日曜日, 12月 28, 2008



ある日、線路脇に仕事で入ったら列車が通過するたびにコンクリート製の枕木が上下し、周囲の砕石が枕木とこすれて白く粉をふいている光景に出会った。それをみて、モータロイもこんな感じでタンク内で、こすれてガソリン中に溶け、シリンダー内に運ばれているんだな~、としみじみ。最近は、ロングレールが多く、脇にいてもかなり騒音は静かになってきたので、乗り物好きの私も、今なら線路脇の家も悪くはないかもしれない、などと引越し願望にとらわれたりもした。

昔は枕木は木製が多く、日本ではクリをはじめ広葉樹材が主体であったが、最近は北米あたりからと思われる輸入針葉樹材もある。ポイントの切り替え部あたりは、コンクリート製では対応できず、長さも倍以上、縦・横もかなり幅広の材が使われたりしている。運搬も楽で加工も容易なので、使用され続けるのだろう。イギリスでも、コンクリート製だったが、針葉樹もやはり使われているそうで、railway sleeper となっていた。材は、ヨーロッパアカマツらしい。ユーラシア大陸に広く分布しているポピュラーな樹種で、地域や立地で、いろいろなタイプがあるようだが、キュー植物園で見たものは、日本に植えられたら区別が素人にはつきかねるほど、の樹皮の地肌だった。

さて、話が脱線してしまったが、自作モータロイを投入後、5000キロ走行を経て、エンジンはスムーズになってきたとはいえ、燃費改善効果は遅遅として顕著にならない。それで、業を煮やし、タンク内から除去しようと何度も考え、トライもしてみた。普通だったら、タンクを外し、ひっくり返せば取り出せるのだろうが、このタイプのビッグ1では、ボディ側から、フューエルタンク下のガソリンコックに、ワイヤーが2本ついていて、そのワイヤー操作で、リザーブと通常のガソリン切り替え弁を操作しているので、ボディー側のノブのセットも外さねばならない。そのため、タンクをフリーにしても、ボディー左側に捻ってなんとか180回転させるのがやっとで、振って落とそうとしても、タンクキャップ部が筒のようにタンク内に突き出ているので、どうやっても口付近にまで来ていても出てこない。さんざんトライしてあきらめた。

また、つり用の手網を買ってきて、細長く変形させ、すくいとろうともしたが、これもタンクが大型で、キャップの部分が狭くかつ長いため、自由度があまりなく下でじゃらつかせただけで、あっさり撤退。以前はタンクが小さく(オフロード)、アイスクリーム用のスプーンを棒の先につけて、覗きながらすくい上げたが、このタンクにはちょっと無理でないにしても、かなりの根気と熟練が要りそうで、諦めた。幸い、そうこうしているうちに徐々にではあるが、害は特に無さそうなので、そのうちいくらかでも燃費改善効果が出ることを期待している。

何しろ、つり用の錘をタンクに投げ込んでみた人もいるくらい。少し燃費改善はあった、という。鉛含量1/3では、ちょっと鉛分が多いのかもしれない。勝手な推測だが、鉛量はせめて今の半分ぐらいは落とす必要があるのかもしれない、と思っている。しかし、音はかなり静かになり、早朝の暖機もあまり気が引けなくなって来た。

先日、にんじん君についてきた燃費改善ブックというPDFファイルを眺めていたら、燃焼効率というのがあり、4輪を基本に解説しているが、もちろん2輪にも通用するはずで、低回転でアクセルを開け気味にして走るより、もう千回転ほど回転をあげて、アクセル開度を減らしてスムーズに走ったほうが、燃焼効率があがって、低燃費につながる、という意味のことがオートマ車中心の解説として出ていた。

それで、あっと思った。マイクロロンの時とちがい、自作モータロイは、あまりアクセルをあけないでも回転はあがりやすい特性がある、とは思っていた。いままでは、マイクロロンとおなじ走法で、回転をあげずアクセルを絞りトップで静かにはしる、走行を主体としていた。最初は良かったが、投入後キロ数が伸びるとそれではギクシャクして燃費が落ちた。それで、にんじん君を外したり、ミラクルパワーをはずしたり、ゴツゴツ感の解消に試行錯誤していたものだった。

そうか、そういう走りもあったんだった、と初めて気がついた。それで、2000を中心とした走りをもうわずか500回転ほどアップさせる走りを主体に切り替えてみようと。具体的には、トップ60キロで走っていたところを4速の60前後で走るだけのことなので、造作はないが、走って見て驚いた。エンジン回転にはずみがついたようによくエンジンが静かに回るようになり、静かでパワフルで、したがって快適で、ますます遠くへ行きたくなる、といううれしい困りごととなって返ってきている。

たしかに、今度の新しい点火系は、回転があがりやすいように感じていたが、自作モータロイの効果も出てきたのだろう。温まると、ローギアで交差点を一気に静かに駆け抜けてしまうダッシュにも驚いた。もともとローギアで時速100キロあたりまで行ってしまうエンジン特性なので、ショートストロークとあいまって、回してなんぼのエンジンだったことにようやく気づきました。

しかも、今はにんじん君も、ミラクルパワーもはずしています。そのほうがスムーズなことは前からわかっていましたが、今回、にんじん君も頻度はかなり低いが、アイドリング時、一瞬爆発が止まったようになる現象が、時たま出たので、迷いなく外しました。外した直後はパワーダウン感は否めなかったが、一日もたってしまうと、返って低速トルクが増したような感じで、スムーズに回転が伸びあがる特性になんの不満もない。

ライトの明かりは、にんじん君プラスミラクルパワーが一番明るいように感じたが、ミラクルパワーを取り去ると、え、こんなにと思うほど暗く感じた。それで、にんじん君を外すと、かえって明るく感じるほど。にんじん君の調子には、波があるのかも知れない。たいへん明るく感じるときと、暗く感じるときと。買った直後もそういうことはあったことを思い出した。
それで、ノーマルにまた、ミラクルパワーを試そうかなどと思っていたが、目下中止して、
ノーマルプラス自作モータロイ効果!?だけで、様子見のところである。年内に結論が出るといいのだが、・・・。あまり回さないで2000回転以下で走ってばかりいれば、カーボン堆積も
やむをえなかったのかもしれない、と反省中。

なお、自作モータロイ投入後、定置燃費コースをホットスタートで走行した燃費実績は以下の通り。
15、15.3、15.7、17.0、17.0、14.8、17.15、14.8、15.24、14.8、13.7、14.2であった。最初の方は、マイクロロンの影響もあったのでは!?とおもって、自作モータロイを止めようとなったわけだが、・・・・。


なかのひと

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

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匿名 さんのコメント...

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匿名 さんのコメント...

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匿名 さんのコメント...

icicle25800