車検が終わって、オイル交換もされていて、エンジン音が全然違う状態で返って来た。購入当初のような排気音。
抜いたオイルごと、テフロン系添加剤は消えてしまった。しかし、一万キロオーバーのオイルなので、そっくり抜けてしまっても悔いはもちろんない。
今はそれより、通常オイルの状態で、モータロイもどきがどういう反応を見せるか興味深々。
モータロイをプラスチックタンクのプジョーで試したという例を見つけた。
http://www9.plala.or.jp/j_pyramid/peugeot4.html
事前に、鉄板でこすり、粉を作って入れたというから、執念は、私以上。もちろん、効果はあった、としている。
さらに皆さん、私と同じような工夫を、それぞれの状況に応じて対応策を見つけてがんばっていらっしゃる。
http://page.freett.com/triumph_tiger/cla.html
さいたま市での会議に出て、いろいろ資料を受け取り、肝心のかばんを机の下に置き忘れたので、あわててバイクで取りに行った。往復60キロ程度。
暖機なしでスタートして、行きは比較的スムーズだったが、帰りは渋滞に見事にはまりエンジンは高温に。のろのろで止まっていると、エンジンからいろいろな音が出てくる。最初、違和感のある音は、後ろの軽自動車の音かと思っていた。そのうち、ふと気づくとなんと自分のエンジン音で、左右で音が違う。
いつもとちがうその音は、エンジンの左側から出ていた。1番か2番かまではわからないが、
ガラスを磨くような、キュッ、キュッというようにも聞こえる。テフロン系潤滑成分が落ちて、わずかに皮膜として残っている成分同士が、こすれているかのようだ。
以前なら、プラグに4個、ミラクルパワーをつけると、明らかに過熱でエンジンが重くなり、燃費が落ちた。試行錯誤の末、左側1番と右側4番の2個だけなら、かえって燃費が良いことがわかり、三月ほどそれで乗った。しだいに、もっとトルクがほしくなり、真ん中二つにも結局つけたが、わずかな向上にとどまったので、やはり悪影響が出ていた、シリンダーアースも復活させたが、テフロン系添加剤の再処理のためか、過熱はなくなり、調子がよい状態であった。
その後、欲は際限がなく、こんどは昔良かった思い出のモータロイのことを思い出し、だめもとで、スズ含量の多い糸ハンダを溶解・再固結させ、モータロイもどきとして、タンクに適量(複数個)投入してある。まだ、数百キロで、効果が出るか出初めか?というところ。
それで、車検でオイルが一新し、また、テフロン系潤滑材でカバーされて気づかなかった部分で、やはりまだ過熱抵抗が部分的に残存しているらしい、と思った。もっとも、以前の走行状態ではっきり感じた熱抵抗と違い、走行中は気づかなかった。(実際には、ある程度あった、と思うが、・・・・)。
こんどは、渋滞での異常なほどの過熱時にのみ、偶発的に出たもので、今後こういう現象が解消されていけば、スズ・鉛合金の金属表面での潤滑作用の効果も、ある程度推察が行くだろうと、大して気に止めなかった。走り出すと、水温計はすぐに下がるが、それはセンサー部分での話で、エンジン全体でみれば、すぐには下がらず、両足が熱い。忘れた頃になって、ようやくいつもの水温に落ち着いた。
それで、また、時間の余裕を見て、冷機スタートで燃費コースを走ってみたら、15.8で、それまでは大体15.5前後が普通だったから、オイル変更による影響はなさそう。ホットスタートの帰りが本命のコースなのだが、前回と同じ16.2であった。このときは、少し寝坊して、通勤始めの時間帯と重なり、飛ばす車が多くて、ついついつられて飛ばしてしまい、前回の回転があがるに任せて吹かしたときと、同じ状態で、値も同じ、という結果で、オイル変更、テフロン系潤滑材除去の影響は、特に感じない結果となった。
この通勤だけでない比較的まとまった距離を走行したので、翌日あたりから、何か効き目が出てきた感じである。12日の日曜の朝、天気は快晴で、温度も気持ち涼しいくらいで、通勤以外の用もあり、走って見たが、調子よさそう。
モータロイもどきは、入れて200キロ走行当たりから、なにか前とちがう感じが出てきたが、今回も車検でオイル交換後、200キロちょっとすでに走りこんでいる。
そして、まず感じる変化の一つとして、まだ、寒い時期ではないものの、朝などは夏とちがい、それなりに涼しいが、暖機なしでスタートしてもたつかないことに気づいている。今朝も日曜日でもあるので、始動直後にスタートして何の問題もなく、静かに走れた。
日が高くなり、エンジンも通勤距離を越えて20キロ以上にもなると、本領がはっきりと出てくる。何か乗っていて安心感があって、定速走行しているつもりでも加速しているという状態。ストレスがなく、如何様なアクセル状態でも、それに反応した音の変化やレスポンスの挙動がダイレクトに感じられて、コーナーなども、いっそう楽しい。このまま、どこか遠くへツーリングに行きたい誘惑に、しきりに駆られる。
途中、十数台のツーリンググループに追いつき、追い抜いたが、音は明らかに静かだ!!!。
軽くすっと前に出られる。ただ、交差点のアイドリングでは、結構ハンドルに振動が出る。音も、規則正しい音と、排気管の内部で、爆発に強弱があるような状態を反映するかのように、リズムをとった合成音らしい響きもする。ゴロン、ゴロンと4気筒がリズムをつけて回っている感じだ。
そのせいか、軽く加速中も、エンブレをかけたときにハンドルに来る振動のような感じが手に伝わる。エンブレをかければ、減速に決まっているが、この場合、エンブレをかけたら、加速してしまった、というような感じ。
あるいは、アクセル一定で、セカンドギヤなどで加速していると、ガソリン供給に制限があるので、ある回転数まであがると加速に頭打ちが来て、ピストンがばらつくような感じになるものだが、そんな感じの振動で、かえって加速している。そういう走りをしていると、ますますエンジンが滑らかになっていくような気がしてくる。振動の洗礼を受けたあとだけに、静かさが進行していくと、はっきりと、快調さが実感できる。
昔のモータロイでの感覚とかなり似ている。そして、タンクのガソリン量が減ってくると、よりタンクは微細に振動するし、より残量ガソリン内の、スズ系の有効成分濃度は高まるので、より滑らかさは増してくるということで、これまでのように、セルフのスタンドで、満タン法で小刻みに燃費を計る、というような走りはしたくなくなって、あと1000キロほど走った後で、そうした燃費テストはしていみたいと思っている。
空いた一般道を、マイペースで坦々と走る。アクセルを絞れば絞るほど音は静かで、振動も収まるし、振動しても、エンジン自体は滑らかさや、ある種の柔らかさも感じるので、マイクロロン系の滑らかさとは、一味ちがう気持ちよさである。やはり金属同士が擦れ合う場所では、金属系の潤滑材が適しているのでは???と思ったしだい。
BMWバイクのCMで、『走る喜び」(Mit Freude am Fahren!?)というのがあるが、操縦する喜びが出てくるインスタントなモータロイ・カムバック・アゲインのような気がしている。
シリンダーでの擦道摩擦が減って、明らかに2000回転以下で気持ちよく走れる。その気持ちよさとは、昔CB72で、ワイドな4速ギアで、シフトアップすると、フライホイールマスの効果で、回転が低くとも、またアクセルをあまり開けなくても、後ろから押し出されるようなラクチンさを味わったものだが、そんな感じである。これは、本格的に走りこんだら、きっと燃費節減につながるはずだと思ってしまう。今がこのバイクの最上の燃費だとしても、この気持ちよさは明らかにプラスで、磨耗防止にも好結果だろう。
結局、電気系、潤滑系の両方がうまくかみ合わないと、好燃費というのは生まれないだろう。
ずっと、悪燃費で来て、プラグ交換したら、プラグのネジ溝あたりは、カーボンで真っ黒だったが、後で、sho様のプラグ交換レポートを拝見してみてびっくり、大変きれいだ。マフラー内も黒いすすだらけだったと、車検時に店長の弁。そうした面での改善も、効能書きには書いてあった。また、モータロイを使用したカワサキ車のレポートでも、プラグは大変きれいで、電極が解け気味とか。要するに、電気系は問題なく良いのだろう。私は、シリンダーアースも最近ようやくまともな方式にして、電気系の改善を図ったつもりだが、まだ一ヶ月ちょっとしか経っていない。
日曜日, 10月 12, 2008
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