日曜日, 10月 11, 2009
長雨と仕事に疲れ、腐っているところに久々の好天で、自由行動日がやってきた。仕事の都合を考えると、二日は休みになっているが、どちらかは半日は出て仕事をこなしておきたい。
昨日晩、皆帰り私の分だけ何かと遅くなり、結局私がまとめて納品ということになった。通勤ばかりの日々で、ちょっと長距離を走ることで、気分転換と調子見にちょうどよい。晴れてきてから乗ってみると、まだまだ鉛臭く、エンジンは重いことに気づいた。それで、出かける前に、ほんの少しスズを足した。以前、ひとさし指の先に乗る位の、糸ハンダ70~80センチくらいを溶かしたものの半分くらいである。
ニッパー一つで、比較的簡単に好みの大きさに切り出せる。これが、糸ハンダを溶かしたものだと、ニッパーではちょっと固く、大型ペンチで両手を使ってようやく分離できるくらい固い。
それで、走っていると後半に少し効き目が出てきたような気がしたが、これといって取り立てていうほどのことはなく、鉛臭さもあった。今日は、ちょっとまとまって走って見ようということで、ビキニカウルを改めてきちんと取り付けるために会社にきたが、朝日のもとでカウルをみると、けっこうあちこち傷だらけで、とても汚い感じがした。そして改めてつけてみると、通常のランプハウスより、前方の穴は小さく、しかも一センチも前になってしまい、固定がきかない。それで、走り出すとゆらゆらゆれてしまりがない。それで、あっさり使用をあきらめ、倉庫に直行。
実は今朝、昨晩とほぼ同量ぐらいのスズ片を継ぎ足した。それで、走り出し、カウルが不安定で、少し走って帰る途中から、もうスズの効き目らしい気配がしていた。カウルはあきらめて走り出すと、変に調子がよい。それで、どこまでという当てはなく、高速に入ってみたが、例によって大渋滞。
佐野SAも入りきれないで、長い列が高速道路の路肩にできている。それでパスしていくと途中の上り坂で、電光の温度計表示があるところ付近で、これより先は渋滞解消につき、速度を上げてくださいという、電光表示が出だした。気温は、21℃と表示されていた。それで、登りがおわり栃木に向かう下り坂あたりからは、ほぼ100キロで流れ出した。
右側車線を走行する車列も、渋滞慣れしてしまったせいか100~110キロぐらいで列を作って流れている。車について走っていると中央車線や左側車線の空き部分を縫うようにとばしていくバイクもけっこうあった。この渋滞は、結局宇都宮までの降り口付近はみな激しく混んでいたが、それ以北は順調だった。宇都宮を過ぎるとそれまでの3車線が2車線に変わり、ローカル色が強くなる。
しばらく走ると、先ほど抜いていったと同型のバイクが車列の間に見えてきた。あんまり飛ばしていないな、と思って走っていると、赤色灯を点滅させた車両が前方にいるではないか。どうりで、あんまり飛ばさないわけだと思って、そのすぐ後ろまではとりあえず行って見ようとペースをあげると、どうやら事故処理現場に急行したパトカーだった。たまたまかそこだけ路肩が広くあいていて、3車線なみかそれ以上広いところで、バイクが二台、乗用車が一台止まっており、乗用車から降りたと思われる二人のうち一人が左側の後部のあたりを指さしてなにやらもう一人としゃべっている。国産バイクの一人はしょぼんとしており、少し離れた備え付け電話機に向かって、もう一人が電話でなにやらしゃべっているところだった。この方の脇には、水平対抗空冷の黄色いBMWが止めてあった。どちらのバイクが接触に関係したか不明だったが、最初はてっきりこのBMWのおじさんかと思ってしまった。起こりそうもないところで、ちょっとした事故はおこるものですから、十分気をつけましょう。
ところで、高速でもすっかり鉛がとれたような感触があり、渋滞で止まって再発進でも調子がよいようで、この前の過剰な鉛もちょっと油断して少量入れたのが、命取りとなったのとは反対に、今日は、気持ち追加と昨夜と同量のスズ片をいれたら、とたんにと行っていいくらい調子が出てきた。あと少しが足りない、あるいはほんのちょっと多い、だけでも結果が重大というか、大きく局面が変わる場合があるもんだと、改めて思い直した。添加剤は、どうしても必要というものではなく、適量を処理すれば、効果が得られるといっても、ケースバイケースで大変微妙な問題を含んでいる。それで、とりあえず、一般道が恋しくなり、屋板北で降りた。
割引があって、950円の表示。
下へおりたら、乗る前から、はやアイドリングがあがりだし、1200回転近かったが、高速走行が終わっても、1200回転を維持している。ずっと1100回転あたりに設定し、鉛の害がでても、アイドリングは1100を維持していたが、ちょっとした匙加減で、今度は+1000回転ほど勝手にあがった。
矢板から氏家をとおり、宇都宮へと南下して、ようやく国道4号らしいと感じる場所まできた。あとは何回も通りなれた道である。交通量もそれほど多くないので走りやすく気持ちよく走行できた。
それで、急に明日も一般道で調子を見たくなり、すぐに帰って仕事をこなすことに決定した。
230キロあまりの燃費は13.9となり、まあまあの値である。スズロイ投入も途中からだし、効いたと実感したのは高速を降りての一般道であり、鉛臭も夜でも残っていた。スズ臭はまず感じない。増加させるにしても、あと一粒か二粒だろう。そうすると、旧タンク並になるかもしれない。取りあえず、明日はこのままで、連続の経過を見ることになる。それにしても、試行錯誤の連続である。アイドリングが高いせいか、排気音もちょっと静かなものから騒々しいものに変わり、定速走行時は至って静かであるが、加速時は独特の響きに変わる。初体験のCBの一側面である。
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