木曜日, 5月 07, 2009
驚愕の新事実!?あの作家は人妻と同居していた、などと週刊誌記者に書かれた某作家、ただ両親と同居していただけだった、などという話を聞いたことがある。どの局面でどう切るかでものの見方が変わる。
毎日使用しているバイクの燃費一つとっても、その変化をどの局面でどうみるかで、解釈が変ってしまう。芥川の小説「薮の中」ではないが、同じ局面を見ていても立場で変ってしまうこともある。
そのため、自分のことは自分が一番よく知っているつもりで、行った処置が、ある局面の解釈が違う立場で行ったりしたら、その報いを受けたりもする。結果から原因を追及するのは、逆問題の一つともいわれ、火事場から出火原因を探ったり、犯罪現場から犯行の実態を推測し、犯人特定にいたる、などというのは、日常テレビドラマなどでもおなじみのことであるが、事実は小説やドラマより奇であり、限られた時間で追求が終了するなどということは、めったにないのが、実情であろう。
さて、錯綜した燃費結果から、その原因を探り、対策を立て、試験して、さらに検討を加え、燃費仮設をいっそう洗練されたものにするのは、自分のバイク一台でもけっこう楽ではない。
しかも、状態の変数が複数、すくなくとも三つもあれば、かなり難しくなる。現象の解析は、偏微分方程式となり、ある変数の影響をみるためには、他の変数の影響を除去して検討しなければならない。スズロイの影響を見るにしても、走行条件の一つ、コースを限定したとしても、点火システムの状態が3通りもあれば、矛盾した結果の解釈にも、原因が幾通りも推定されたりする。もう一年以上にわたり、二万キロ以上を費やしたが、火花の元である電気系が不全だったためもあり、大半は無駄に終わった。
現在、点火システムを一定にして、燃費の推移を見ているが、4月末の、スズロイは多すぎた、との判断がどうも正解のような兆候が現出しているように感じている。満タンにして40キロ以内の走行という条件下でのみ、好燃費が現れるようでありそれ以上走り続けると、タンク内に溶け出したスズ溶解物の量が悪影響を及ぼしリッター13キロかそれ以下へ落ちていくようでもある。
新規にタンクを満タンにすると、内部濃度は薄くなり、そうした条件下でのみ好結果がでるようである。
これを確認するには、早めに又すべて取出、どの位で影響がとれるかチェックし、はだか状態での燃費をチェックし直す必要があるだろう。そのときでも、現在の点火システムで感じているトルクアップ感で、どのくらいの燃費になるか、まるきりわからない。スズロイの適切な濃度下でのみ、好結果が出ていたかもしれないし、やっかいなことである。
まあ、実験は、なんども繰り返す必要があるのだが、正規投入量(1000ccまでで、2個)を目指した4月最初の投入量を維持すべきだったのかもしれない、と思ったりもした。その後倍に増やし、燃費が増加したが、これも満タンにして薄めた結果であることを考えると、2個あたりが限度、足らないぐらいが適量だったのかもしれないと、思ったりもする。
前回の半分以下の投入量なので、タンク内清掃も簡単なはずだが、基本的な手間は同じはずだから、同じ手間賃でやってくれるかどうかである。クラッチ交換と同時期の依頼が望まれるが、嫌な顔をしても受諾してくれるかどうか、気掛かりでもある。
残すか、取り去って別のものに帰るか、このスズロイの実験を継続するか否か、正念場なのかもしれない。昨日も朝は満タン後20キロ代で大変好調、会社に着いても40キロ前後、夜連休後一番の納品でさいたま市を目指したところ50キロぐらいで変調し、ガクガク感が出てきて、それは収まったかにみえたが、80キロを超えたところで、満タン燃費を測定したら11キロ代。いくら渋滞が多少あったにせよ、カワサキ車のような音をたてて、走行するようになってしまった。材質がちがうので、カワサキ車そのものではないが、族っぽい音をする走りをしていた。
それで、満タンで7リットル前後をいれたら、いごその音は消え、ホンダ車らしい静かな音。また快調感が復活。乱暴な計算をすると、過剰濃度にタンク容量の1/3を濃度ゼロのガソリンをいれて、調子が戻るなら、調子のいい濃度は悪い時の濃度の2/3以下だと推察できよう。
すると、最初の2個で効果が薄く倍にしたら、効果が出始め、さらにそれでも薄いとおもって、3倍強いれてしまったことと、乱暴な計算だが、つじつまがあうような気がする。
常時溶け続けるので、2度目の投入が限界だったと思われ、限界は2度目の半分、せいぜい3個程度までだろう。
バイク屋さんに何て説明しようか、・・・。2個に戻すか3個にするか、それとも・・・・
また、この加減は点火システムでも変るようで、やっかいである。昨日も満タン後の排気は、かなり青色が薄まっていて、無色に近かったが、満タン以前はかなり青かった。匂いも気になり出していた。しかし、粗っぽい比例関係が存在するようなので、次の目安はつけやすい、と元気づけることにしよう。
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