木曜日, 10月 22, 2009


数式処理ソフトDeriveのことは、もう諦めていていずれ年明けにでも注文しようかな、などと考えていた。
http://www.chartwellyorke.com/derive.html

http://www.tokyo-pax.co.jp/200611.htm
ところが、昨夜突然元ディーラー氏より連絡があり、別のフロッピーディスクが見つかり、そちらのプログラムは大丈夫なようだから、使ってみては!?と言われた。それで、翌日出かけて受け取ってきた。みると、前回のものは、Ver.2.5xで、MSDOSで動く代物だったが、今回のはちゃんとWindows版となって、4.00だと辛うじて読めた。

おそるおそるウィンドウズでフロッピーを開いてみると、setup.exeが1.2MBほどの容量で表示されていた。バックアップを取って、さっそくインストール。無事成功とサインがでる。



会社からメールで自宅に送り、マック上のウィンドウズにインストールしてみたら、ちゃんと動くように無事インストールできた。プログラムサイズを見たら、驚くほど小さい。セットアップファイルは1.2MBほどであったが、なんとexe本体は、信じられないほどの大きさで、ビックリ。よほど、インテルのCPUをうまく使いこなすようにプログラミングされているのであろうか!?と思った。昔から、雑誌などの広告でもその軽さをアピールしていたが、これほどとは思わなかった。Theoristでさえ、フロッピーディスク一枚で供給(プログラム本体)されているが、それでも640kほどはあるのにだ。

起動画面は、Theorist同様、あるいはMapleとほぼ同じ感じであるが、どうしてよいかわからない。取りあえず、加算演算だけは何も見ないでできた。最新版でも3万円ちょっとという値段で、これもTheorist並。もっともTheoristのPresciense社は、たしか他の数式処理ソフト会社に吸収されてしまっている。やはり、DOS版からはじまって、Windows版にと生まれ変わって、すそ野が広いと言うことが、延命のひとつの要件であったろうと推察できよう。
http://yhsvtex.blogspot.com/2007/05/mathematica-maple9.html
Theoristは、Macでしか動かない、というかMacのGUIをとことん利用した形式であったため、他のプラットフォームへの適用が見送られたからだとも、短絡的には言える可も知れない。こソフトの前身が、Expressionistという数式入力システムであったことから、その特徴をかわれ、他の大手数式処理ソフトへ吸収されたことは、当を得た結果だと思う。

Theoristは、文字式はみなパレット欄からとってきて、数字のみをキーから打ち込むスタイルであるが、こちらは、DOS版からスタートしているので、MathematicaやMapleなどと同様すべてキー入力で、数学特有の記号(ギリシア文字などが多い)などはパレット欄から取り出すようである。

ガウスが小学的で教師に出されたという問題、1から100までをすべて足すといくつになるかという出題も、Deriveでは、極めて簡単だと、解説書(英語版)には出ている。

此の解説も、おそらく現在のものより以前のバージョンらしく、少し戸惑うところがあったが、一事が万事、1+1の演算が自力でできさえすれば、後は指示をみたら、なんとかうまくいく。
最初、答えのほうのnに100をいれるミスを犯してしまったが、結果をみてすぐに修正、例題どおりの結果が得られた。
ガウスの教師は、ミスをしないように(ミスをするとむち打ちの体罰があったようだ!)計算させれば、たっぷり時間を稼げると踏んでいたようだが、ガウスがすぐさま手をあげたそうだ。・・・こういう教師でさえ、別の地元の有力者と連名で、ガウスに奨学金を与えて、進学させるよう、スポンサーの貴族に頼み込むだけの助力はされたようである。

奨学金給付の決定時、ちょっと計算を見てみたいと言われ、周囲をあわてさせたようであるが。


なかのひと

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