久々に憲法、国境、尖閣、竹島、北方領土、オスプレイ配備等の周辺有事を考えるきっかけになりそうな話題を選んだ。
有)宮崎正弘事務所 [メルマ!:00045206] 宮崎正弘の国際ニュース・早読み(中国漁船は武装して南シナ海で操業へ) 2012年7月19日 8:18
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成24(2012)年7月19日(木曜日)
通巻第3708号
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中国漁民は武装せよ、十万人の漁民、5000隻の漁船は武装の必要あり、と
海南島の国営漁業会社が中国政府に要請
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「もし南シナ海で操業する中国籍の漁船が五千隻とすれば、十万の漁民が操業している。この十万の漁民は安全操業のため、武装する必要がある」とバオシャ漁業のCEOが政府に武器の提供を要請した。
この記事は人民日報系の『環球時報』(6月28日)に掲載された。
実際に海南島を基地とする漁業従事者は225000人で、漁船登録は23000隻。「ベトナム海軍との軍事衝突に備え、漁民が武装しなければならないからだ」と漁業関係者は訴える。
中国の言い分では、中国国家農業部漁業局所管の「南沙巡航漁業保護連合」が中国籍漁船保護の名目で「漁業保護艦隊」が南沙諸島ならびに近海を巡回している。
なぜなら中国漁船は、これまでにも屡々襲撃され、1994年以来、80隻以上の漁船が乗っ取られたという。
中国漁船が襲撃され、死亡した漁船員は25人、さらに1800人以上の中国人漁船員が監禁されたなどと主張している。
漁民が武装して漁業? まもなく武装漁船が尖閣諸島近海にも現れるだろう。
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現行憲法はまるまる大嘘、改正への基本の姿勢は何か
安全保障論議と憲法改正を結びつける議論は胡散臭い
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岡崎久彦vs長谷川三千子『日本の民主主義に将来はあるか』(海竜社)
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そもそもデモクラシーとは何か、ふたりの議論はその基本から開始され、日本型の民主主義は可能かと果てしなく議論が拡がる。
しかし今日、石原都知事が憲法改正の方法を問われ「あんなもの廃棄すればいい」と、一昔前なら暴言と認識された発言をしても大手マスコミからの批判も罵倒もない。西部邁は、「こんな憲法、踏みにじれ!」と獅子吼したが、左翼からの強い反駁はもはや存在さえしない。
佐藤政権から、かの宮沢政権あたりまで、かような発言をしたら大臣の首が飛んだ。
「平和憲法を守ろう」とバカの一つ覚えの左翼系が、憲法記念日に集まるが、改憲を目ざす国民集会のほうが各地で四つも五つも開催され圧倒的勢いがある。
佐藤欣子女史はかつて「さようなら、平和憲法」という本を書いた。こんにち、日本の知識人の常識は、憲法改正ではなく、廃棄論に傾いたかに見える。
さて自民党の改憲論、読売新聞試案など多くが出そろったが、いずれも現行憲法の改正であり、なかみは戦後思想にどっぷりと浸食されていて歓心しない。
ふたりの碩学は、ならばいかなる改憲論を展開しているか?
長谷川三千子さんは晩年の高坂正堯氏が『嘘はいかん、嘘があったら腐る』と憲法を批判したことがあったとし、「日本国憲法のどこがよいのか、わるいのか、という議論の前に、日本国憲法の全体がまるまる大嘘なのだということの認識が必要」とされる。
対して岡崎大使は、「私は安全保障問題に憲法問題を持ち出す人々にウサン臭さを感じています。日本には固有の自衛権がある。これはもう裁判所の憲法解釈で確定しています。(中略)別に安全保障に関する基本法を制定すればよい、などと言う。これは『逃げ』です」
白熱の討論は果てしなく続く。
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