水曜日, 12月 03, 2008

モータロイもどきの本領発揮!?

さて、秩父帰りの最中、かなり調子がよく好燃費を、少なくとも最近よりも良いことを期待していたが、ぱっとしなかった。マイクロロン使用時は、真ん中2個のミラクルパワーを外しただけで、かなり燃費が上昇したのだが、・・・・。

再び暗中模索が始まる。これといった解決策は出尽くした感があり、やはり手製モータロイはタンクから取り出して、再びマイクロロンに戻るのが手っ取り早いか?という疑念がしきりに脳裏を去来するようになった。そのための手順や用意する道具などもあれこれ頭に浮かぶ。

しかし、夕食を済ますと、その前にだめもとでもっと試行してみて、どうしても除去しないとだめだ、ということを確認したほうがよい、という結論になった。

いままで、にんじん君、ミラクルパワー、シリンダーヘッドアースと、どのプラグも3段重ねの、燃費向上を促進すると思われるグッズを付けていて、さらなるモータロイもどき。

モータロイとテフロン系の摩擦減少の動作原理は、結局は似ているようだが、使用感はかなりちがう。そして、4000キロ近く使用しても、これだといった感じが今一であり、ミラクルパワーを2個取り外した限りでは少し促進効果が体感的にではあるがしてきた。

こうなると、試すことはいままで追加してきた電気系のグッズを取り外して見る意外に手は無い。シリンダーヘッドアースはケーブル作成を吟味して行った結果かなり信頼性を勝ち得たので、当面にんじん君を外して見ることに。そうときまると、おちおち寝てもいられない。

丑満を少し過ぎた頃起きだし、まず近所の街灯の下でにんじん君をそっと外す。いままで、何回これを付けたり外したり、アースも付けたり外したり試したことか!。そのため、すぐ付けたり外したりできるように、端子を改良してある。手をほとんど汚さず外す。それから、人家から離れたところで、にんじん君なしで始動。あっさりとかかり、にんじん君除去の影響は、まずその差を感じない。これで好結果が得られるなどという期待は、ほとんどないが、残された手段を講じないでモータロイもどきを捨て去るわけにもいかない。

ちょっと暖機を行うと、エンジン音が少し丸みを帯びているように感じる。初秋の明け方近いので、さすがに高速へ入る気は起こらず、下の道を静かに走る。10キロほど走り、エンジンが暖まっても昼間と調子が違い、回転が何といったらよいか、4サイクルから2サイクルに変わったような柔らかさというか、4サイクル特有の爆発パルス的な脈動は少なく、どこで爆発しているのか分からないような感覚である。しかし、パワー不足は感じない。ではいったいにんじん君は何だったのかとも思う。そこで、1番目のプラグについているミラクルパワーだけを残し、4番プラグについていたものも外す。明るさは、少し暗く感じるが、光の質の違いもあるような感じだ。

そして50キロ以上走って燃費を見ると昼間と変わらない。しかたなく、モータロイは取り去ることにして、帰る途中だけでも定地燃費だけはデータを取るつもりで帰ることに。かなり寒く、スタンド内のコンビニで体を暖め、近くの吉野家で体を暖める。新聞配達員が持ち帰りの牛丼を持って帰っていく。ほかにも家族ぶんらしく数食の持ち帰り客もいた。

そこで気を取り直し帰路につく。少し冷めたせいか静かにエンジンが回る。飛ばさず、いつもの要領で帰る。荒川を超える橋の長いランプも勢いよく駆け上がる。以前は、このランプもアクセルを絞って上がったりと色々努力をしたことを思い出すが、今は燃費よりも早く暖かいところに帰り着きたい気持ちでいっぱいで、ついついスピードを上げてしまう。

わたり切ると、すぐ国道17号で、数少ない車両も飛ばしているので、もう燃費テストよりも調子に任せて飛ばす。この頃から、昼間の帰路で感じた調子の良さを感じ出す。アクセルをセカンドで2500回転位に保つように絞っていても、どんどん加速して3500〜4000以上軽く回り出す。アクセルをしぼっているので、最初の加速はもたつき気味で、後ろに迫る4輪がすぐに抜き去ろうとするが、アクセル固定でも回転が吹け上がっていくので、逆に先を行けるを楽しんでいるうちにいつものテスト終了スタンドへ。

期待しつつも燃費を見たら、最高時より300ccほど余計に食っていたが、昼間や、行きの燃費よりもはるかによい。その時はあまり深く考えず、暖をとるため会社に戻りストーブで温まった。夕方、アクセルを絞っていても回転があがるのを生かすように走ると、かなり調子よく回ることに気づき、意識して試していると、どんどん調子が出てきて、マイクロロンでは感じることができなかったスムーズ過ぎる回転上昇を感じ出して、調子にのってかなり回すことを楽しんでしまった。

アクセルを開けないでもスピードがあがることは、はっきりと感じる。これがモータロイの本来の燃費改善効果だろうと、昔2サイクルバイクで感じたことを思い出した。にんじん君を取り去ることで、急に燃焼特性が変わり、それが調子を保っている原因と思った。すると、今まで、効果が出るのが遅い、と感じていたのは、テフロン系で調子がよいと思っていたグッズ類をそのまま、モータロイ系でも通用すると思い込んでいたいたせいなのか、おそらくそうであろうと。やはり試して良かった、と急にモータロイもどきを除去しようなどという考えはとっくに消えてしまった。

急激な変化で、まだ燃費も計っていないが、慣らしが必要だと思う。翌日は前の日の夕方急に回しすぎたので、エンジン音が、カワサキのマッハIIIのエンジン音のような、4サイクルとは思えないような音を出している。ピストンが踊っているような、シリンダ壁をビシバシ叩いているような音で、静かに走るように心がけていると、少しは収まったが、まだだいぶ残っている。当分回しすぎは控えて慣らし運転をしようと思うが、暖まると、回転上昇が軽やかで、250cc2サイクル2気筒のような加速感だ。

モータロイもどきを入れてから、高速で振動がでたり、燃費が一般路より落ちたりしたのは、燃焼特性とモータロイもどきとの相性が悪かったのだろう。ハーレーでも、何台かのバイクで合計数百万キロもの走行テストを繰り返している、と聞く。するとノーマルの火花特性が結局のところ、トータルな意味で最適だろうと思う。モータロイ系は、よりシリンダー壁とピストンの相性を重視した摩擦低下剤のような気がするので、ノーマルの点火系にちかい燃焼特性に戻して調子を取り戻したエンジンは、アイドリング音も以前と違い、遠くからでも響きが排気量を主張しているような音がする。

空吹かししても吹けあがりがスムーズで、今までのワンテンポ時間を置いてから吹けるのと違う感じがしている。

なかのひと

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