このごろ、とくに変な天候が長続きする傾向がある。一昨日も昨日もカッパ着用で通勤したが、特に昨夜は小雨ながら帰り際に雨が再び降り出した。そして、人通りがほとんどない耕作地帯の一本道を通っているとき、事故が起きた。
もともとライトが明るくない上、雨降りで外灯もない場所で、信号のない交差点手前で、対向の4輪がやけにライトを明るくして接近してきた。対向車は右折の合図を出していたようだが、照明がまぶしく見えなかった。しかも、相互に一時停止の義務がある場所となっていた。
それで、こちらも近づいていき、相手がが停止したのか、こちらへ向かって来るのか判然とせず、まぶしい対向車のライトに困惑していた。
交差点の対向車の動きに惑わされて、停止線手前にある、車一台が通れるだけの車幅しかない二本のポールに接近しすぎてもう避けられないと気づいたときは二メートルぐらい手前であったように思う。急ブレーキをかけたが、そのポールにぶつかり、前輪もスリップして転びそうになった、というより完全に転倒だったのだが、不幸中の幸いと言うか、そのポール自身がタンクの下あたりにつっかえ棒のようになり、車体も足で踏ん張ったせいもあってか、地面への接地は免れた。
すると相手は、右折して去っていった。ギヤは3速に入ったまままで、取りあえずキルスイッチでエンジンを停止、それからニュートラルにして、クラッチを放した。しかし、右へ傾いたままで、まだ起こせない。辛うじてつっかえているので、傾いた右側に降り立ち、ハンドルとシート下の取っ手を持って、なんとかバイクを起こしたが、右側から跨がることはカッパも着ているし、思ったように足が上がらない。
しかたなく、まず左手でサイドスタンドを使用可能なように出して左側へ傾けてようやく安定させ、左側へ回って、エンジンをかけ、跨がって発進できた。
雨の晩はアスファルトが水没すると、ただでさえ暗いライトの光が照射源の方に反射してもどる光量がかなる少なくなり、たいへん暗くなる。しかも風防にも水滴がつき、全車のしぶきなどもつくので、視界が大変悪くなる。それに対向車のおそらくアップのライトがまともにあたると、周囲は真っ暗なので、盲同然の前方視界となっていたと考えられる。
たまたまぶつかった安全棒はフレキシブルだが、けっこう垂直方向への強度はあったようで、根本がまがりながらも、つっかえ棒役を果たしてくれて、事無きをえた。一瞬だが、たいへんビックリした。それで、タイヤ交換の必要性を痛感した。もっとも、最近、おりがあったら、すぐにでも交換しようとはプランを練ってはいた。
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土曜日はバイト氏も来る日で出勤予定だったが、午前中は雨だろうということで、日曜出勤に変わっていた。それで、午前中の雨がやみそうになると、すぐさま、マッハに電話をいれ、予約をした。10月3日の午前10時3分だったが、午後3時30分の予約とさせていただきます、ということだった。
http://www.shop-mach.com/index.php?tid=1&mode=f2
予約はファクスで頼めば、24時間中受付とあるからすでに10件近くの先行予約があったようだ。それで、2時前に家を出て目的地に向かった。都心の走行は、8月16日以来である。
護国寺付近で勘違いで、高速入り口に入りかけたほかは、ミス無く、15分前に到着した。
前の晩、Googleのストリートビューで付近のイメージをよく見ておいたので、近くまでくれば迷いはいっさいなく、前日見たとおりの店に到着した。すでに先行の2車がピットイン中で、従業員氏ふたりはいささかお疲れモードに見えた。3時半からの予約なんですが、と告げると、笑顔で、では、2階でお待ちを!と案内され、二十分ほどであっけなく終了した。速いのと、明細をみての値段に2重にビックリ、大変助かりました。
付近は一通が多く、初めてなので、遠回りして白山通りへ出て、帰ってきた。ここは、都の建設局の仕事を親会社が受注し、実行は我々の仲間で成果品を納めた懐かしい場所。しかも、東京に遊学(どちらかというと誘学であったが)中は、この近所にも住んでいたりと、もともと土地勘のある場所であるし、新婚時代は神楽坂で家内は近くのトーハンビルで、アルバイトもしていた関係で、その意味でも懐かしい場所なのである。
おまけに、帰りには腰につけるダンロップのロゴの入ったツーリングポーチもプレゼントされた。アイスコーヒーのサービスもうわさ通りちゃんと出された。たいへんいい店を紹介されたうれしさで一杯。なお、タンクの傷を心配したが、どこにも傷はついていないようで、ホッと胸をなで下ろした。しかし、今ごろになって、右太ももの裏側の筋肉がずきずき痛みを感じるようになった。昨夜の咄嗟の踏ん張りが影響しているらしい。そういえば、しばらく息が弾んで、すぐに次の行動にスムーズに移行できなかった。通常、重さは今はほとんど感じないが、パニック時には抗しようもない車重と速度ということになる。皆さんも気を付けましょう。
今日も都内で、停車時に両方のつま先しか着かないSC54氏を見たが、常にハンディを自覚せざるを得ないぐらいの身長のほうが、運転はかえって慎重になりいいのかもしれないと今、思い出している。
土曜日, 10月 03, 2009
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