日曜日, 9月 16, 2012


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宮崎正弘の国際ニュース・早読み(こんどの反日デモは団派がしかけた)
2012916 8:09



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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
   平成24(2012)年9月16日(日曜日)
        通巻第3755号 
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 915反日デモの本質は公安のやらせから一部暴徒化
  こんどは仕掛けたのは胡錦涛派、上海派へのデモンストレーション
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 昨日の反日デモは中国各地、およそ50都市で展開され、合計十万人が参加した。若者の暇をもてあます結果の、格好の娯楽である。
北京の日本大使館でも数千規模に膨れあがって公安の制御が聞かなかった。

 暴徒化したのは湖南省長沙と山東省青島である。長沙では日系スーパーが襲撃され、略奪の対象となった。青島では日本の自動車販売店が焼き討ちにあったほか、中国に最初に進出し、天安門事件でも営業を続けて当時の李鵬首相にほめられたパナソニック工場が焼き討ちされた。これぞ忘恩の暴徒。

 今回は胡錦涛と温家宝の強硬発言に端を発する。日本の尖閣諸島国有化を「半歩の譲歩もしない」と大風呂敷を広げ続けた温家宝らは、「弱腰」と批判されてきたため、上海派への当てつけなのである。
 即ち、中国人は「五分間の熱狂」と「気死」で特質を抽出することができるが、その「大風呂敷を広げあう」特質はあっても、「(日本人が得意な)風呂敷を畳むことが出来ない」からである。

 権力闘争のからみでいえば、習近平は次期執行部(党政治局常務委員)のうち、四名を抑えることが可能か、三名に留まり団派が四名となるかの土壇場。もっと露骨に言えば、習近平の雲隠れは、土壇場の根回しで外交に時間が割けなかったことであり、団派は最後の多数派工作の段階で、どうしても反日デモの黙認というカードに頼らざるを得なかったからだろう。

 それはともかくとして、日本はこれを奇貨として、通貨スワップの全面停止措置をとれる。中国資本の水資源買収との規制も法制化を急げる。新潟の五千坪の中国領事館契約も白紙に戻せる。
この絶好のタイミングを外交得点に活かすべきではないか。

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◎ BOOKREVIEW ◆書評 ◇しょひょう ▼ブックレビュー ☆
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 欧米論調を健気に尊重する日本のメディアは基本がおかしい
  スーチーは悪人であり、サダムもカダフィも悪人とは言えないゾ

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高山正之『日本よ、カダフィ大佐に学べ』(新潮社)
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 待望のシリーズ第七弾である。読み出したら途中で止まらない。かっぱえびせんのようだ。
評者(宮崎)は仕事を横に置いて三時間で読んでしまった。痛快、壮快、爽快。そして日本のだらしなさ、朝日新聞の凶悪さ、民主党の売国奴ぶりに思わず身が震える。
 週刊誌の連載で一度は読んでいる筈なのに、また読み直すと新しい感動がある。不思議な心情が流れ込んでくる本である。また高山節独特の文体にリズムがある。他人の追随を許さない世界だ。
 前作はスーチー女史に代表される、欧米の精神の奴隷をカリスマとして崇めるアジアの政治の貧困を抉ったコラムが多かったが、今度の本に収録された短篇群も欧米マスコミに洗脳された日本のメディア論調とは対極にあり、イラン、イラク、リビアがいかに欧米の欺瞞と戦ったかの経緯が、読み込む裡に了解できる仕掛けになっている。
 シナへの批判も飛び抜けて先鋭的で、こんなアホの国に翻弄される我が国の政権が、どれほど度し難いバカかも手に取るように了解できる。
 米国への批判は、いつもの高山節だが、いかに悪辣で野蛮な国であるかを知らされる。先住民族のインディアンを殺戮した歴史を、さらりとパスしている米国の歴史教科書は、シナの改竄史観と変わらない噴飯モノで、「不都合な真実」は述べないシロモノ。ところが、恐竜時代のことをえんえんと書いて、アメリカ大陸がいかに古いかを述べる。錯覚が起きるのだ。それって中国の黄帝伝説とちっと変わらない。
そしてピューリタン革命で、基督教原理主義が殺戮の限りを尽くした歴史が「建国歴史」となり、奴隷を大量に飼っていた男達が「建国の父」に化け、アヘンで荒稼ぎした悪辣商人の家系のルーズベルトが「偉大な大統領」となり、日本への原爆投下は「戦争をはやく終わらせるために致し方なかった」などと言う弁明、つまり嘘で固めた歴史が書き殴られている。
 しっかりとした歴史観に立脚されている高山節は日本のただしい主張になりうるのだが、欧米の欺瞞史観とシナへの隷属に快感を見つけ出す朝日新聞の自虐史観と、埋めがたい溝があるのも当然である。
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◎ BOOKREVIEW ◆書評 ◇しょひょう ▼ブックレビュー ☆
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 保守陣営が最も苦手な科学、ハイテクの国防論
  ナビゲーションの国家戦略が日本に不在という危険性

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山本昇 『ナビゲーション』(集英社新書)
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 尖閣列島・竹島問題と揺れているが、著者の主張の立脚点は、日本が海洋国家であり、統治する排他的経済水域と領海は、中国の5倍、アメリカの4割、ロシアの6割もあり、この国益を掠め取られないために日本のハイテクの集大成でもあるナビゲーションの技術を駆使し、領海の隅々まで、常時監視する体制を整えるべきであると言う。
 これは新鮮な視点である。
著者は「あとがき」でも、そうした重要な指摘をしているが、尖閣や竹島の問題が同時並行して起きている。
もしナビゲーションへの関心が、日本人の意識の中で、もっと高かったとすれば、今回のような深刻な問題には到らなかったのではないか、ナビゲーションの根本の空間と時間の管理は、貨幣管理と同じくらい重要である、と訴える。
本書はまた羅針盤の「大航海時代」から、航空機やロケット出現の時代を経て、カーナビやスマートフォンへとつながる歴史物語を叙しており、そうはいうもののナビゲーション、つまり「時間」と「空間」の制覇が、国家の覇権の源泉であることを示している。
翻って中国の大陸間弾頭弾、宇宙船、キラー衛星などの大躍進を目撃する我々は、その国家戦略として、何が重要であるか、ナビゲーションが次代の覇権に繋がるかを感得できるのである。
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 読者の声 どくしゃのこえ READER‘S OPINIONS 読者之声
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(読者の声1)中国の馬鹿っぷりには毎度のこととはいえ呆れてしまいますが、ネットに面白い写真がありました。
反日デモ」に参加した女性、駐車していた自分の日産車が打ち壊され泣いているというもの。
セブン・イレブンも打ち壊し対象のようです。
坊主憎けりゃ袈裟まで憎い、ということわざがありますが、日系の製品・会社だからと打ち壊しをしていたら、全部中国で作られたものだったというブーメラン。
以下もネットで拾った画像です。
平和堂にて略奪行為を行うデモ隊
ジャスコに人が殺到
ジャスコ 警備が突破され入り口にデモ隊が殺到
ジャスコ 窓ガラスをほとんど破壊される
ジャスコ デモ隊が略奪行為
日本大使館投擲用卵 お一人様 2個まで
半笑いで日本大使館を警備する軍人
本日破壊された日本車
ユニクロ 暴動を恐れて尖閣の領土は中国の物と書いた物を貼る

「卵が一人2個まで」というのはいかにも官製デモ。それでも岡田屋ジャスコまで壊されている。媚中の岡田克也の低姿勢などなんの意味もなかった。
ユニクロは店を壊されるのを防ぐ苦肉の策か。それでも反日企業と言いたくなりますね。
これほど民度の低い中国、日本企業は中国から手を引く時期なのかもしれません。
  (PB生、千葉)


(宮崎正弘のコメント)まさに拙著『中国よ、反日有り難う』(05年、清流出版)の世界です。ユニクロは以前から反日企業ですよ。「中国での商売に差し支えるから首相は靖国に行くな」と暴言を吐いた手合いが社長ですからね。



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(読者の声2)中国のきちがいじみた反日デモをみていると、宮崎さんが数年前から指摘されていた『日本企業は中国から撤退せよ』(阪急コミュニケーション)や『中国よ、反日有り難う』で指摘されてことが、まさに適切で正しい予言でもあったことを今更ながら感得しています。
  (BH生、埼玉)


(宮崎正弘のコメント)新刊の『中国権力抗争』(文芸社)で、もうすこし深く権力の奥の院の動きを掘り下げております。




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(読者の声3)「9・29反中共デー東京大会」のご案内です。
「中国共産党」が支配する「中華人民共和国」すなわち中共は、「反日」「共産」「中華」の三悪国家であり、敵国です。我が国土である尖閣諸島を侵略しようと妄動する中共は撃ち破らなければなりません。
昭和47年9月29日、我が国は中共との国交を樹立しました。本年は所謂「日中国交正常化」40年となります。しかし、中共との友好は断じて存在しません。主権侵害、内政干渉、領土および領海の侵犯など、中共による敵対行為は数限りなく繰り返されてきました。
中共の脅威に晒されているは、我が国だけではありません。満州、南モンゴル、東トルキスタン(ウイグル)、チベットなどに対する侵略・虐殺・苛政。また台湾に対する併呑の野望。さらに中共に支配されている全ての人民たちの苦難。中共の存在は、アジア全民族の脅威であり、人類の敵と断言できます。
我々は草莽の有志として、祖国の危機を坐視できません。平成14年9月29日、所謂「日中国交正常化」30年の秋、我々は中共との国交断絶を勝ち取る為、9・29反中共デーを開催しました。昨年は東京だけではなく、北海道(札幌)でも、東北(仙台)でも、中部(名古屋)でも、関西(大阪)でも、九州(福岡)でも、反中共デー闘争は展開されました。
所謂「日中国交正常化」40年のとなる本年も「9・29反中共デー」の旗の下、勝利を目指して、同志道友が共に起ち上がり、共に闘う事を熱望します。勝利を信じて、闘いましよう。
  記
[日時]  9月29日(土)雨天決行  午前11時~集会開始 正午~行進出発
[場所]  三河台公園(東京都港区六本木4の2の27/六本木通り沿い/俳優座の横)
[合意事項]?国旗の掲揚は歓迎します。また、旭日旗やZ旗の掲揚も歓迎します。
!)台湾やチベットなど中共と戦っている国々の方が、ご自分の国家や民族を象徴する旗を掲揚することは歓迎します。?超党派の運動のため、会旗など団体の旗の掲揚は禁止します。?幟や幕などを持参することは認めますが、会名などしか記されていないものは認めません。ただし、会名が記してあっても、主張が大きく記されており、会名が小さいものについては認めます。
     ?拡声器の持参は認めます。?車輛での参加はご遠慮ください。?徒歩行進に適さない服装や履物での参加はご遠慮ください。

[連絡事項] 本年も東京だけではなく、北海道(札幌)でも、東北(仙台)でも、中部(名古屋)でも、関西(大阪)でも、九州(福岡)でも、開催する予定です。
「呼び掛け] 9・29反中共デー東京大会共闘委員会
事務局 03-3918-9524(三澤浩一)
 


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(読者の声4)下記の提案を拝読いたしました。総理就任と同時に参拝下さることは、大いに意義あろうかと存じます。
総理在任時に参拝なされなかったことが今にして悔やまれますが、挽回の好機であります。もっとも故石橋総理や故中川議員が米国に嵌められた如く、自存自立を目指す政権に及ぶ権謀を回避する手立てが野党たる現在おありかどうか気がかりです。間もなく迎える十月三日は故中川議員の御命日です。
『月刊日本』8月号 「米国と提携するが、向米一辺倒にはならない」より
故中川議員に関する真相
SNS「mixi」をなさっておいでの方は下記記事が秀逸で分かり易いです。


安倍晋三氏に、日本再起祈願のため、靖国神社参拝を提案する
 戦後六十七年後の我が国を取り巻く世界とアジアの状況を顧みる時、私たちは現在の民主党政権の統治能力無き惨状こそ、日本の戦後体制そのものが行き着いた結果だと考えざるを得ません。緊迫するアジア情勢と国防安全保障問題、二十年以上も続くデフレ不況という深刻な経済問題、国家主権の在り方が問われる憲法問題と歴史解釈問題等々、我が国の現在は文字通り「国家危機」にあると言えます。
そんな中、今月二十六日に行われる自由民主党の総裁選挙に、安倍晋三氏が立候補されました。私たちはこのような「国家的危機」にあって、我が国の政権を任せ得る人物は、安倍晋三氏以外にはないと確信するものであり、その志を強く支持します。安倍晋三氏は、日本国保守本流としての歴史観を持った人物であり、とりわけ、かつての首相時代には、「戦後レジームからの脱却」という主張を掲げ、困難な教育基本法の改正を短期間で実行するなど、目覚ましい実績と経験があります。また、命に関わる病気によって退陣せざるを得なかった、苦く、屈辱的な体験を経て、再び起ち上がった不屈の人物でもあります。

私たちは今、自民党の総裁として、また日本のトップとして、日本再起の為に、「再チャレンジ」に決起した安倍晋三氏を全面的に支持し、支援するものです。そこで、私たちは大事な提案をしたいと考えます。
日本再起のリーダーたるその勇姿を、広く深く国民に知ってもらうため、私たちは安倍晋三氏が日本再起祈願の為、靖国神社に参拝することを提案します。
 保守本流の指導者として、日本再起の象徴として、靖国神社参拝は、多くの国民に大きな感動と共感をもたらし、誇りある強い指導者として、安倍晋三氏を国民に印象付け、総裁選勝利の大きな原動力となるでしょう。是非、安倍晋三先生におかれましては、日本再起祈願と英霊への誓いを新たにしていただきたく、総裁選前の靖国神社参拝をお願い申し上げます。
 私たち一同も、安倍先生と共に、靖国神社に同行し、参拝をするつもりです。

                       平成24年9月14日
「安倍晋三氏に日本再起祈願のため靖国神社参拝を提案する国民の会」
「安倍晋三氏に日本再起祈願のため靖国神社参拝を提案する国民の会」発起人(50音順敬称略)
阿羅健一(近現代史研究家)荒木田修(弁護士)井尻千男(拓殖大学名誉教授)板垣正  (元参議院議員・日本遺族会会長)伊藤哲夫(日本政策研究センター代表)イリハム・マハムティ日本ウイグル協会会長・世界ウイグル会議東アジア地区副総裁)潮匡人(評論家)
内田智(弁護士)遠藤浩一(評論家)大高未貴(ジャーナリスト)小川義男(狭山ヶ丘高等学校校長)尾崎幸廣(弁護士)小田村四郎(元拓殖大学総長)小山和伸(神奈川大学教授)加瀬英明(外交評論家)川村純彦(元海上自衛隊海将補)日下公人(評論家・社会貢献支援財団会長)クライン孝子(ノンフィクション作家)
黄文雄(作家・評論家)児玉源太郎(日本安全保障情報機構株式会社代表取締役社長)小林正(教育評論家・元参議院議員)小堀桂一郎(東京大学名誉教授)佐波優子(ジャーナリスト)上念司(経済評論家)すぎやまこういち(作曲家)関岡英之(ノンフィクション作家)石平(評論家)高池勝彦(弁護士)田中英道(東北大学名誉教授)田中偵人(弁護士)田母神俊雄(元航空幕僚長・「頑張れ日本!全国行動委員会」会長)塚本三郎(元衆議院議員・元民社党委員長)頭山興助((社)農村資源開発協会理事長)富岡幸一郎 (文芸評論家・関東学院大学教授)中西輝政(京都大学名誉教授)永山英樹(台湾研究フォーラム会長)西村幸祐(評論家・ジャーナリスト)吹浦忠正(ユーラシア21 研究所理事長)福田逸(明治大学教授/(財)現代演劇協会理事長)藤井聡(京都大学大学院教授)藤本隆之(株式会社展転社代表取締役社長)ペマ・ギャルポ(桐蔭横浜大学教授)牧野弘道(戦史作家・元産経新聞編集委員)増元照明(「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」事務局長)
三浦小太郎(評論家)水島総(「頑張れ日本!全国行動委員会」幹事長」)溝呂木雄浩(弁護士)三橋貴明(経済評論家・作家)皆本義博(NPO 法人埼玉県国民保護協会会長)宮崎正弘(作家・評論家)三輪和雄(日本世論の会会長・正論の会代表)茂木弘道(「史実を世界に発信する会」事務局長)百地章(日本大学教授)山際澄夫(ジャーナリスト)
山田惠久(國民新聞主幹)山村明義(作家・ジャーナリスト)屋山太郎(政治評論家)柚原正敬(日本李登輝友の会常務理事)渡部昇一(上智大学名誉教授)
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『中国権力闘争 共産党三大派閥抗争のいま』(文芸社、1680円)
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 尖閣上陸の反日活動家。その後の中国各地での「反日運動」の広がり、そして日本大使のクルマを襲撃し日章旗を奪った活動家は意図的に「安徽省」ナンバーをつけて胡錦涛外交を批判した。あれは計画的犯行である。
国旗侮辱は戦争の原因になる。さすがの傲慢中国も、遺憾の意を表明したが、誠心誠意ではなく、欺瞞である。

 尖閣上陸の牙を研ぐ中国海軍。尖閣に上陸せよと呼号する強硬派軍人。
 南シナ海にリグを打ち込み、南沙、西沙、中沙を合同して「三沙市」とし、軍管区分区を設立し、海南島三亜に大潜水艦基地をつくった。

 これらの背後には「上海派」vs「団派」の対立があり、太子党はどちらか有利な方へいく。これまでは「上海派」+「太子党」vs「団派」の対立構造だったが、地殻変動がおきて「団派優位」の情勢に転換した。

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