父までも行ったのだったが。ところが、思い掛けないことで、あることをしたら、今のところ再発はないようである。

深谷で行く途中に満タン時に燃費を計ったら、13.7から11.5に落ちていた。これは、何かおかしい、と思うのが普通だろう。やはりにんじん君にばらつきがあるのか?いろいろと不明点がある。この製品の保証期間は丸一年。あと2ヶ月で期限がきれる。それで、満タンのあと、少し走ったところで、適当な空き地でにんじん君を外した。はずして走ったときは13.1キロだったが、旧点火システム。

以前は外すとやはりパワーダウンの感は否めなかったのだが、今回はそういう感じはまるでない。トルクがフラットな感じが強調されて出ているようで、1500あたりでは以前より力があるかのようで、その点新点火系はやはり新品なりの効果があるようだった。しかし、例の瞬間的な点火の中断はやはり起きた。販売店から帰る途中でも初めて新点火系でも起こると自覚したときは、やはりにんじん君あつけていなかった。それで、しばらく走ってみて、時々止まるときにレギュレーターあたりからも音がすることがあり、レギュレーターかどうかは不明だが、こういう現象が起き出した時点をたどると、どうも完璧と思えたシリンダーヘッドアースを着けた時期あたりと一致するような感じに思いいたったので、即座にこれも外してまったくのノーマル仕様に戻した。点火系が不調ゆえにいろいろと小細工を施していたのだと思えば、一新したからにはそうした小細工は本来無用なはずだからだ。メーカーが多くの開発時間をかけてセットしたシステムは、あまり手を加える余地も少ないだろう、ということもいろいろ試した結果、わかってきたことだった。

まだ、調子がどんどん変わる時期でなんともいえないが、不思議な現象は、以後おきていないようである。帰り着く頃は、またすべて外してノーマルに戻したときとも感じは変わってきている。それを言い出したらきりがない。ただ、にんじん君を外しての峠の登りは、大変スムーズで気持ちがよかった。


なかのひと

5 件のコメント:

sho さんのコメント...

こんばんは~。

昨日は秩父へ行かれたんですね。
当方はいつもの奥多摩でしたが、やはりすごく寒かったです。グローブの中で手が凍りそうに冷たくなり、休憩時にエンジンに手をかざすととっても気持ち良かったです♪

ところで豚丼と牛丼を一度に注文したんですか!?これもびっくり。かつて長瀞でかき氷を2杯注文されたのを思い出しましたよ(^^;

冬の山道はやはり凍結が心配ですね。去年、福岡からの帰りに足柄インターで出会ったZZR1400の方から、箱根ターンパイクで凍結路に足を取られて転倒してしまったという話を聞いたのを思い出しました。凍結は怖いですね。

レギュレーターの話題も出ていましたが、CB1300の記事を読んでいると、この機種に限ったことかどうか分かりませんが、レギュレーターの不調は有名のようです。2万キロぐらいでダメになったというのもザラみたいです。現象としては、バッテリー上がり、エンストなど。
私のCBは、中古で購入してすでに2万3千キロ走っていますが、今のところバッテリー上がりなどは皆無で快調です。前のオーナーが交換した直後だったのかもしれませんが…。
ツーリング途中の遠方で突然エンストだけは勘弁してほしいところです(^^ゞ

nature さんのコメント...

sho様、こんばんわ。毎度、いろいろと情報や感想をいただき、感謝しております。

サービス券三枚で牛丼一杯プレゼントというので、いつもあまり差がないと思っていた両者の食べ比べをしました。だれかさんが、きっと突っ込みを入れるなだろうな〜という予感も、正直いってありました。ところが、券をまちがえて4枚渡したらしく、もう一杯の筈が、おじゃんとなりました。

100円足して大盛りも受け付けてくれませんね。あくまで、並だけという設定のようでした。

冬山で、ちょっと登るとガラリと雪景色というのにもビックリ。あまり植生が豊富でないところで、矮林や雑木だけでは、いっそう冷えるのだと思います。スギの美林は、やはり環境にもやさしいようです。

ヘッドアースを外したら、変な症状は消えました。今のところ。また、ノーマルだけでは、パワー不足は、歴然と感じるので、またにんじん君を着けました。秩父で外すとき、赤の端子を外したとき、端子の先端がボディーに触れたとき、パチッとスパークが出ましたので、機能しているようです。

アースなしで、にんじん君だけですが、あらためて、過去最高といってもいい効果を感じています。明るく、1000回転近くでも、スパークが確かな感じ、大変いいです。にんじん君は、点火時期などは関係ないようで、要するにバッテリー補助器とか、強化剤的役割のようです。きょう、ノーアースで着けてみて改めて感じました。

スイッチを切るときの音も外車のように大きく歯切れがいいですね。

匿名 さんのコメント...

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匿名 さんのコメント...

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