金曜日, 5月 08, 2015

宮崎正弘の国際ニュース・早読み (モスクワの軍事パレードを前に習近平が突如カザフスタンを訪問)

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成27年(2015)5月8日(金曜日)
   通算第4533号  
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 習近平、カザフスタンを電撃訪問
  ロシアは中国の中央アジア接近に不快感と警戒
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 7日、習近平はモスクワ訪問の前座であるかのように、突如、予定になかったカザフスタンを訪問し、ナゼルバエフ大統領と「一帯一路」の枢要やハブともなる物流の問題、シルクロード構想の具体化、AIIB参加を真っ先に表明したカザフスタンとの友誼などを話し合った。

 習近平は5月9日にモスクワで開催される「軍事パレード」に臨席するが、8日にプーチン大統領と会見し、軍事パレードのあと、ベラルーシへ飛んでルカシェンコ大統領との会談も決まっている。

カザフスタンは、ナゼルカーンと渾名されるナゼルバエフ大統領が二十七年にわたる独裁、その一族が利権を独占し、民衆の怨嗟の的となっているため、このナゼル王朝が崩壊すると、エジプトのムバラク体制、リビアのカダフィ体制、イラクのサダム体制の崩壊同様に大混乱に陥ることは必至である。

ところがカザフスタンは石油埋蔵も巨大、ウラン埋蔵は世界第二位、レアメタルの豊富に算出する資源大国であり、中国の隣国。トルクメニスタンからのガスパイプラインも、このカザフスタンを通過している。
中国にとってカザフスタンは地政学的にも重要な位置づけにある。

天山山脈の水資源をめぐって中国と揉め続けている一方で、ロシアとは、経済的絆が強かった者の、原油暴落以後のロシア経済の失速の影響を受けて、カザフスタン経済は良好とは言えなくなった。

したがってナゼルバエフ大統領にとっては、中国の「シルクロード構造」に真っ先に飛び乗ることは、目先にぶら下げられたニンジンの如くでもあり、一方、プーチンにとっては、横から外交的成果を習近平に奪われることになる。

モスクワは不快感と警戒を強める。
5月9日、赤の広場で、プーチンと習近平がどのような表情で並ぶのか、見物である。「中ロ蜜月」などというのは所詮、狐と狸の化かし合いなのだから。

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 読者の声、どくしゃのこえ READERS! OPINIONS
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(読者の声1) 慰安婦問題の最終解決の絶好の機会が転がり込んできました。韓国政府が慰安婦を歴史遺産としてユネスコに登録しようとしています。
公平に客観的事実を精査すれば、韓国政府が虚偽の主張を行っていることが明白になります。
これで、国連の慰安婦調査報告の間違いも白日の下に曝されます。絶好の機会を日本政府が活かすことを祈念いたします。
  (ST生、千葉)


(宮崎正弘のコメント)あの民族の持つ「恨」は、治癒不能ということも明らかになりましたね。



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(読者の声2)貴誌の書評「三島由紀夫とペリリユウを語り、玉砕を語る」を読んで宮崎先生の書評の末尾にこう書かれています。
 「ペリリュウ島の石碑は次のように書かれているという。『この島を訪れた旅人達よ、日本の若き愛国の兵士たちがここで英雄的に闘い抜き、そしてすべて死んでいったということを。故郷に帰って人々につたえよ』 署名者はチェスター・ニミッツ(往時の海軍提督) このあたりを読むと涙が止まらなくなった。」
 
 チェスター・ニミッツ元帥はいうまでもなく大東亜戦争における米太平洋艦隊司令長官です。
ニミッツ元帥は少尉候補生のとき日本を訪問した際に日本海海戦の英雄であるあこがれの東郷元帥と面会し、大変感激したほどの東郷元帥の崇拝者です。
爾来、ニミッツの夢はいつか太平洋において偉大な東郷元帥の末裔と艦隊決戦を行うことでした。それから幾星霜ついに時期が到来し、ニミッツは猛将ハルゼー、スプルーアンス、キンケードなどを率いて太平洋各地で帝国海軍と死闘を演じ、ついに宿敵を倒すことに成功しました。
昭和20年9月2日、東京湾の戦艦ミズリー上における降伏調印式を終えたニミッツ元帥は副官を連れて、まず横須賀の記念艦三笠を訪問し、それから原宿の東郷神社に詣でて東郷元帥に勝利の報告を行い、副官を通じてMPに記念館三笠と東郷神社の警護を厳重にし、GIたちの狼藉から守るように指示しました。
それから十年以上たって隠棲していたニミッツ元帥の心を悩ませたのは横須賀の記念艦三笠が米軍のダンスホールとなり、更には荒れ放題になっているとの知らせでした。
おりしも日本国内でも小泉信三元慶應塾長ら有志による記念艦三笠の復元保存運動が立ち上がり、これを聞いたニミッツ元帥は私財の一部を寄付金として投じました。
そして関係者の尽力により、昭和36年記念艦三笠の復元が成り、現在も三笠の勇姿とマストになびく栄光のZ旗は民族の誇りとなっています。横須賀の記念艦三笠には今もその復元運動の最大の功労者として小泉信三元慶應塾長とニミッツ元帥の名前が掲げられています。
敵将であったニミッツ元帥が実は東郷元帥を崇拝し、勇敢に戦った日本の将兵を讃える真の武人であったことは天晴れなものであり、大東亜戦争の敗北の中で唯一心が救われるものです。
ペリリュウ島の石碑はペルシャ戦争において玉砕戦を演じたスパルタ軍を讃えたテルモピレーの石碑の文章に倣ったものですが、勇者の心は勇者のみぞ知るということです。もっと日本人がこうした事実を知らねばなりません。
  (武蔵国杉並住人)

 
(宮?正弘のコメント)敵将を称えるというのは日本武士道の伝統です。
 露西亜戦争でも、♪「乃木大将はおごそかに、敵の将軍ステッセル」という歌が有るくらいですから。



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(読者の声3)昨日ですが、シアターTVを観ました。いやぁ、面白かった。堤堯さんが司会し、登場は日下公人、関岡英之、福島香織、馬渕睦夫、志方俊之、高山正之の各氏(あと二人ほどいました)、そしてゲストが宮崎正弘さん。
 話題はAIIBですが、この中国の「銀行もどき」がいかに出鱈目な、しかも、アジアのインフラ支援という表向きの呼びかけとはことなり、じつは中国経済を救出する手品ということを、宮崎さんがしっかりと解説され、説得力がありました。
 また宮崎さんが、その日の明け方に仕上げたという新刊の『アジアインフラ投資銀行の凄惨な末路』の見本が映像に出てきて、この本の発売が待ち遠しくなりました。


(宮崎正弘のコメント)生放送で、ニコニコ動画、あの文字メッセージを同時に追うという番組はじつにひさしぶりでした。視聴者からのメッセージは一部にひどいおちゃらけも有りましたが、半分近くはまともで、しかも問題意識がシャープなひとが多いという、日本の知識層の感性の良さも感得できました。
 なお当該書籍は25日発売予定です。



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(読者の声4)国防を語らずして、日本を語るなかれ!――第24回 軍事評論家・佐藤守の国防講座のご案内です。
軍事評論家としてブログやチャンネル桜などで活躍中の当会顧問・佐藤守が「国防」を熱く語る連続シリーズの二十四回目です。
昭和12(1937)年7月7日夜、北京郊外の盧溝橋で、演習していた日本軍に向けて何者かが発砲する事件が起き、翌日には支那軍と戦闘状態になりました。
日本は不拡大方針をとって、すぐに局地解決を図り、現地停戦協定も成立しました。つまり、日本には中国と戦争を始める意思は全くなかったのです。
こうした史実にもかかわらず、この盧溝橋事件こそが軍国主義日本による謀略であり、支那事変の発端であり、大東亜戦争の導火線であるという「日本侵略史観」が、終戦から70年目を数える今なお、教育界やマスコミで大手を振って流布されています。
 今回の国防講座では、銃声一発に始まったこの大東亜戦争の原点ともいうべき盧溝橋事件の「真相」について分かりやすく解説していただきます。
 脱線転覆を交え、大人気の佐藤節が唸ります。どうぞご期待下さい。
      記
とき   5月16日(土)13:00開演(15:30終了予定)
ところ  靖国会館 2階 偕行の間
演 題   謎の一発~盧溝橋事件の考証と教訓
講 師   佐藤 守(軍事評論家、日本兵法研究会顧問、元南西航空混成団司令・空将)
参加費  1,000円(会員は500円、高校生以下無料)
お申込:MAIL info@heiho-ken.sakura.ne.jp
 FAX 03-3389-6278 (件名「国防講座」にてご連絡ください。なお事前申込みがなくても当日受付けます)。



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(読者の声5)日本国史学会 日清120年 & 日露110年 戦勝記念シンポジウム
 《公開行事なので、どなたでも御参加いただけます》
         記
とき   5月9日(土)14:00~17:00
ところ  麗澤大学東京研究センター(新宿アイランドタワー4階、「西新宿」駅直結)
講演   荒川 憲一(元防衛大学校教授)「日本は日清・日露戦争をどう戦い抜いたか」
     平間 洋一(元防衛大学校教授)「世界史から見た日清・日露戦争の意義」
(質疑応答あり)
資料代  学会員2,000円 / 非学会員3,000円(大学生・大学院生は一律500 円
(当日入会可能)
主催   日本国史学会(代表理事:田中英道東北大学名誉教授)
【お問合せ】 03-6435-1358/
kuno@oiu.jp (事務局)

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宮崎正弘 v 西部遇『日米安保五十年』(海竜社)
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宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
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(C)有限会社宮崎正弘事務所 2015 ◎転送自由。転載の場合、出典を明示
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