水曜日, 10月 31, 2007
ほぼ毎夜の会社どまりの日々がようやく峠を越え、なんとか肩の荷がおりた所。土日もまじめに励んだので、途方に暮れたわりにはあっけなく過ぎ去った。それで、ひさしぶりに自転車で帰って来た。ペダルを踏む足取りも心なしか軽く感じる。
実は、前回の通勤時、朝早めに出発したのだが、前の晩に危惧した通り、初めての走行中パンクに見舞われた。その日に限って、朝途中で思いつくことがありそうで、ポケットに手帳と筆記用具を忍ばせた。ちょうど8キロをすぎたあたりで、川辺の遊歩道を走っていて、その通りが終わりかけた頃、忘れそうだから、と止まってメモした。走り出す段になって、車がこないから、早めに反対側へ渡ろうと、こぎだす力を節約できるよう、ほぼ直角に道を横切ろうと、わりと傾斜のある方へとで出して、後輪が一番下へどすんと着いたとたん、違和感を感じ、急に空気が甘くなるのを感じた。
しばらくして、安全な場所で見てみると、切削屑のような薄い鉄板が折れ曲がったものがタイヤに食い込んでいる。ちょっと持ち上げたら、一気に空気が抜けてしまった。
ちょうど町中で、自転車屋さんもあるかもしれないが、この辺で思い当たる店は知らないし、あったとしても開けている時間帯ではない。それで、4.5キロほどさきのいつも通勤時間帯には開けている店まで、押していくことと相成った。
しばらくすると、タイヤが完全にリムから浮き上がり、チューブがはみ出して来た。チューブをたくし上げた荷台に引っ掻け、押していると、今度は邪魔者がないので、タイヤの一方の縁がすべてリムから外れ、タイヤ内面が半分丸見えの状態に。設置面のタイヤパターンが浮き上がって見えるほど薄い自転車のタイヤであった。何度もはめ直したが、すぐに片側全部が外れてくる。仕方なく、押していく。反対側の丸出しのリムが石などにあたると、金属的な音がする。
対抗からは、女子学生などがたくさん通学で自転車で来たが、みな見てみぬふりで通り過ぎる。同情的な視線は一つもない。今時の子供って、そうなんだと思いながら、ひたすら歩道を汗をかきかき店まで30分以上かけて、よろけながら押していった。
最初はいつ着くか、まるで予想がつかなかったが、半分をすぎるあたりから、覚悟を決めてスピードアップ。幸い、全部外れるということはなかった。
自転車屋さんは、会社からは前回の店より一キロほど遠いので初めてなのだが、店主のことはバイク通勤時から交差点だったせいもあり、よく見知っていたので、安心感があった。代車を貸しますから、夕方きませんか?と言われたが、その日はもう、夜も自転車で帰る気はなくなっていたので、今待ちますからやってもらえませんか、と行ったら、椅子を出してくれて、嫌な顔もせず数分で直してくれた。
心配した、チューブ背面へも貫通していなくて、一カ所のみで助かりました。店主も、新客となるかどうか関心があるらしく、さりげなくいろいろと聞いてくる。ブリジストンタイヤの交換だと、チューブ、工賃込みで3800円だとも。
自転車は、ホームセンターで買ったんだろ!?と聞いてくる。正直に答えると、安いからな!と言っていた。ああいうところの自転車は、みな安い外国産なんだよ、と。てっきり高いほうを買ったので、国産かと思っていた、と言ったら、ほら、ここに小さい字で、中国製と書いてある、と教えてくれた。それで、ひどい状態で、チューブが内部でこすれて最初のパンクが起きたらしい。一部がこすれて、ピカピカしていて、その真ん中あたり、接地面とは反対側にパンク修理の後があった。
それでも会社につくと40分オーバー程度で、遅刻寸前で会社に着いた。店主が、たよりになるいいおじさんにいっそう身近に感じられた。スクーターの中古45000円、メイトの中古で7万円とか教えてくれました。顔まで言ってしまうと、いまの韓国人の国連事務総長さんそっくり、と言って過言ではないおだやかな感じの店主ではありました。
おとといの晩インターネットで頼んでおいたOSXの10.5、通称レパードが翌々日には届いていた。一部の機種で、アップデータ適用後、フリーズするという情報を知ったが、後の祭り。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071029-00000004-cnet-sci
それで、さっそく昨夜インストールして、10.4から10.5へアップしたが、何のトラブルもなく、終了。
ウィンドウズ対応も正式となり、いろいろな対応ドライバをウィンドウズを起動した状態でインストールすればよいらしく、きわめてらくちんに終わった。マックに戻ろうとコントロールパネルを探すと、新しいいくつかのアイコンが増えていても、起動ボリュームを選択するHDのアイコンががなくなっていてどきりとしたが、しかたなく再起動を選んで、立ち上がるとき、optionキーを押していると、ウィン、マック、あるいはDVDのインストールディスクのどれから起動するかアイコンが出て来たので、アップルを選んでもとに戻った。
最初の画像が、スリープ状態から復帰したとき、次の画像が、ドック内のアイコンをクリックしたとき、そこの書類一覧を表示する機能。あまり使っていないのでわずかしかないが、多くなると、正方形の領域にきちんとならんで表示されるようだ。
それで、あれ、こんな書類もあったのか、忘れていた、というものもあり、開いてみた。
5『122] 福井雄三『「坂の上の雲」に隠された歴史の真実』(主婦の友社) 投稿者:ロシアチョコレート 投稿日:
http://soejima.to/boards/undefine/110.html
2005/10/08(Sat) 22:44:48
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」から一部貼り付けます。
(貼り付け開始)
福井雄三『「坂の上の雲」に隠された歴史の真実』(主婦の友社)
過日、或るシンポジウムで著者の福井教授とご一緒した。 話題はノモンハン事件から近代現代史の誤謬をめぐる企画で、話題が集中したのは従来ソ連が勝った! 勝った! と宣伝されてきた日本軍とソ連軍との軍事衝突の真実である。 評者(宮崎)はノモンハン現場の現状から説明を始めた。ソ連が崩壊し、民主化されたおりに、夥しい機密文書が世に出た。 毛沢東の機密に関してはユン・チャン(『ワイルドスワン』の著者)が、それらの機密文書を詳細に追跡し、十年がかりで『毛沢東、知られざる真実』を書いた(本邦未訳)。』
本邦未訳となっていますが、すでに二冊になって出ています。そこには、日本軍が実行したとされる張作霖爆殺が、実はKGBが日本軍がやったように見せかけたものだということが出ている。
このことを読んだ数学者の藤原教授の日記にも、え〜、そうなのというような驚きが書かれているのが、新聞記事のコラムに載っていた。ついていけない、という意味のフーッで終わっている。しかし、これでまた面白くなった。
『ノモンハンは日本がかろうじて勝っていた事実が判明し、これまでの五味川純平、司馬遼太郎、半藤一利、田原聡一郎などが主張してきた巧妙な左翼の嘘がばれた。』
半藤一利氏は、文芸春秋だから左翼ではないのに、変なことをいうなと思っていたし、今でもその思いは相変わらずで、具体例を書こうとしてしていた矢先。左翼と決めつけられている。やはりそうなんだ、という思い。
左翼は巧妙な嘘をつくことは、今回の沖縄でのデモ11万人説や、軍の命令がないのを知りながら、あたかもあったかのように軍がいたからそうなった、という雰囲気づくりに躍起。最も、これだけいろいろ従来とちがうことが明るみに出て来たら、彼らが生き延びる手だてはないのだから、必死なのだろう。マッカーサーという庇護もとっくにないし。
『とりわけ司馬遼太郎は、デタラメな軍事史観をもとに全てを一方的に判定する癖がある。その売国的歴史観を「乱世史観」と称したことは有名だが、『坂の上の雲』は、軍事データや作戦の齟齬に関する誤謬に満ちている。
乃木大将が愚かであった、と分析すること自体、歴史の嘘を踏襲し、みずからの歴史しらずを晒しているようなものだが、これまで不思議なことに司馬氏への批判がすくなかった理由は、司馬遼太郎の小説がいまも飛ぶように売れるため、出版社、新聞社が司馬遼太郎批判を忌避してきたからである。
そのタブーも破られる日がきた。
福井氏は、何が真実であるかを読者に誠実に木訥に提示し、しかし大胆に歴史を問い直す作業に挑まれてきた。本書は司馬遼太郎批判を、『中央公論』に書いたことが端緒となって編集者が強く単行本化を従容し、その後の考察が加わった力作となった。 ☆ ☆ ☆ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
http://www.melma.com/backnumber_45206_2310112/
(貼り付け終了)』
となっている。ありがとう、ロシアチョコレートさん。私は、自慢ではないが、学生時代友人の下宿で、司馬氏の小説を数ページ読んでから、そのときは、自分で買って読もうかな、と思ったが、その後どうも食欲がわかず、今日まで一冊も買わずにきた。今では、その判断は正しかったんだろうな、と思っている。最初は、だまされていろいろ週刊誌などの記事は読んでいたが、やはりノモンハン批判、昭和の軍部批判の一方的なことに、ついて行けなかった。
それでも産経記者上がりだと言う。文芸春秋の半藤氏と一緒ということか。それとも時代がそうだったから、俺もそうしたと。どっちみち同じなんだろうけど。
科学でも、ある人は新事実を見出すのに、大多数の人はそうではなく、事実関係すら把握できない例が多いとも聞く。科学ならそれですまされようが、国の歴史が、そうであっては、いががなものか。
アングロサクソンも勝者に都合のよい歴史を捏造というか創造するというと、オランダ人は喜んで理解してくれた、という話もある。教科書問題も、まさに立場で大きくちがうのだ、ということくらいは両論併記してもらいたい。
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