木曜日, 9月 10, 2009

我が家にも、とうとうSnow Leopard、MacOSX 6.0が届いた。ノートブックとiMacと各々一台あるので、ファミリーパックを購入した。
同一家族なら、なんと5台までのマックにインストール可能だと言う。

さっそくインストールしてみた。PowerPCのサポートを止めたので、システム関連で、なんと7GBも容量が少なくなった、という。しかしながら、PowerPC向けのエクセルなどはちゃんと起動して動くから、不思議だ。

Safariなどもそうとう速くなった。ただ、Safariでは、ことえりは当然ながら、アップルオリジナルなので、問題ないが、他のインプットメソッドを選択させないような場合があり、仮名漢字変換が慣れていないのでもどかしい場合があり、早々と動画などを見る場合用にと割り切った。

漢字トーク時代や、PowerPC時代の旧MacOSも起動したが、その前に、Rosettaの新バージョンが、システムディスクからインストールされた。Mathematicaの計算などは、少し演算速度が10%ほど伸びた。ただ、ある操作をするとかならずフリーズしていたクセは改善されて直っていた。


もともと、Acrobatなしで、PDFファイルの作成は、可能だったが、今回は欲しかった機能、PDF文書からのテキストコピーを、OSレベルでサポートしてくれているので、大変助かる。複数の列があるときでも、簡単にコピーできます、などとある。



試しにトライしてみたが、数式関連などはまるでだめだった。これはやはりTEXやワープロの数式作成機能によらざるをえないのだろ。数式以外のテキストは段組みの通りで、非常にたやすくコピーできる。


『・・・家に脱皮させ、明治、大正、そして昭和初期の自由に満ち、人間味に溢れた素晴らしい時代を 出現させた源泉の一つだったと思うのである。このことは、当代一流の知識人である新渡戸稲 造が『修養』を書き、それが有為な青年たちに熱烈に受け入れられた事実にもうかがえると思 う。
しかし、修養は俗世の立身出世を目指す俗物処世術という考えが、主として知識階級の中か ら芽生え、膨らんてでいった。修養を一段レベルの低い通俗哲学とみなす風潮かが盛んになってい く。私はそれを「偽善の知」だと考えるのだが、この風潮と日本が大東亜戦争の敗戦に向かっ て困難な時代に踏み込んでいくのとが軌を一にしているのは、注目しなければならない。
だが、ここではこの問題はこれただけに止め、別の機会に改めて論じることにしたい。
さて、中村正直の『西国立志編』だが、これ一冊でにわかに修養の時代が出現したわけでは ない。そこにはこれを受け入れ、人びとを修養に向かわせる土壌があったのだ。そして、それ こそが日本の伝統である、と私は思っている。』Copyright(C)2006 株式会社 致知出版社
昇一塾 http://www.shoichi-juku.com/ お申込・お問合せ info@shoichi-juku.com

これは、渡部昇一氏の昇一塾への案内文の一部をコピーしてみた。OSレベルのプレビューでPDFファイルを開いて、そのままコピーできた。英文の方は、Acrobatで開いたのだが、和文のほうはコピーできなかったので、Acrobatを削除したら、上述のようにコピー&ペーストできた。

ただし、縦書きの文章は、簡単にコピーできなかった。なお、マックではこのコピー文は正常に表示できたが、ウィンドウズでは、皆『だが、』とか濁点のつく平仮名がみな『た□か□』のように表示されたので、濁点部のみ、ウィンドウズ上で修正タイプせざるをえなかった。ユニコードを使っているマックとそうでないウィンドウズの違いなのか、OS上のばぐなのか、まだ不明であるが、以前ではこんな事態は皆無だった。

以前は、いきなりPDFなどのウィンドウズアプリなどで、テキスト化していたが、けっこう誤読や文字化けが頻出していたので、これはこれで、たいへん助かる。もしかしたら、わたしのマックのハードがインテルマシンとしては古いためかもしれない。

なお、アップルから
http://www.apple.com/jp/ipodnano/
さっきメールとして届いたが、こんどのiPod nanoでは、ビデオも撮れるなどとあるが、OS上では、Quicktime Xが、通常でかっての購入版とおなじプロ仕様となり、そのままで、撮った動画の編集や、You Yubeとしての投稿ができる、というのが売りのひとつらしい。

ところで、今回のOSレベルの進歩と言うか変化は、高速化対応と言うことで、次の三つの技術が対応している、という。

64ビット化
『これまで、64ビットコンピューティングは、科学者やエンジニアだけのものでした。しかし、世代交代により、64ビットのパワーを活かして、普段使うアプリケーションから最も要求の厳しい科学計算まで、すべてを加速させるツールが、すべてのユーザにもたらされます。Mac OS Xは以前からさまざまな面で64ビットに対応していましたが、Snow Leopardは、ほとんどのシステムアプリケーションを64ビットコード¹ で書きなおし、Macが多くのメモリを扱えるようにすることで、さらなる大きな一歩を踏み出します。より速く、もっと安全になったMac OS X。未来へも準備万端です。』などと宣伝しているが、私のマックでは関係なさそう。

Grand Central Dispatch

『プロセッサのコア、クロックスピード、ドライブのパフォーマンスは日々進化しています。 Grand Central Dispatchは、Mac OS X全体をマルチコアに対応させ、タスクを複数のコア、プロセッサに割り当てることで、この進化をフルに活かします。デベロッパも、マルチコアシステムのパワーを余すところなく引き出すプログラムを簡単に作成できます。』などとあり、これも将来への布石というべきところ。

Open GL
『1秒間に1兆以上の演算を処理する
グラフィックプロセッサは、描画処理を行っても、まだまだ余力があります。Snow LeopardのOpenCLはグラフィックプロセッサが持つ膨大なギガフロップの処理能力を解放しあらゆるアプリケーションで利用できるようにするテクノロジーです。』だというが、皆将来の性能アップを目指してOSレベルで対応完了というだけのことらしく、こういう技術を賞味するには、より新しいハードが必要なようだ。

1 件のコメント:

Olive Tree さんのコメント...

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