日曜日, 4月 11, 2010

何だって、!?大統領専用機が墜落〜!!、どういうことだと昨日仕事帰りにPCを見ていた上司が呟いているのを聞いて、初めて知った。家へ帰ると、テレビでも放送していた。

一夜あけ、熟睡したのちニュースをPCでみているうちに、おんや!?と思った。

よりによって、カチンスキー大統領が、カチンの森事件のロシア側主催の式典に参加する為に
訪れた最中の惨劇だというから、あ〜、なんてこった、と思った。呪われた、忌まわしい事件は、半世紀以上たっても、なおかつ悪影響を及ぼしている、と思った。

しかも、カチンの森事件は、最近の週刊新潮誌でも、お茶の水大教授の藤原先生もこの事件の映画をみての感想を載せたばかりで、古い記憶が蘇ったばかりだった。

たしか、ロシア語では、カチンの森は、カチンスキー レスといったはずで、テレビで放送した番組内容を、ビデオに録画し、ロシア語でタイトルを書いていた。レスは森林であり、スキーという接尾語-скийは、所属、由来をあらわし、人名・地名・月名・種族名などの形容詞をなす、などと辞書には書かれている。

かって、某CMで、スキーを先に予定地に運ぶサービスで、手ぶらでスキーさんなる女性を登場させてオンエアしていたが、あれは、手ぶらでスキーに行けるのが好きだという語呂合わせみたいな意味合いも含んでいたのかも知れない。

最初、陰謀説も疑ったりしたが、事実の経緯をたどると、機体の老朽化が原因だとする書き込みがさっき入った。

宮崎正弘の国際ニュース・早読み(中国人の世界乗っ取り計画)
『  ♪
(読者の声3)ポーランドの大統領が亡くなりました。なにより驚いたのは政府専用機が Tu-154ということです。
この機種はかつて中国でもよく飛んでいましたが、日系企業では事故率の高さから空飛ぶ棺桶などとも言われ、当該機材による移動は禁止にしているところもあったとか。2002年にウルムチに行った際には新彊航空の機内誌でTu-154はすべて退役したとありました。
本家のロシア・アエロフロートでも退役したはずで、北朝鮮や旧ソ連圏諸国ならともかく、こんなボロ機を政府専用機として使用せざるを得ないほどポーランドの財政状況は厳しいのかと感じた次第です。
  (PB生)


(宮崎正弘のコメント)ポーランドへ初めて行ったのは1990年頃だったと記憶するのですが、ワルシャワからグダニスクまで飛行機がとれなくて、ベンツのハイヤーを雇って午前九時にホテル発、午後九時ホテル着。グダニスクでは「連帯」本部にも足を運びました。
 そしてハイヤーの往復が100ドル。飛行機より安かった!
 航空路はポーランドに限らずハンガリー、チェコ、ブルガリアなど決定的に遅れており、定期路線はアエロフロートでしたが、いまもおそらくそうでしょうね。』

ロスアンゼルスタイムズ紙をみたら、ポーランド大統領はLech Kaczynski名であり、たしかロシア文字表記ではКатинскийだったと思うから、日本語のカタカナ表記では同一となってしまうが、現地語ではもちろん微妙どころか明確にちがう。

20年近く前、リーダーズダイジェスト誌に、カチンの森事件のあらましが出たことがあり、初めて具体的事実を知った。現地付近に駐屯したドイツ軍に、第一報を通報した現地の変わり者は、戦後行方不明ななった、という。ワルシャワ大?でも学生だったワイダ監督は、父親をカチンで殺された、と書いただけで、退学処分になった、とかあったような気がする。

犠牲者の方々のご冥福をお祈りする。

”President Lech Kaczynski and 96 others died on their way to the site of the 1940 massacre of Polish prisoners of war. Now Poland must grieve the loss of its key leaders.”

http://ameblo.jp/aratakyo/
http://www.latimes.com/
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/POLAND/cv/r_l_kaczynski.html
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/europe/376264/

http://www.latimes.com/news/nation-and-world/lat-fg-poland-plane-crash11-pictures,0,4001485.photogallery
なかのひと

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