自作モータロイの調子が悪く、これ単独では毒にも薬にもならないので、これをいったん取り外し、スズ中心のスズモータロイに切り替えようと計画中である。
一度タンクを外し、口を逆さまにして中味を取り出そうとしたとき、燃料コック連動のワイヤを捩じったのが原因かどうか知らないが、ワイヤーが大変固くなり、リザーブにしていないので、給油したら22.8Lも燃料が入る、という事態まで起こったので、燃料コックを交換予定だ。ただ、ワイヤーは欠品で、作ってくれるまで2週間ほどかかるというので、交換は月末になる予定だ。そのとき、バイク屋さんに中の自作ロイを除去する依頼もしておいた。バイク屋さんも時間はかかるはずだがやってみます、と了承してもらった。
そうなると、今の鉛含量が多いものから、純スズ系の自作ロイを入れるか、やめてマイクロロンに戻るか、判断がむずかしい。最初マイクロロンは燃費改選に、ホンダバイクには聞かない、などという説もあり、自分でもそう思った。しかし、火花向上装置を付けていたら、リッター17キロ近くまで行くことは、けっこうあったから、やはり効果はある、と言っていいだろう。
その後、念願の17キロオーバーは自作モータロイで達成したが、まもなく低下。そして、何の効果もなくなった。どうも、鉛成分が後からじわじわ効いてきて、回転が重くなるようだ。それで、スズだけを追加したところ、改良の兆しがでるものの、最終的は、鉛成分が時間の経過とともに、スズ効果を消去してしまうようだ。それで、完全に旧自作ロイ(要するに、市販ハンダ)を一度ゼロにして、再挑戦しようというわけだ。ただ、鉛分は定着効果が大きいようで、ゼロにしてしまうと果たしてどうか?という疑問も残る。鉛分5%程度のハンダならOKかも知れないが。鉛フリーハンダもいいかと思ったが、1%前後の他の金属成分も2,3種類入っているようで、所詮ハンダなので、純スズが入手できないなら、5%鉛ハンダがお勧めかも知れない。
しかし、まだ部品が来ないので、またちょっとオイル添加剤について、検索した。
http://www.nandemo-best10.com/f_car-oil-add/
すると、買ってよかった自動車用エンジンオイル添加剤は?
というサイトが真っ先に目に入った。
そこでの一位の商品は、セラミックパワー・リキッドというもので、これはモータロイ効果でリッター20キロ以上を目指す、というカワサキ900氏のサイトでも、絶賛されていたものだ。(実は勘違いだったが、後述)
少々高いが、メーカーの宣伝では、10万キロは持続するという。バイク用と言うのもあり、6000回転で最高の性能を発揮するよう作られたものもあるようだ。通常は1500cc用の3000回転で効果が最高となるよう設計されたものが一般用となっている。
それにしても、添加剤はかくもたくさんあるのか!?と改めて驚いた。しかも、マイクロロンは、末位に近いどころか最下位の26位というのにも驚いた。満足度は30%にも満たない。一位の83%というのとはダンチの差だ。
これで、思わず私も引いてしまった。要するに、オイル添加系のグッズは、これというものが
特になく、使い方(乗り方、バイク、履歴)次第ということとしか思えない。
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/macchann/hiroshi/f4c2.html
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/macchann/
テフロンの摩擦係数は低く、0.04などという数字が並んでいる。スズの場合、神戸製鋼技法のVol.50 No.2 27には、0.26〜0.35という数字が出ていて、スズの層が厚いほうが数字が大きい。これを見て、少なめの投入のほうが良いのでは!?と思わず思ってしまった。この値はスピンドル油の値とはぼ同じである。
後は、単に摩擦係数だけでなく、昔スズメッキしたピストンやシリンダーの例を聞いたことがあるが、擦動部の親和性向上と言う面が考えられ、単独の数字だけで判断ができない。
http://www.fan.hi-ho.ne.jp/t-mura/seibi1.htm#nenpi
では、セラミックパワーではなく、メタザイラーという製品でした。記憶では勘違いしておりました。これはそれでも15位に入っている。店頭でよく見かけるスミコーのモリスピードは上位7位に食い込んでいた。しかし、これらの中から、どれか一つを選ぶとなると、頭が痛い。
今の状態では、日増しに鉛分による悪影響が出てきている気配なので、店頭で一缶1000円ちょっとのモリミルクという添加剤を衝動的に選んでしまった。修理までのつなぎのつもりで深く考えず、原状回復になるならなんでもということで使用してみたら、意外に良かった。
アイドリングを以前より高めにセッティングしてあるので、ローギヤへシフトするときのショックが大きかったのが、ショックが少なく、大変軽くスットンといった感じではいるし、
アクセルを開けなくとも吹け上がりが軽く、鉛の抵抗と思われたエンジン回転の粘りがほとんど感じられない。そうすると、燃費がよかった当時の走行感覚に極めて近いフィーリングが蘇って来た。それで、もう決めてしまって予約した後だが、これなら、単にオイル交換時に一本足すだけで、苦労して鉛の多い自作ロイを取り出さなくても良かったかもとさえ思った。
それで、ロクにメーカーや成分のディテールを見ないで入れてしまったので、捨てたカンに記載してある事項を確認する気になって、空き缶専用のゴミ入れをあさってみたが、すでに分別回収で出してしまった後で、コーヒー缶ぐらいしか見つけられなかった。
http://ameblo.jp/gogoganchi/archive1-200506.html
とか
http://same.ula.cc/test/r.so/yy46.60.kg/kakikomi/1176393167/l10s?kenken=emtuzI%2BG
ぐらいしか情報がなく、判然としないが、前者は2005年のレポートだから、新製品でもないらしい。マーチに使っている、という。
しかし、一位のセラミックパワーについても、否定的な意見は少ないが、燃費がどれだけ悪くなった、という具体的な事例はあるが、燃費がどれだけアップしたか、という数値は一例もなかったのには、いささか案の定か!?と思った次第。ドイツで使っていたとき、◎だったので・・・輸入できるんですね・・・なんてコメントを見ても、よくわからない。
やはり、個々に試すしか手がなさそう。しかし、燃費をチェックするのってけっこうしんどいですね。それでみなさん数値にまでいたらないのかもしれない。
会社にバイトで来てくれているカーマニアのバイト新人は、今度再就職が決まったら、やはりリッターバイクがまた欲しくなり購入したいなどと口走っているので、添加剤について聞いてみたら、頭から否定していたが、理由を聞いても、使用経験はないそうだ。フィルターが詰まるの、異常摩耗するなどと言っていたが、どこかの記事を鵜呑みにしているだけのようだった。ただし、STPだけは使用歴があるとのことだった。しかし、モータロイやマイクロロンは知っていた。
最初はすっぱり金属系をやめて、マイクロロンに戻ろうとも考えたが、今の時点では、エンジンの回転による異音などなく、粘りがとれれば好感度なフィーリングなので、スズ系だけ残して、モリミルクの併用を考えている。
こんど、よく内容を見てみよう。モリミルクというだけあって、白い(コンデンスミルクそっくり)粘性のオイルで、STPよりは柔らかい感じである。森のアワビといえば、肉厚のシイタケのことをさすらしいが、モリミルクでは、まだ判然としないが、モリスピードのモリと考えて購入したのだったが、・・・・。
これを書いた翌朝、宮崎正弘氏のメールニュースで、以下の文に出会った。
『(宮崎正弘のコメント)ご指摘の「技術は、夢の段階がもっとも美しいものです。原子力は、『鉄腕アトム』が活躍していた時代がもっとも美しく、その後、多くの問題が続々と現れてきました。太陽光発電も、ビルの屋上や壁面にささやかなパネルを設置している段階では夢の技術ですが、巨大なパネルが広大な地面や海面を覆うようになると(太陽光が地表に届かないと)、どのような事態は生じるか予想がつきません」。
まったくその通りですね。
長文の御力作を有り難う御座いました。』
まさに、その通りかも知れませんね。
水曜日, 3月 18, 2009
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