金曜日, 12月 04, 2009
ホットタイプのプラグに交換二日目の昼に焼け具合を目視してみた。予想通りに比較的きれいに焼けている。二番と三番のそれぞれ、最悪タイプと最上タイプの例だ。後の一番、四番はこの両者の、悪いほうに近い焼け具合ということは経験的に分かっている。
最悪タイプも、イジリウムプラグにすると熱価7でもこのぐらいの焼け具合だった。おそらく火花の飛び方がノーマルと違い、局在している感じである。オールノーマルに戻し、ミラクルパワーを外したほうが、にんじん君効果がよりはっきり出る感じ(錯覚!?)がしたので、また四個とも外した。何度も脱着を繰り返したので、ちょっと触るだけで枯葉のように落ちる。
このイージーさが魅力でもあり、いざというときの不安でもある。
この最悪プラグのカーボンのつき具合といったら、
http://www.denso.co.jp/PLUG/basic/diagnosis/index.html
に出ているカーボン付着プラグとほぼ互角かちょっとマシなぐらいだった。20キロ足らずの通勤では、やはりこうなる、という見本かどうか?。長距離オンリーだったら、もう少しマシだったろうと思う。今までは、長距離ツーに出ると30~50キロぐらい走らないと、エンジンが完全に温まった気がしなかったが、今朝はちょっと遠回りして25キロを過ぎるくらいで、そんな感じの走りをしてくれたように感じた。
もちろん、5キロ~ぐらいで効果が出ている、とするのはプラシーボのなせる業かも知れないが。ミラクルパワーをつけると昨日はエンジンがちょっとだるい感じで、ピストンが普段と違う膨張をしている感じと音がしたことを思い出した。特に、にんじん君との併用は、双方の特徴を、スポイルしあっているような気が、まさかとは思うが、過去何度も感じた。
ただ、イジリウムプラグでは、ミラクルパワーは可、にんじん君は不可という診断であった。
ノーマルプラグににんじん君だけにしてからまだ半日、帰りの幹線道路で、車と競っていたら、ある回転域から急に吹けだして、エンジンから聞き慣れない響きを発して加速を始めた。
ツーサイクル車っぽい、あるいはターボ車っぽい感じといったら良いのだろうか、アクセルに関係なく吹け出す様は、新鮮な感動であった。点火タイミングが急にピッタリとあって本来のパワーが出て来た、といった感じといえばいいのだろうか。このバイクに乗るようになってからは、初めての感動体験であった。
ひょっとしたら、これがにんじん君の効果なのでは!?とさえ思った。最初から、にんじん君は高回転向き、という感じがつよく、対して一方のミラクルパワーは低速からグイグイとひっぱる感じといった対比ができようか。CB1000SFはショートストロークの回転重視設計。かといって高回転高出力ではないし、中速重視のおだやかタイプ。
買ったとき、アクセルを開けてもこれでも1000か?と拍子抜けするほどグイグイ感がなかったが、今思うと、アクセルを開けるのは時速100数十キロ以上の場合で、100キロ以下では回転の上がりを待てば、思った以上に伸びる。ローでも250クラスの感覚で回転をちょっと上げ気味にしてクラッチミートするようにしていたら、急に吹けるようになってびっくり。そのときの上げ気味にしたときは、いい音を発する。ぺったんとクラッチミートで車的感覚で走っていると、全然そういった音は出ないで、ただただ静かで物足りない。
イジリウムプラグにしてから、クラッチミートを誤り回転をあげすぎたときに、いい音を発することに気づいていた。それまでは、そういう運転はこのバイクには不向きと思っていただけに、少しびっくりした。要するに、大きさや重さはあまり関係なく、CBはまわして楽しむバイクという血統からは逃れられないのだろう。音だけ聞いたら、どこの400か!?ということになるかもしれない要素を持っている。
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