火曜日, 9月 25, 2012


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宮崎正弘の国際ニュース・早読み(鴻海が中国のiPad工場を閉鎖
2012925 6:32




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理由は某タレントの騒動で「洗脳」についていい加減な情報が広まったから。
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
   平成24(2012)年9月25日(火曜日)
        通巻第3766号  
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 鴻海、その決断の早さ。中国工場を閉鎖決定
  従業員二千人が乱闘、40人負傷。アイパッドの主要生産工場から撤退
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 焼き討ちされても、まだ中国に未練をもつ日本企業が多い中、台湾系の「鴻海精密工業」は、その中国子会社「冨士泰」(FOXCONN)のアイパッド生産主力工場だった山西省太原工場を閉鎖すると発表した。

 もともと賃上げを求めて発生した従業員二千人の大乱闘事件。この暴力行為は三日間続き、あまりの工員等のレベルの低さと度重なる賃上げにネをあげて、鴻海は撤退を決めたのだが、これは日本企業にとって格好の参考材料とならないか(もっとも鴻海は中国全土にあと30の工場をもち、全中国の従業員は54万人)。

 鴻海は、日本でもシャープの株式取得で大騒動を引き起こしている張本人。約束したシャープの株式を土壇場で値下げさせようと、郭台銘社長の、そのしたたかな、或いはいかにも中国的なえげつなさにシャープ側もむくれている。

国産半導体の企業「ルネサス」の買収を謀ったKKRという強欲ヘッジファンドを前にようやく日本は官民一致して立ち上がったようにシャープを外国資本の買収から守ろうとする運動もおこす必要がある。

GMをなぜ米国政府は救済したか。JALは、いかにして再建されたか。
繁栄に驕慢となった肥大化して一極集中し、中韓の攻勢に失速した日本企業も正念場である。

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「中国は戦争にうってでる危険性がある」と世界主要メディア
  英誌「エコノミスト」は「尖閣で日中は戦争になるかーー悲しいかなイエスだ」
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 27日に予定されていた「日中友好四十年記念式典」は北京側の嫌がらせキャンペーンの一環で中止ときまった。
それでも日本の経済界が代表を送るというから、その敗北主義的守銭奴ぶりには驚かされる。
 
また北京は「友好分子」として鳩山元総理など十名を招待して日本の政財界を分断する作戦にでたが、この際、のこのこ北京に行く人たちがいて、日本側にとっては誰が売国分子であるかも鮮明に把握できるだろう。

 華字紙報道を見ていると「不惑の年に戦略的互恵は吹き飛んだ。全レベルで友好行事は降格され、以後の正常化はたいそう困難になった」として、日中間の戦争の危険性を警告した。

 「(中国の)各軍管区は空前の軍事演習を繰り返しており、すでに実弾演習だけでも40万発の弾丸を費やした」(多維新聞網、9月24日)。
 「日本との戦争は(1)近く開戦する、(2)経済制裁を徹底して日本経済を干す(3)持久戦だ、と分析されている。

 日本のメディアは、まだ未来展望が平和ぼけ、事態の深刻さを客観視できていないようだ。
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◎ BOOKREVIEW ◆書評 ◇しょひょう ▼ブックレビュー ☆
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 民主主義は腐敗の始まりか、堕落への一里塚か
  現代日本人の在り方を当時のインテリ総動員で討論した歴史への証言集

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福田恒存『福田恒存 対談座談集 (現代人の可能性)』(玉川大学出版部)
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 福田恒存対談シリーズも第七弾、これが完結篇である。平和革命とインテリ、チャタレー裁判とサド裁判とセックス。日本人の天皇観などを異色の人々と語りあった記録。もう一度読み返したいと思っていた歴史的な座談会が収録された。福田ファンにとっては、待望の書でもある。
 若い人には記憶にさえないだろうし、きょうび文学のエロ小説を前にしたら、えっ何でこの程度の描写が裁判になったの? という不思議の国ニッポンのチャタレー夫人の翻訳本をめぐって言論の自由、社会風俗秩序紊乱という深刻なテーマを生んで、法廷でまじめに争われた。
この表現の自由をめぐる座談会は福田のほかに伊藤整(翻訳者)、大岡昇平、奥野健男、渋澤龍彦、白井健三郎、中嶋健蔵、埴谷雄高の各氏がでてきて丁々発止。これは昭和三十七年の『文芸』。その頃、文庫本になった『チャタレー夫人の恋人』(ローレンス、伊藤整訳)を夢中で読んだ記憶が蘇った。

「現代人の可能性」というテーマでは福田のほかに開高健、河上徹太郎、篠田一士、進藤純孝、村松剛、佐伯昇一の面々で侃々諤々。これは昭和三十三年の『批評』。あのおしゃべりの開高健の発言が一個所しかないという奇妙な座談でもある。
ほかにも司馬遼太郎、山崎正和、林健太郎を囲んで『日本人にとって天皇とは何か』をめぐる長い長い論争が収録されている(昭和四十六年の『諸君』)。これも雑誌がでたすぐに読んだ記憶がある。
最後は「日本民族国家の形成と天皇御存在の意義」で福田、村松剛、戸田義雄との鼎談となっている。
 最後のチャプターで村松剛が次の問題提議をしている。
 「民主主義は『民衆は賢い』という仮説の上に立っている(中略)が、刺激は刺激を呼んでセンセイショナリズムは強くなり、片方ではイデオロギー操作もある」、まさにトクビルが予言したように「民主主義の世の中になると責任感を持った貴族がなくなって、本当に愛国心のある奴は民主主義を敵視し、卑しい欲望が正義の名において剥き出しになるだろう」と言ったが、その通りの日本がやってきた。
 福田はこう答える。
 「物じゃない心だ、とか或いはみんな生き甲斐をもとめているとか、今の繁栄社会で空虚感を感じてきているとか、もっともらしいことを言われてきた」があれは本当に『嘘っぱち』だった。だが、福田は、日本人は古来よりプラグマティストではなかったのか、と結論するのである。
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読者の声 どくしゃのこえ READER‘S OPINIONS 読者之声
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(読者の声1)北村稔(立命館大学教授)/林思雲(工学博士)の『中国人はなぜ平気で嘘をつくか』という論文があります。
中国人が平気でウソをつくということについては、中国政府の度重なる言動、多くの中国進出企業が遭遇した体験、そして日本在住中国人などを通じて今や常識化しつつある。
この中国人のウソつき症候群の心理的な分析を歴史にさかのぼって検討したのが、この対談・論文である。結論的には中国人の徳目の一つ「避諱」(ひき)にいきつくという。
これは隠すとか避けるとかいう意味であるが、国家や家族のために不利なことは、事実を曲げてでも隠さねばならない、それが正しい、という考えである。身内の体面を汚すことはあってはならない。正直であるということはこの考え方の前では、重要ではなくなるわけである。国家にとって都合が悪いこと、不名誉なことは一切明らかにしてはならないという「倫理観」である。

つまりウソを独特な(?)倫理観に基づいて積極的につくのが中国人なのであるということを知らなければならないわけである。
日本人のみならず世界中の人たちもこのことを知らないととんでもない見当違いをすることになるわけである。
さて、現在中国政府は尖閣を自己の領土であるというウソを平気で主張し、強引にそれを既成事実化しようとしている。世界中の人々にこれは全く根拠のないウソであること、こんなことをうっかり許すと大変なことになってしまうということを知らせていかなければならない。その絶対的なウソを示す5つの根拠をすでに我々のサイトでは発表している。 [動かぬ証拠5点]:
「史実を世界に発信する会」 茂木



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(読者の声2)某大手造船で中国国営海運会社であるCOSCOと合弁で江蘇省南通と遼寧省大連の二箇所で造船所を運営していますが、8月来の反日騒動の影響は全くなく、操業も平常通りで、従業員の反日、抗日、侮日の動きは一切ないそうです。
 同社幹部が出張してもいつもの通り歓迎してくれるそうです。同社は造船以外に、原動機、プラント、機械など多くの部門が中国に進出していますがやはりいずれも反日暴動の影響は受けていないとのこと。中国当局も長厚重大の基幹産業は攻撃対象から外しているとも思われます。
(武蔵国杉並住人)


(宮崎正弘のコメント)新日鐵と合弁の宝山製鉄も被害なし、七月の暴動では被害を受けた王子製紙ですが、同社工場のとなりは東レです。被害が報告されていません。
大連では反日デモが、そもそも組織されていません。11年8月の暴動で、反政府に向きを変えられた苦い経験がありますから。
こうみてくると当該地方政府のさじ加減で、反日行動がおきたり阻止されたりという、中国共産党の「やらせの構造」が浮かび上がります。



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(読者の声3)民主党本部へ電話しました。「野田総理がアメリカのメディアの取材で、『慰安婦問題で水面下で動いていると言ったそうですが、水面下で動いていると言ってしまえば、水面下で動いていることになりませんが、いかがですか。野田総理も随分知能が低いですね。』」。
皆様はいかがでしょうか?
そして、これが大事です。野田総理や民主党が、いくら水面下で動いても、日本の立場や日本の名誉とご先祖様(英霊)の尊厳を守る立場での解決は絶対にしないだろう。もし、そういう解決の仕方をしたなら「慰安婦問題」を何度でもこちらから(保守の側から)‘’蒸し返そう‘’、何度でもだ。
一番良いのは、今回の‘’水面下の動き‘’を、総選挙を理由に時間切れにすることだ。
 (TK生)



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(読者の声4)ロマノ・ヴィルピッタ先生の三島研究会における「公開講座」に出席し、大変興味深く聴講させて頂きました! 非常に勉強になりました。
それにしても日本人もイタリア人(世界も)共に戦後はひどく洗脳されてきたものだと改めて認識いたしました。私は20年以上イタリアに居住し、ごく最近帰国したばかりですが、年配の知人友人には日本の海軍の勇敢さを褒め称える人々が多く、尊敬の念をもっています。
今の日本人はヘタレざま、まことに恥ずかしいのですが、海外にいたら日本人として堂々としていなければならないので、現状を取り繕うのに一苦労でした。
日本は国旗掲揚ひとつ満足にできない国です。これをごく近しい友人に話したところ、「ええええっ? 日本はいつからそんな国に????」と驚愕していました。
イタリアは左翼でも愛国者だと思います。
不思議の国、ニッポン。先生方のご著書を改めて読んでみます。よく勉強してからでないと次の懇親会に出席できないので。
 (GK生)
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  << 宮崎正弘の最新刊予告 >>
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 品切れでご迷惑をおかけしております。週末に増刷が配本予定です

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 日本文化チャンネル桜(スカパー!217チャンネル)からおしらせ
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29日放映
「闘論!倒論!討論!2012 日本よ、今...」 
テーマ: 「対中国・朝鮮『超限戦争』開始!」
中国・朝鮮に対し、日本がとるべき外交・安全保障面の方策から超限戦までの議論

放送予定日:9月29日(土曜日)20:00-23:00
日本文化チャンネル桜(スカパー!217チャンネル)
インターネット放送So-TV(http://www.so-tv.jp/
「YouTube」「ニコニコチャンネル」オフィシャルサイト

パネリスト:伊藤貫(国際政治アナリスト)、鍛冶俊樹(軍事ジャーナリスト)、河添恵子(作家)、高永?(拓大国際開発研究所客員研究員)、福山隆(元陸将)、宮崎正弘(作家・評論家)、鳴霞(月刊「中国」編集長)
司会:水島総(日本文化チャンネル桜 代表)
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大反響! 反日暴動の背景にある中国権力中枢の野望と抗争
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宮崎正弘の新刊 
『中国権力闘争  共産党三大派閥抗争のいま』(文芸社、1680円)
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「上海派」vs「団派」の対立、太子党はどちらか有利な方へいく。これまでは「上海派」+「太子党」vs「団派」の対立構造だったが、地殻変動がおきて「団派優位」の情勢に転換した。
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< 宮崎正弘のロングセラー >
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『中国が世界経済を破綻させる』(清流出版、1680円)
『国際金融危機 彼らは「次」をどう読んでいるか』(双葉社新書、840円)
『2012年 中国の真実』(ワック、930円、新書版)
『中国大暴走 高速鉄道に乗ってわかった衝撃の事実』(1365円、文藝社)
『中国は日本人の財産を奪いつくす!』(徳間書店 1260円)
『オレ様国家 中国の常識』(新潮社、1470円)

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<宮崎正弘の対談シリーズ>
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『猛毒国家に囲まれた日本』(佐藤優氏との対談。海竜社、1575円)
『増長し無限に乱れる「欲望大国」中国のいま』(石平氏との対談。ワック、945円)
『絶望の大国 中国の真実』(石平氏との対談。ワック、933円)
『日米安保、五十年』(西部邁氏との対談。海竜社、1680円)
『世界が仰天する中国人の野蛮』(黄文雄氏との対談。徳間書店、1575円)
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 宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
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(C)有限会社宮崎正弘事務所 2012 ◎転送自由。転載の場合、出典を明示
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