日曜日, 11月 12, 2017

宮崎正弘の国際ニュース・早読み << 「自由、民主 、人権、法治」を脅かす敵は中国しかいないではないか

─…─↓ メルマ!PR ↓─…─…─…──…─…─…──…─…─…──…─
ECCでまずは無料で体験英語レッスン♪
ビジネスマン向け、シニア向け。様々なコースで自分にあった学習が可能!

いまより少し、世界を広げてみませんか。
http://rd.melma.com/ad?d=K0q0lR8pb0v08Qxqv0QC9sVJq1bdyqSq87221b2e
…─…─…──…─…─…──…─…─…──…─…─↑ メルマ!PR ↑─…


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成29年(2017)11月12日(日曜日)
          通巻第5505号  
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 (休刊のお知らせ)明日11月13日から16日まで小誌は休刊となります。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 

 「自由で開かれたインド太平洋」(トランプ)と「自由と繁栄の弧」(安倍首相)
   「自由、民主、人権、法治」を脅かす敵は中国しかいないではないか
****************************************

 ダナンで開催されていたAPECでトランプ大統領は米国の戦略を打ち上げた。
「自由で開かれたインド太平洋」というのは、「アジア太平洋」という従来の米国の戦略タームの拡大であり、前々から安倍首相が唱えてきた「自由と繁栄の弧」とほぼ同意義である。
 しかも従前の日本の外交防衛は「極東」に限定してきたのだから、広域に対象が拡大したことになる。

 PEWの世論調査によれば、アジア各国で「アメリカへの信頼」は下がり続けてきた。オバマ前政権でアメリカの威信は地に落ちていた。
トランプの登場によって相当信頼回復はみられるものの、「世界の警察官」とした頼りにされた面影はなく、この間隙を巧妙について台頭してきた中国の影響力拡大が顕著である。

さて「インド太平洋」の安全保障となるとマラッカ海峡防衛からアンダマン海、インド洋へと防衛協力の範囲はひろがる。
日本の協力の度合いが今後、大いに深まることにもなるが、本格的な防衛協力は、日本の改憲がなくては達成困難である。

マラッカは十六世紀にポルトガルが領有し、砦をつくり軍事拠点とした。もともとはムラカ(それがなまってマラッカ)となる。マレーシアのペナン島、ジョージタウン(旧市内は世界遺産)が、いま、その最前線である。しかもマレーシアは中国寄りであり、米国との協力度は弱い。

 インド洋防衛となると米海軍拠点はディエゴガルシア、そして中央軍の司令部は中東とアフリカに分担され、それぞれに空母が配置される。
 いま、その拠点防衛の空母が三隻同時に日本海を遊弋しているということは異常事態でもあり、北朝鮮は縮こまり、中国は異様な警戒心を研ぐ。

 ダナンAPECで米国戦略を打ち上げたトランプはダナンからハノイへ飛んで米越首脳会談を済ませ、マニラに向かう。


 ▼フィリピンのダーティ・ハリーことドゥテルテ大統領は対米戦略をどうするのか

 麻薬密売組織、末端の売人にいたるまで7000名を殺害し、一躍「保安官」の勇名を轟かせたドゥテルテ大統領は、イスラム過激派が拠点とするマラウィを攻撃し、IS系の過激派を退治した。ミンダナオ諸島は治安の悪さで有名だったが、ドゥテルテの拠点はダバオであり、近年は劇的に治安が回復した。

 フィリピンは中国にスカボロー岩礁を盗まれたが、正面からの抗議を控え、たびたび訪中して商談に熱中した。だがドゥテルテ・ハリーのホンネは反中国だが、ビジネス優先、経済の回復である。
 前アキノ政権では緩やかだが景気の回復が見られた。ドゥテルテ大統領になってからフィリピン経済は低空飛行のまま、むしろ海外への出稼ぎが推奨され、その仕送りで経済の20%程度を成り立たせている。
貧困層は相変わらず社会の末端に拡がっている。

 ここへ乗り込むのがトランプ。ギクシャクしてきた米比関係の改善に向かうことは明らかであるが、スビック湾とクラーク基地の再利用が議題になるか、どうかは不明。
 マニラではトランプ大統領とドゥテルテ大統領との対決が見られる。

     □◇▽み◎□◇◎や△□◇ざ□▽◎き◇□◎          
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
   ♪
(読者の声1)毎日宮崎先生のメルマガ配信を感謝して頭を鍛えております。直近で三橋貴明:「財務省が日本を滅ぼす」小学館 を読みました。
 大体予測出来た内容でしたが、p.175:科学技術予算について、はいささかショックでした。
2000年の科学技術予算費を100とした場合、2015年の予算費は中国1121, 韓国474, 米国163であるのに対して、日本は106です。
 15年の間 日本の科学技術予算は殆ど変化なし、支那は11倍! 韓国ですら5倍弱、緊縮財政が20年続いた結果、どうも日本はボロボロになったようです。
私はWashletの普及率の向上で、日本については安心していたのですが、不覚でした。日本は金持ちであるにも拘らず緊縮財政(Primary Balanceの黒字化)を20年続けたために、没落するのではないでしょうか。これは財務省に異国のスパイが複数いて、日本を弱体化させている、としか思えません。
対して支那は一帯一路で.西へ投資しながら支那人の雇用を創り出しています
 からまだ暫くの間、発展(?)するのではないか、と(この数日ですが)考えております。
過日のNHK番組「一帯一路」ではタジキスタン働く中国の若者達が(衣食住環境は日本の方がずっと良いと思われるのに)今の時代に生まれて良かった、と笑顔だったのでショックでした。
 支那よりも祖国を先ず第一に考えねばと頭を悩ませております。
    (AO生、伊豆)


(宮崎正弘のコメント)科学技術開発予算はシナの場合は、殆どが軍事開発ですから、この比較は前提条件がおかしい。日本の国防費を国際水準に近づけるには、ほかに削るところがたくさんありますが、誰も福祉、医療を削減せよとは言い出せない。これは政治の貧困でしょうね。
 さてシナがタジキスタン進出は、ロシアとアメリカが手を出さないからで、すでに15万人の中国人がタジキスタンへでて、両国は軍事演習までやっているべったりの関係です。四半世紀前に北部のペンジケントと町へ行ったことがありますが、当時はウズベキスタンとの間に国境もなく、関所もない状態でした。



  ♪
(読者の声2)サンフランシスコ有志よりお願いです。11月14日SF議会 慰安婦碑寄付決議の最終審議
サンフランシスコ有志の皆様となでしこアクションは慰安婦像計画が発覚した2015年7月から力を合わせて反対運動をしてきました。有志の皆様は女性が殆どで、毎回公聴会に足を運んで反対のスピーチをし、各所にメッセージを送ったり、問合せをしたり、大変な努力をされてきました。皆様、この度の有志からのお願いにも是非ご協力ください。何卒よろしくお願いいたします。
____________________________________________
サンフランシスコ有志から皆様へお願い
 11月14日(火)にSF市議会全体会議でSF慰安婦碑寄付に関する決議の最終審議が行われる予定です。長い間、皆さまにご協力頂きましたが、これがSF慰安婦碑に関しては最後の議題、そしてミーティングになるかと思います。
 今まで本当にどうもありがとうございました。
しかし、もう一度だけ、お力を貸してください。今回の最後の抗議メールを是非とも送って頂きたいのです。
 自分の国は自分で守ろうではありませんか。何卒よろしくお願い致します。
   (SF有志一同)

 <議会 日時/場所 > 11/14 (火)午後 2:00~
Legislative Chamber, Room 250 City Hall,
1 Dr. Carlton B. Goodlett Place San Francisco, CA 94102-4689
< 議題 AGENDA > http://bit.ly/2mfjswX
9ページ 14. 決議no.171070
SF市が慰安婦団体から、慰安婦碑のアート($190,000)と20年以上のメインテナンス費用($208,000)の合計。$398,000(約4千5百万円)の寄付を受け入れる決議を採択するか否か
___________________________________________
メール送信先アドレス
To:  市長、市議、芸術局、メディア宛 以下をコピペ
mayoredwinlee@sfgov.org, Board.of.Supervisors@sfgov.org,
sharon.page_ritchie@sfgov.org, kate.patterson@sfgov.org,
online@rafu.com, opinion@sfchronicle.com, caleb@sfist.com,
hknight@sfchronicle.com, viewer@pbs.org, jcurran@sfmediaco.com,
gandersen@sfexaminer.com, ldudnick@sfexaminer.com,
lkatz@sfexaminer.com, jsabatini@sfexaminer.com,
 メールの英語は簡単な内容で結構です。ご自身の言葉で書いていただければと思います。
以下例文です。
 
 件名:I am against Resolution #171070
Please do not adopt Resolution #171070
My opinion about Resolution #171070
本文:[例1]
Dear Board of Supervisors,
I strongly protest against the Resolution #171070 [Accept and Expend Gift - Comfort Women Justice Coalition - Gift of Artwork and Funds for the Maintenance of the Artwork Entitled “Comfort Women’s” Column of Strength - Total Gift Value of 398,000].
It will create conflict between Chinese and Korean background citizens and Japanese background citizens in SF. It is not good in your multicultural society.
Sincerely,
差出人名前 住所
(決議に反対です。中華系韓国系と日系との対立を生みます。多文化社会にはふさわしくありません。)


[例2]
Dear Board of Supervisors,
I strongly protest against the Resolution #171070 [Accept and Expend Gift - Comfort Women Justice Coalition - Gift of Artwork and Funds for the Maintenance of the Artwork Entitled “Comfort Women’s” Column of Strength - Total Gift Value of 398,000].
It will promote hostility towards the Japanese American community, including increasing tensions between Asian American. The resolution, rather than promoting inclusion, will promote intolerance.
Sincerely,
差出人名前 住所
(決議に反対です。アジア系の間に緊張を生み、日系に対する敵対心を助長します。決議は不寛容を生み出します。)
(正しい歴史を次世代に繋ぐネットワーク)
        □◇□△□◇□▽◎□◇□◎□◇     
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 (休刊のお知らせ)明日11月13日から16日まで小誌は休刊となります。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 
  ★
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 憂国忌(第四十七回三島由紀夫氏追悼会)のご案内
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    憂国忌
とき  平成29年11月25日(土曜) 午後二時
ところ 星陵会館大ホール(千代田区永田町)
http://www.seiryokai.org/kaikan/map.html

<プログラム>   総合司会  佐波優子
1400 開会の辞 富岡幸一郎(鎌倉文学館長)
1405 奉納演奏 薩摩琵琶「城山」(島津義秀=加治木島津家13代当主)
1430 シンポジウム「西郷隆盛と三島由紀夫」
     (パネラー。五十音順、敬称略)
     桶谷秀昭(文藝評論家)
     新保祐司(文藝評論家、都留文科大学教授)
     松本 徹(文藝評論家、三島文学館前館長)
     渡邊利夫(拓殖大学前総長、学事顧問)
     水島総(司会兼 日本文化チャンネル桜代表)

1615 追悼挨拶 女優村松英子
     閉会の辞 玉川博己 事務局からお知らせ
     「海ゆかば」合唱
       ○○
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 宮崎正弘の最新刊 宮崎正弘の最新刊  宮崎正弘の最新刊 宮崎正弘の最新刊   
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 
    ♪
<宮崎正弘新刊ラインアップ>
♪♪♪
『西郷隆盛 ――日本人はなぜこの英雄が好きなのか』(海竜社、1620円) 
『金正恩の核ミサイル 暴発する北朝鮮に日本は必ず巻き込まれる』(育鵬社、1512円)
『米国混迷の隙に覇権を狙う中国は必ず滅ぼされる』(徳間書店。1080円)
『日本が全体主義に陥る日  旧ソ連圏30ヵ国の真実』(ビジネス社、1728円)
『トランプノミクス』(海竜社、1080円) 
『トランプ熱狂、アメリカの反知性主義』(海竜社、1404円) 
『世界大乱で連鎖崩壊する中国、日米に迫る激変 』(徳間書店、1080円)  
『日本が在日米軍を買収し、第七艦隊を吸収・合併する日』(ビジネス社、1512円)
『吉田松陰が復活する』(並木書房、1620円)

♪♪
<宮崎正弘の対談シリーズ> 
+++++++++++++
宮崎正弘 v 河添恵子『中国、中国人の品性』(ワック、994円) 
宮崎正弘 v 渡邊惣樹『激動の日本近現代史 1852-1941』(ビジネス社)
宮崎正弘 v 藤井厳喜『韓国は日米に見捨てられ、北朝鮮と中国はジリ貧』(海竜社) 
宮崎正弘 v 福島香織『暴走する中国が世界を終わらせる』(ビジネス社、1188円)
宮崎正弘 v 高山正之『日本に外交はなかった』(自由社、1080円)
宮崎正弘 v 馬渕睦夫『世界戦争をしかける市場の正体』(ビジネス社、1188円)
宮崎正弘 v 宮脇淳子『中国壊死』(ビジネス社、1188円)
宮崎正弘 v 小川榮太郎『保守の原点』(海竜社。1620円) 
宮崎正弘 v 室谷克実『赤化統一で消滅する韓国、連鎖制裁で瓦解する中国』(徳間書店) 
宮崎正弘 v 室谷克実『悪あがきを繰り返し突然死の危機に陥る中国と韓国』(徳間書店)
宮崎正弘 v 室谷克実『日本に惨敗しついに終わる中国と韓国』(徳間書店) 
宮崎正弘 v 室谷克実『仲良く自滅する中国と韓国』(徳間書店、以上4つは1080円) 
宮崎正弘 v 石平 『いよいよ、トランプが習近平を退治する!』(ワック、994円)
宮崎正弘 v 石平『私たちの予測した通りいよいよ自壊する中国』(ワック、994円) 
宮崎正弘 v 渡邉哲也『世界大地殻変動でどうなる日本経済』(ビジネス社、1404円)
宮崎正弘 v 渡邊哲也『激動する世界経済!』(ワック、994円) 

  ♪
<宮崎正弘の鼎談シリーズ> 
+++++++++++++
宮崎正弘 v 石平、福島香織『日本は再びアジアの盟主となる』(宝島社、1296円)
宮崎正弘 v 石平、福島香織『中国バブル崩壊の全内幕』(宝島社、1296円)
宮崎正弘 v 田村秀男、渡邊哲也『中国経済はどこまで死んだか』(産経新聞出版) 
            ◎◎◎◎◎
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 (休刊のお知らせ)11月13日から16日まで小誌は休刊となります。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(C)有限会社・宮崎正弘事務所 2017 ◎転送自由。転載の場合、出典明示
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

───────────────────────────────────
■今回の記事はいかがでしたか?
 下記ページより、あなたが記事の評価を行う事ができます!
  http://melma.com/score_P0v0dQCq602CosrJ11qdDqNqa0cc19e1/ 

□このメルマガのバックナンバーやメルマガ解除はこちら
  http://melma.com/backnumber_45206/ 
□その他のメルマガ解除や登録メルマガの検索はこちら
  http://melma.com/contents/taikai/ 
───────────────────────────────────

0 件のコメント: