日曜日, 10月 18, 2009


今日もいい天気だったが、遠出は諦め、身の回りの用達程度。長距離はなし。しかし、スズロイのおかげか、冷えたままでもスルスルとビッグ1と90キロ近い体重が押し出される快適さは格別。あまり飛ばさず、会社に3.5インチのフロッピーを読み出すべく走るが、ゆっくり走っていたら、いつも通らない道で、反対方向だったが、朝8時台にねずみ取りをやっていた。

日曜の朝で、交通量は少ないのだが、出勤ではないのだろう、対向車でもひっかりそうな車は無いようであった。最近、この辺も決められた区間の通過時間で取り締まる方式も採用されだし、いわゆる通常の放射電波を事前で感知する防御システムが効かない場合もある、そうした場合、カラーコーンをおいて、カムフラージュいているから、すぐわかると友人はいう。

さて、フロッピーが読めず、元ディーラーさんちへ伺い、そちらのシステムで読み取れれば読み取ってもらうお願いをしてから、一眼レフ用の電池とフィルムを買いに、昔からつきあいのあった店へ行く。以前は駅前と駅裏とにその系列店があったのだが、便利な駅前店はテナントが変わって別の店舗となっていた。それで、しかたなく踏み切りを渡って、駅裏店へ。取りあえず、カメラが正常動作するかテストなので、フィルムは一本だけ。今はASA400が主流だとわかった。電池も日本で1200円弱。

今のデジカメ一眼も、ボディだけ買えば交換ズームレンズはフィルムタイプ用のレンズが使えそう。しかし、かさばり、いくら軽くてもバイクツーでは、お荷物の最たるものになりそうである。

さて、あれから、日ごとに振動が丸くなり、手にも優しくなった。以前は、左のクラッチレバーが遊びがあるので、バックミラーの振動が共振して、必ず揺れたものだが、今日は収まっている。どういうわけか、右よりも左の揺れが強い。

写る映像も、アイドリング時、エンジンが暖まると、必ず大きくブレていた。そのとき、人さし指をハンドルの縁にそっと当てると、ビリビリしたものだったが、この頃はあまりびびらず、背景画像のゆれもだいぶおさまるようになった。ハンダロイを入れてから、大きく振動するようになった。買ってすぐマイクロロン処理をしていたので、そのような振動とは無縁だったが、鉛がびったりとエンジン各部に張り付くと決まって振動が大きくなる。

古いタンクの時も、だんだんよくなり振動が収まり掛けた頃、おさらばとなってしまったが、今回はようやく元にもどりつつある様子。この感覚は、昔の2サイクルの250で体験したモータロイの効いた感じとそっくりの気がする。その後、350、750まで入れたが、投入量をけちったためか、特にそうした効果は4サイクルでは感じなかった。スズを足したりして効果をみたのも250であった。これはボーリングして、排気量をわずか250オーバーとして、北海道ツーリングに行ったのだった。荷物を積んだ250は、北海道の原野の強風に悩まされたが、それがない日はまことに快適に走り込んだ思い出がある。富良野にある大学関連の宿舎を根城にあちこちジンギスカン定食を食べに回った。蟹族などというバイク旅人たちの話題があった頃である。まかないのおばさんに朝夕食事を世話してもらって、雨の日は読書、晴れれば森をみたり、幸福駅へいったり池田町のワイナリーへ買い出しにいったりと、楽しんだ。北街道新聞社が刊行した北大関連の研究室紹介本などもこの時読んだ。もちろん、国木田独歩も持っていった。親の親戚で、北大の院を出て、女子大で英文学を講じている人の親の家に札幌では泊めてもらった。
そのころ、北大は外国理解のためにはまず英文学を、ということらしく彼女も英文学、特にシェークスピアが専門と言うことだった。母親の話では、丸善へのボーナス払いが、当時で30〜40万いつもあるのよ、という話であった。

そのとき読んだ中では、医学部各科と農学部各科の記事が印象的だった。研究用の精液を集めるのに、毎朝しかるべき場所をまわり、コンドームを集めたりとか、リンゴの剪定競技会には教授になっても鋏み一つで参加するおじいさん教授とか、意外な人間的魅力が多数記録されていて、大学って多様な処だなあ〜としみじみ思った。

さて、振動がすくなくなり、通常の走行も気持ちよく走れて、ますます通勤用に向いているな〜と思いつつ帰宅して、降りてふと見ると、この前の長野県へのツーリング時には真っ黒だった排気口が少し茶色く排気口の下側だけ変色している。250のときもそうだったが、モータロイが効いてくると、黒いベトベトのオイルが排気口に付着しているが、それがどちらかというと透明っぽくなり、上に黄色い硫黄の湯の花のようなものが浮き出すことがよくあった。4サイクルでも、この色は排気管に出るんだね〜、やはり。

私の経験では、モータロイとかスズロイは摩擦を減少させ、振動を低減し、回転がスムーズになり燃費向上に繋がる、というわけだが、パワーアップはしていないようである。もちろん、ピストンリングの摩耗などの吹き抜け防止などの効果はあるかもしれないが、・・・。摩擦が減り、若干の吹き抜け防止が伴えば、パワーアップしたような錯覚はある。ただ、この効果は、定速のしかも比較的低速のときに最大で、アクセルを開けるにつれて、ピストンとシリンダ壁の当たり具合が変化し普段のピストンとシリンダ壁の関係が変化する。もっとも、高速でも定速となれば、すぐに馴化が進行するようだし、長年の使用で、溶けて付着したスズ層が厚みを増せば、簡単にははがれないだろうとも想像するが、250でも北海道ツーリングのあと、仕事が忙しくなりバイクをやめてしまったので、長期のテストは今回が初めてである。バイクに戻ったのは、家内と結婚してからである。

ヤマハの650で13万キロ走行事、モータロイの効果を見るために、シリンダヘッドを外して、シリンダ壁を覗いたら、鏡のような銀色っぽいスズの壁だった、との投稿記事をバイク雑誌で見たことがある。車種はXS650スぺシャル、振動が大きく、タンクのガソリン容量は比較的小さい車種で、その上、あまり回さないで走るバイクなので、モータロイ実験用バイクとしては最適
だと、ずっと以前から狙っていたバイクだった。とうとう、そのバイクとは何回か出会いがありそうだったが、今一程度の良さそうなものと巡り合わず、所有したことがないが、今のビッグ1でもあまりまわさないので、タンク容量に見合う量を入れてやれば、同様の効果が期待できるかな〜、と思っている。ハンダロイは6000キロも走ってしまったが、燃費改善効果はいくらスズもけっこう入っていてもゼロだった。

バイク屋さんにシリンダ壁がメッキされたように銀色だったって、書いてあったと話したら、それは無いでしょう!?と否定されたが、よく、メッキが始まるなどと言われたものだ。そうした宣伝文句を鵜呑みに載せているブログもあまたあるけれども、本当にテストした記事と言うのはほとんどない。したがって、改善効果がどれほどなのか本当のところは、ほとど何も分かっていないのが現状である。鳩山内閣は、CO2削減を25%などといったが、リッター12キロ平均が25%削減するには、リッター15キロは行かないと達成しない。古いタンクでは。大人しく走って16.1だったこともあり、マイクロロン時は16.8位まで行ったこともあったが、こちらは値が安定しなくて止めた。

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