http://www.gensu.co.jp/gekkan_print.cgi?date=201004
で、『ヘウレーカ!/3/4と2/3の戦い しみずともこ』を興味深く読んだ。
ほかに『院への数学レクチャー/太陽の季節と文壇挽歌物語! 梶原壤二 』も読んだが、どうもこちらの話題は、趣味の対象外。酒井法子関連はそうだろうなと同情したが、・・・。それにしても、梶原先生の書かれる記事の中には、よく亡くなられた奥様が夢枕に登場して、いろいろとサジェストされるようで、同窓だった奥様との幸せな日々をかいま見る思いがする。なお、現在もご献体中であり、脳裏では、日々共同で思索の日々をお送りされているのでは!?とついつい拝察してしまう。
さて、3/4と2/3の戦いとは、動物のエネルギー消費が体重の2/3乗に比例するということが、昔からいわれてきたが、これとは別に2/3ではなく、むしろ3/4乗則(クライバーの法則)もあり、生物学では後者の事例がそこそこ認められる、としながらも、2010年1月になって、オーストラリア生まれの数学者により、血管系による血液の供給モデルの最適化問題を論じる事から3/4は間違いで、2/3が妥当だと言う最新情報がとりあげられていて、専門関連でみても興味深い。
最初に、ラヴォアジェと数学者ラプラスにより、1777年に呼吸によって出された二酸化炭素の量を測定すれば、動物が発生した熱量がほぼわかるわけです、と発端に数学者が関与した事実をあげ、動物の基礎代謝が動物の体表面積に比例するのではないか、とする考えが、すでに1838年には、医師ラモーとフランスの数学者サリュスが発表している、という。ところが、『このサリュスは、「サルスの公式」で知られる「サルス」と同一人物です。「サルスの公式」は関孝和がサリュスよりも150年ほど前に発見していたので、「関・サリュスの公式」とも呼ばれています。』とあり、1883年になってようやくドイツの生理学者ルーブナーが2/3乗則を提唱。ところが、スイス生まれの生物学者クライバーが「クライバーの法則」を1932年に提唱したという。
http://d.hatena.ne.jp/naturalist2008/20091224/1261631708
(なお、梶原先生もその著「新修線形代数」(現代数学社)で、『サラスの法則はアメリカ流にサラスと読まれるが、Sarrusはフランス人なので、現地音でサリューと読むのが教養であろう』とし、西洋数学のサリューの法則は関孝和が和算で、遅くとも1683年には見いだしているそうである。)
http://www.akita-pu.ac.jp/system/elect/comp1/kusakari/japanese/teaching/LinearAlgebra/2005/note/6/Slide11.html
数学史的にみれば、これでよいのだろうが、科学史あるいはせまく生物学的には、どうなんだろう!?というのが今回のテーマ、もちろん一筋縄ではいかないだろうが、・・・
冒頭、摂氏0度に保った室内で、氷の溶ける量を調べることによって、とある。時は、フランス革命勃発の約10年ほど前、摂氏0度に保った部屋なんてつくれたのだろうか!?
http://www.shinko-keirin.co.jp/kori/science/ayumi/ayumi08.html
ここには、実験を手伝った、有能な助手でもあった、ラヴォワジェ夫人のカラー図版もある。
http://www.weblio.jp/content/ラヴォアジェ
http://books.rakuten.co.jp/rb/item/3573224/
彼女は、記録係としても挿絵画家としても有能であったようで、彼女による呼吸の人体事件の様子が残されている。それによると、被験者は、裸で風呂桶のようなものに入っていて、上からガラス室のようなものを被せられ、その中で管をくわえており、その管の先は、おそらく呼気をためる装置(動物の膀胱!?)のようなものが見える。また、そのガラス室にはコックのようなものも書き加えられている。周りには男が三名おり、二名が桶のまわりを取り囲み、もう一名はラヴォアジェらしく、ペンをもった奥さんに、何やら指示を出している。二人のおとこの一人がラプラスらしく、若き日のラプラスの肖像画からみて、似ていなくもない、といった感じ。
呼吸による熱は、おそらく水に近い風呂の水温上昇を記録したのではないか!?。後は、お得意の呼気をアルカリ処理して定量に持ち込めば、OKとなるはずである。(生理学の夜明けー血液ガスと酸塩基平衡の歴史ー、ポール・アストラップ&ジョン・セバリングハウス著、真興交易医書出版部、1989。吉矢 生人、森 隆比古 共訳)
水曜日, 4月 07, 2010
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4 件のコメント:
natureさん、どうもっ♪
新料金体系、ついに決まりましたか!?
新政権では何かとブレがあるので、一時全線無料の話もありどうなることかと思ってましたが…。
バイク一律1000円なら今までと変わらないのでOKですねぇ~。
ETCか否かは無関係とはいえ、バイクの場合はチケットやお金の出し入れだけでもメリットは十分ですね。
これからもっと高速が混むんでしょうか、あるいは平日も1000円になって分散されるんでしょうかね…。
ワインディングと比較すれば、高速はやはり単調ですよね。遠くのいい道、いい場所に早く行くための便利な手段という感覚です。
とはいえどこまで乗っても1000円なら、自然、遠くまで行きたくなるのが人情ってとこですかね(笑)
sho様、おはようございます。コメントありがとうございます。
経験上、石橋よりダンロップの方が持ちがよい、というのは、わたしも同感でsyね。それに、その日に入荷したてのほやほやのタイヤの方が、倉庫に眠っていたタイヤより持ちがいいような感じもしています。
sho様のツーレポを拝見していて、燃費はだんだん伸びて行く事から、ツー専用用途では、伸びると理解。sanyouさんは、sho様のような燃費には行かないとおもっておられるようですが。
GTO氏やさいきんご無沙汰のイチさんも、チョイ乗りや通勤などとはあまり関係ないように思います。
定年になったら、私のも伸びるかも!?スズロイ!?、今日で全廃予定です。
ブラックバードは乗れば乗るだけ調子が上がっていくようです。ひょっとすると長い間、動かしてなかったのかもしれないと最近思ってます。
先日の最高燃費の更新には、気温の上昇も関係しているかもしれないとも思っています。
やはりあまりに寒いとエンジンの調子が上がらないのかもしれませんね。
それに先日は信号停車もなかなかないスキスキ道路を定速巡航するケースが多かったので、おそらくこれから先も含めて生涯最高記録かもしれません(笑)
sho様、こんばんわ、早速の返信感謝です。
今日、スズロイタンクから全廃です。あとからみたら、まだ呆れるくらい出てきました。タンク底の自由度がふえ、よく中で踊るので、前回より効き目と匂いがでてきて、振動がすごい。
それだけ、テフロン処理は静かで軽いということです。まるで、スズロイがハンダロイかと思うような振動でした。それで、リッター14キロ前後がいいとこ。これでは意味がありません。やはりモータロイとはあきらかに違うようですね。
スズロイが聞いてくるとアイドリングはあがります。スズロイが効いていないとき、マイクロロンの時のようにアイドリングは静かで900回転ぐらいまで下がります。振動も時折、左のバックミラーがチラッとふれるだけ。こんなにも違うものかと、ビックリです。
sho様が使用されたら、リッター20キロオーバーは確実でしょう。また2速でのウイリーも可能だろうと思ってます。お値段送料込みで4000円ちょっとです。時速300キロ以上も確実だろうと、・・・。カワサキの1400とか、SBBとかは、その辺ですぐ200キロでてしまう、とバイク屋さんも太鼓判でした。
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