日曜日, 8月 23, 2009


またまた、一人でバイクを移動させようとして、今度は反対側に倒してしまった。ガッガチャ〜ン!と派手な音を発して、しかも脇のスチール製の物置の角にタンクが当たり、・・・ガーン・・・。物置の角は丸みがつくほど凹み、あちこちゆがんでしまった。

しかも、夜。暗くてシート回りにおいてあった工具類も散乱して、何がなにやら、。茫然。
取りあえず起こさないと、被害の確認もできない。起こそうとしたが、シートとタンクの境目が物置の角にピッタリとついているので、ハンドルぐらいしか引き起こす取手がない。ポジション的に大変都合がよろしくない。

何度か試すが力がうまく入らず、10センチほど持ち上げては諦める。息が上がってしまい、どうしようもない。倒してしまったら、取りあえず他人が現れるのを待つ、と言ったかねごん様の言葉が頭をよぎる。もうバイト氏も帰ってしまい、会社にはだれもいない。隣のおじいさんはもう70近いし、たぶんもう出来あがっているはずだ。

しかたなく、自力で引き起こすしかない。再挑戦。腰まで上がってきたが、バックミラーが股間に入ってしまい邪魔で、また戻す。右側のバックミラーを外し、少し足場にゆとりを持たせ、成せば成る、成せねば成らぬ何事も・・・の精神で臨む。何処でも力が入りやすいところを持って、必死の覚悟で持ち上げる。火事場の馬鹿力とは良く言ったもので、どうして起こせたのか今でもわからない。最後は腰にタンクの角をあて、全力で引き起こした。今日は、左手の腕の筋肉が痛い。

ひきおこして、タンクの被害をみると、物置の変形にくらべれば、被害が軽微で、少し救われた。しかし、完全に塗装が剥げたところが数ヶ所、タンクも凹んでいるが、それほど目立たない。タンクを絞ったあたりが凹んだので、見た目ではそれほど違和感はないので、不幸中の幸いだとおもたが、大いなる不幸にはちがいないがあ、歎いても始まらない。

それからタンクを外し、プラグ交換だ。今日はイリジウムプラグを試す日なのだ。一本1500円。寿命は10万キロとかいう。それで、問題なかったら、半永久ということになる。プラグギャップ調整は、ご遠慮ください、と注意書きがしてある。

プラグを外して、焼け具合を見ていく。2〜4番はまあまあの焼け具合だ。左側1番は電極も真っ黒。3番が一番良く焼けて電極は白い。高速走行でよく焼けたのかもしれない。これでは、4気筒ではなく3.5気筒位のパワーしか出ていないはずだ。

すべて新品に取り換えて、タンクの修理は翌日に持ち越し。エンジンをかけて問題なし。そこで、また焼けの悪い1番と、まあまあだった4番にまたまたミラクルパワーを付けてしまった。
イリジウムプラグの火炎伝播特性は、ノーマルとは違うはずだから、これがまた生きてくる可能性も考えていたのだった。それが、大きなタンクの凹みも引き起こしてしまった。後悔先に立たず。

しかし、走り出して2キロも行かないうちに、外してしまった。それなのに、変なクセが残り、ずっと続いた。それで、イリジウムプラグは向かないのかとも思ったが、始動時についたクセが持続する傾向があるので、始動時からミラクルパワーを付けていたのでそのクセが残ったものと考えられる。予想通り、翌朝、ノーマルで始動したら、昨夜の変なクセは残っていなかった。セル始動は、過去最短の、バッテリーを新品に変えた直後のような時間でかかり、かかると同時に、勢い良くパラパラと派手な音を発する。調子良さそう〜。

やはり、ミラクルパワー無しの方が吹け上がりはよい。パワーというかトルク感は、ミラクルパワーが優っている。ここが悩みの種。しかし、実際に燃費に貢献しないのだから仕方がない。それで、傷つきタンクのまま、走行テスト。乗ってしまえば、足でカバーされ、ほとんど見分けがつかない位置である。早朝なので大人しく走る。

途中、4台のカワサキ軍団に信号で追いつく。とはいえ、一台はハーレーだし、もう一台はスズキの空冷ナナハン。900らしい、忍者とあともう一台車種不明。出だしは派手で先に行くが、ずっと一緒に走る予定はないので、途中で抜く。アクセルを開けさえすれば、俄然爆発的に回転が上昇する。イリジウムプラグの御利益ははっきりした。

そのうち、信号が変わってトップを70位で走っていると、案の定4台が後方から忍び寄り、20キロぐらい上の速度で一列縦隊で抜いていく。皆音が派手である。この先は、次の信号まで、絶好の飛ばせる区間である。そこで、走行車線から加速し出し、4輪を抜いて追い越し車線で車列に合流、かわして先頭の忍者を抜く。一撃離脱ということばが頭の中で点灯する。モータロイもどき(スズロイ)のおかげで、一般のバイクよりは格段に静かで、しかもダッシュが効くので、抜かれたほうは、アレッ!?ときっと思っている、と思う。ハーレーだけが、シツコク付いてきたが、譲る気も無ければ、性能的にも負ける筈もない。次の信号以降、みな大人しく走っていた。

いつものセルフで満タンにして定置燃費コースに望んだが、期待に反して、燃費は前回と同様の15.45だった。ここに来るまでのツーリング&通勤燃費は13.6と効果が出ている模様。1/3日ほど、日曜の仕事をし、はがれたタンクの塗装を直した。タンク容量は、30cc分くらい凹んだと思われる。派手な音に反して、被害は意外と少ないのかもしれない。物置のゆがみで戸が開かなくなり、開くほうから入って、中かからゆがみをたたき出して、なんとか戸が開くようにした。

それから、また仕事が終わって出かけるとき、最後のあがきとして、一個だけ真っ黒プラグの1番にだけミラクルパワーを付けてみた。一個だけなら変なクセもそれほど感じず、プラグの焼けの改善に繋がるかと期待したのだった。パワーは出たが、燃費は悪いので、結局取り付けることなやめた。今日、イリジウムプラグに交換して感じたことは、このエンジン、ガソリンの効果的燃焼にはそうとう気を使った設計をしているらしいが、燃費への配慮は二の次だった時代の産物なんだろうな〜ということに尽きた。吹かすと、大変すばらしい加速をする。まあ、にんじん君、スズロイ、イリジウムプラグと組み合わせているせいもあるが、いままで、他社のリッターバイクなどに挑戦する気など殆ど無かったが、回してみると一般道ならば遜色はないようだ。

2 件のコメント:

sho さんのコメント...

どうもこんばんは~♪

今日は一日大人しく家にいました。
昨日は結構長距離を走ったので、ちょっと夏の疲れが出たようでゴロゴロしてました。

ムービー画像のアップ、ありがとうございます。
自分ではあまり意識してませんが、SA入口の左カーブでは結構寝かせてますね!17インチの機動性に助けられている面はありますね。

「しれとこ」、あのボリュームであのお値段とはビックリですねぇ!
いつか行ってみたいです。

物置前での転倒は痛かったですね…。
ただでさえ重たいBIG1、ポジションが悪いと起こすのも至難の業だったでしょう。
私も何度か立ちゴケしましたから想像に難くないです。火事場の馬鹿力のお陰で助かりましたね(^^;

タンクの傷も大したことないようで、交換までは必要ないんですかね。

イリジウムは興味あるんですが、なんせ高いですよね…。バイクショップで点火状態の実演をやってましたが、確かに火花のバラツキは一目瞭然。10万キロももつのは魅力ですが、普通のプラグはどのぐらいが寿命なんですかね?

現状にあまり不満がないので、それほど必要性を感じません。

nature さんのコメント...

sho様、コメントありがとうございます。

とうとうやってもうた~。

凹みはしましたが、ペイントのタッチアップで済ませています。倉庫の壁の色が張りついてしまい、落ちないので、とりあえずマジックで黒くしました。

ネットでみたら、36000円前後でしたが、・・・先立つものが。転売するきでしたら、交換したほうがベターなんでしょうが、乗り潰したほうが絶対安上がりは、事実だと思います。

普通のプラグで2万キロのお勧め交換をしていると、6万キロで同等という計算ですが、・・・1キロ以上も伸びないでしょうから、わらをもすがる組とか、レース用とか、特殊用途でしょうねえ。