土曜日, 7月 05, 2008



失敗は成功のモト(サイクリスト)

にんじん君は悪くはないが、どうもエンジンが重く、その原因をあれこれ試し、走らせては失敗に終わり、の繰り返しで、エコボックスより、いまいち成績が振るわない状態が続いている。

朝も、これでどうだというような走りをしたら、却って燃費が落ちた。それで仕事をしながら、考えているとにんじん君自体はそう変化していないようなので、良い燃費の頃はつけていなかったミラクルパワーを外して見ることに。ただ、左側一番のシリンダーでは、効果が顕著だったので、残した。残りは、袋に入れて、シート下に格納しようとして、ふと思い立ってにんじん君のコードに、プラスとマイナスにそれぞれ一個づつとりつけてみた。

昼に結果を知りたくて、また現場の下見を兼ねて乗り出すと、道路を10メートルも走ると、感じがまるでちがうことに気づいた。近くの食堂へ着くころには、アクセル開度が少なくても調子よく走ることがはっきりした。午後もそのまま、現場へ。最近開通したバイパスでも、皆飛ばしているので、付いて行くとあきらかにアクセルを余計に開けないでも加速することを再確認。それで、帰ってあまったミラクルパワーのうち二個をエコボックスを取り付けている軽ワゴン車の持ち主に薦めて、つけさせてしまった。

帰りは、左側のミラクルパワーもはずし、残った二個をにんじん君のコードにつけて走り燃費を計測すると、なな、なんとまた悪くなっている。こんなはずじゃ、と思って、よく考えた。

あの昼間の調子のよさは、ミラクルパワーを一個残し他をはずしたことしか、考えられないではないか。にんじん君のコードにつけたことは多分無意味。昼間同僚に薦めた措置は、たぶん間違いで、効果は無かろう。

すると、また、残りのミラクルパワー2個とにんじん君だけで、テストして、調子の良さが再現するかどうか、試す必要がある。



というわけで、燃費テストを再開。時間に限りがあるので、秩父往復はしない。ある程度、まとまって走ってみる必要があり、この前と同じ、行きは高速を併用し、帰りはいつもの定番燃費コースを走ってみよう、と寝る前に決めた。

蒸し暑い夜で、寝苦しいこともあってか、二時には目覚める。歳のせいもあるが・・・。

起きて、雑用をしながら、ミラクルパワーを左の一番に取り付けるとして、残りも使うかどうするか。真夏日の昼間、水温計の針は、ちょっと渋滞すると、ファンが回りかねない領域へと移動していたことを思い出す。そうした際の発進には、若干のもたつきも感じたので、やはりとりつけることに。爆発順序を想像し、一回転に一回ミラクルパワーの効果がでるように、右の四番に着けることに決定した。

3時ごろ、あたりはまだ静かで、バイクを押していつもの暖機スポットへ。アイドリングしながらでも、ミラクルパワーの付け替えは可能なことに、後から気づく始末。すっかり焦っていて、汗もかいてしまう。

エンジンは快調にかかり、音も問題ないようだ。しばらくして発進、50メートルほど先の信号を回る頃には、これで決まりだ、と思う感触を得ていた。走り出すと、汗をかいたことが嘘のように遠のき、体が気持ちよい。

後ろから、BMWの大排気量車がしばらくついていたが、こちらが飛ばさないので、追い越し禁止でも堂々と抜いていった。すぐ先に大型トラックが、これでどんな車かじっくり観察しようと思って近づくと、また追い越して猛スピードで逃げるように、闇に消えて行った。

高速も、土曜の早朝で、大型トラックが大半だが、マイカーも結構走り、ペースが以前よりあがっていて、こちらも120ぐらいまで、流れに乗ってあっというまに、高速は終わり。ミラーの振動もなく、快調に走り、高速でもアクセルを意識して開ける、ということはほとんど無かった。

高速に乗る前から、これこそ、かって17.1+αを記録したときのインプレッションに書いたように、2気筒車に乗っている感じの走行感覚が戻ってきて、今回の燃費の良さを確信できていたが、さて結果や如何に!?といつものセルフのスタンドへ。

ここは、入金にコインも利用可能で、精算は自動で、お釣りは何もしなくても自動的に出てくるので、助かる。バイクの走行距離メーターを見ると、夕方の悪燃費のショックで、ゼロセットしていないことに気づくが、よく覚えていたので燃費計算をすると、14.9で15キロには一息たりないが、高速も使って15キロというレベルは最近経験したことの無いもの。それも120も出してこの値。

後は、いつもの定番コースを走ってみて、どの程度出るか、テストだけ。ようやく明るさが増してきて朝もやがかかり、野鳥が飛び交い、昔、映画『あの胸にもう一度』のヒロインが、退屈な夫との日常から、黒塗りのハーレーで逃げ出す冒頭のシーンが蘇ってきた。

やはり、夜間よりも、薄暗くても早朝が走りやすいものだ。途中、この前ノイズか何かでエンジンが止まり、エコボックスから、にんじん君へと切り替えた場所へきたので、一枚撮影した。

エンジンの感覚というかフィーリングは、最高燃費を記録したときとまったく同じと思える感覚で動いてくれている。あのときは、かなりアクセルを絞って達成した値だが、今回は、普通感覚で走ってなんぼか?に関心があるので、特に意識せず、走りそのものを楽しんだ。これぞ、持ち味!!!♪。重い4気筒なのに、軽い2気筒のように、アクセルをてげてげにしたまま、惰性で走ってさえいるかのようだ。発進時以外は、アクセルをひねることをほとんど意識しないで、車速が、坂道を転がるように伸びて行く。

スタンドで、給油のためにタンクを開けて、ガソリンレベルから16キロ代を直観。16.2キロと出て、つい二日ほどまえの14.1から2キロ以上向上した。

これで、エンジンのクセがあって、ミラクルパワー4個では、エンジンが軽く回らず、かえって燃費を落としていたようだと分かった。すると、素直なエンジンでは、sho様の事例のようにリッター20キロをオーバーしても不思議は無い。実に、苦労した割には意外な結果となったが、ミラクルパワーも、にんじん君も、エコボックスもみなそれぞれ、特性がありそれなりの効果が期待できそうだが、最適条件を見出すのは個々の経験から判断して組み合わせて見出すしかないようだ。
http://www.geocities.jp/shonaka2001/
それにしても、エコボックスのコードにまでミラクルパワーを着けるよう薦めた私は、うかつであったが、プラグコードに着けるように来週さっそく伝えよう。3気筒のエンジンなので、あと一個足らないが、2個で効果が出たら、自分で買うだろう。それとも、たばこ代に消えるか!?

にんじん君+ミラクルパワー4個・・・・14.1
にんじん君+ミラクルパワー0個・・・・12.8
にんじん君+ミラクルパワー2個・・・・16.2

(数字は直近の一般道燃費)

この数字とエコボックスとミラクルパワー4個の数字を比べると、エコボックスのほうが若干よかったが、火花特性が絡んでいるので、単純に置き換えての比較は無理。

秩父の坂を登るときのエンジンのもたつきは、2番、3番シリンダーあたりが絡んでいるかのような想像をしたが、そこにミラクルパワーを付けると、現在ではよくないようだ。付けても問題ない時は、一年もしたらやって来るのだろうか!?


Firefox meter



なかのひと

2 件のコメント:

sho さんのコメント...

こんばんは~♪

いや~、いろいろ試されてますねぇ!しかしミラクルパワーを2気筒分だけ装着するパターンが一番燃費がいいとは、ちょっと想像できない意外な結果ですね。4気筒のうち2発だけに付けるんてなかなか思いつかないアイディアではないでしょうか!?

私のCB1300は相変わらず順調のようです。HPでもレポートしていますが、5~60㎞巡航程度が最もよく、高速道路を使うと途端に落ちる傾向は以前と変わりません。まぁ高速では結構回すんだから仕方ないのでしょうね。

ミラクルパワー装着前後の感じを比較すると、装着後は「プラグが効率良く火花を飛ばしている」という感触があります。アクセル開度が少なくても、前へ進もうとする推進力が強いのだと思います。低回転でも燃えようとする力が強いため、エンストもしにくいようですし、低回転トルクもアップしたように感じるのだと思います。高回転では、そもそも力があるのであまり差異を感じないのかもしれませんし、差異を感じるほど回せていないのかもしれません(^^;

今日は少し早起きして名栗方面と奥多摩方面に行きました。日中は暑かったですね!半そでで走ったおかげで腕が日焼けしてヒリヒリしてます。日焼けと転倒時のリスクを考慮すれば、やはり半そでは避けた方がいいのでしょうが、真夏にはやはり半そでが涼しいですよね…。

nature さんのコメント...

コメントありがとうございます。

結果は意外でしたが、このBIG1に最初に感じた疑問は、いちど何かの原因で、軽い焼き付きを起こしたシリンダーがあるのでは!?でした。

その後忘れていましたが、にんじん君の燃費が特に良かった場合、かならずと言っていいほど、事前に何か無理をしていて、アースを外したり、ミラクルパワーを取り除いたり、過熱要因を一時的に軽減した時でした。

そのためだと思いますが、好燃費は長続きしないことが特徴でした。

それで、エンジンの回転状況を出来るだけ均一にして慣らしをおこなう必要ありと漠然と感じていました。

アイドリングを上げて、必ず暖機してから走る、ということを繰り返していて、ほぼ真ん中のどちらかが、あるいは真ん中2つのシリンダーは、今一調子が(パワーではなく、ピストンとシリンダーのあたりがよくないようでした。)ガソリンを絞った状態では、スムーズではないようだと・・・。

エコボックスとにんじん君とでは火花特性が違うようで、にんじん君では、より真ん中のシリンダーの抵抗が大きくでることもおぼろげにわかりました。

つまりミラクルパワーは確かに効果がありますが、にんじん君も効果があり、あまり正常でないようなシリンダーでは、過熱気味で、抵抗をまして効果を妨害していたようだ、と今は思っています。