土曜日, 8月 18, 2007



「発行は2003年11月30日。

第1章 9.11は・・・の謀略だった
第2章 おもてに出てきた「陰の世界政府」
第3章 キリスト教の大パラドクス 旧約と新約のゴッドは別物だ
第4章 人類週末は滅亡ではない 再生だ

という構成となっている。1,2章については、いまさら説明解説など不要だろう。小沢民主党党首は、
11月に期限のきれる特措法の延長にはノーと言っている。歴代自民党関係者は、アメリカの機嫌を損ねたら、首相になれないなどと強迫観念にとらわれているかどうか知らないが、そう思われても仕方がない面はある。

米国に逆らう国家すべては悪魔であり、葬ってしまえというのがキリスト教原理主義の原点にある。本当に怖いのはこの点である、という。昨年の核?実験の後、北朝鮮はブッシュ大統領に書簡を送り、米国の友好国たる方向へと変換する旨伝えたと言う。中国は、それで方向展転換して、対日重視姿勢と対坑的に変化したのだという(産経新聞、これは中国からの情報だという)。小池防衛大臣が、米、豪、印、日の同盟を持ち出しても、ライス長官から、それでは中国に誤ったシグナルを送ることになるから、ノーといわれたのも、中国を次の超大国とする方針を決めてあるからかも知れない。中国の軟化は、安倍首相が靖国参拝を控える方向だから、などという段階ではなさそう。

それにしても、UFO情報の隠ぺいがなぜ必要なのか、私にはわからない。ケネディ大統領は、そうした情報を公開する意志を持ち始めたので、暗殺されたという。ウオーレン委員会の報告書は3/4世紀も封印されているそうだ。まだあと30年以上は公開されないのである。

ブッシュ大統領は39歳でキリスト教原理主義に改宗したという。キリスト教原理主義の考え方は、聖書に書かれている約束の地「メギドの丘」(ハルマゲドンの起こる地)がイスラエルにあり、彼らがそれに関与すれば、ユダヤ人は最終的にキリストを受け入れ、キリストを真の救世主とみなすようになると考えているということだ、という。

イスラエルで起こる最終戦争こそ、キリスト教原理主義者たちが熱望するもので、それによってキリストが復活するものと信じている、という解説だ。ハルマゲドンとはイスラエル西方に位置する地名で聖書ではそこで人類最終戦争が勃発すると予言されている。ニューズウィーク誌の電話調査では、米国民の40%はハルマゲドンで人類最終戦争が起こると聖書の予言を信じているのは40%であり、それが自分たちが生きているうちに起こるとするものは45%であるという(2000年10月の調査)。

聖書予言よりもすごい事実があり、それがファチマの奇跡だ。ユダヤ教とキリスト教の両者の神はことなるが、バチカンは混同している、と指摘している。神は、地球外生命体だと。

イエスの教えが後に全世界に広まったのは、ユダヤ人だけが救われるという旧約聖書の常識と、完全に決別しているためであった。しかもイエスを殺したのが、ユダヤ教徒で、このときからユダヤ人が迫害と差別の対象となったのは知ってのとおりである。

ファチマに出現した超知性体は、聖母マリアを象徴としていることから新約のゴッドと同存在であることは間違いない、とコンノ氏は推測する。そして人類を「我が子」と語りかけていることは、かれらの発進母星は、人類と同じほ乳類系で、新約聖書に多くの記述が見られる「オリオン星系」だと思われる、としている。

対する旧約聖書のゴッドは爬虫類系で、そのルーツは「シリウス星系」といわれ、超国家勢力と密約を交わしている「竜(ドラゴン)系統」に属している。この系統に属するUFOが1947年、米国のニューメキシコ州ロズウェルに意図的に墜落し、そこから得たUFOのテクノロジーが米国の高度なハイテク平気の数々をうんだのである、と。

このように、天にましますわれらの父なるゴッドと、闇の権力者シオニストのゴッドはまったく別物である。これを理解しないと、世界の現状と超国家勢力の真の姿も見えてこない。超国家勢力は、この事実を曖昧にして世界を騙し続け、キリスト教原理主義者たちを味方に引き入れているのである、と指摘している。

会社にくるキリスト教団体のパンフレットに、イエスにこの世のすべての富と権力を与えようと誘惑して、断られる話しがあったが、そこを読んだとき、私は理解したような気がしたものだ。悪魔となっているが、
それは当時から存在した超国家権力一派ではなかったのか?。最古の職業なのかもしれない。権力慾と物欲(金銭欲)。

イザヤ書は、ジューヨークと揶揄されるニューヨークで核が炸裂することを暗示する記述を残している、という。(第3章、16〜24)わたしも、現在の国連ビルの基礎部に核爆弾がしこまれている、という話しを聞いたことがある。アメリカは核をおそれているというが、最初に核爆弾を所有したとき、その威力を実験しないではいられない誘惑にかられた背景には、こうした歴史認識がまず先にきたのではないか?

聖徳太子が1400年前に書いた『未然記』では2021年までに起こることとして、超国家的な組織が世界支配をたくらむとき、世界は大きな危機に曝されると警告している、という二行が250ページには見える。

人類終末(ハルマゲドン)は滅亡ではなく、サナギがチョウに変態するのと同じく新たなる人類の再生なのである、と結んでいる。

この後の「あとがき」がまた興味深いので、いずれ御紹介したい。

なお、聖徳太子の未然記は、いろいろとネット検索すると出ています。その一例。
http://www.chibalab.com/news_otoshiana/documents/20040705.htm

『・・・・
   ・・・・聖徳太子は、未来の人々に向けて『未来記』と『未然記』という2つの不思議な預言書を残したといわれている。ところが両預言書とも、時の権力者によって焚書され、あるいは隠匿されてきたためにその存在を伝えられながらも、その内容については長い間「謎」とされてきた。それが近年発見され、そこに現代を予言する内容が記されていたことが明らかになったのである。「預言」は天から預かった言葉、つまり「神託」であり、単に未来を予測した「予言」とは根本的に異なるものである。

イエス・キリストやモーゼがそうであったように、聖徳太子も、神からの言葉を受け取る「預言者」であったのである。中丸薫女史によると、聖徳太子は預言書の中で、これからの世界に、こんな風に触れているということである。

「今後アメリカ、EU、ロシア、中国、それにイスラムの勢力が激しく覇権を争い、時の利害に応じて合掌連衡を繰り返し、終戦後アメリカが『世界政府』の樹立を提案する。対戦で疲弊した世界各国の賛同を得て、『世界政府』がアメリカに樹立され、それと同時に全人類を支配する絶対権力者が現れる。しかし、その絶対権力者はアメリカを見捨て、世界政府の首都を他に移し、自らを現人神として完全な独裁政治を敷くことになる。その場所を、太子は『平和の都』としている。世界で平和の都との意味を持つ都市といえば、ヘブライ語でエルシャロームと呼ばれる都、ようするに『エルサレム』ということになる」

さらに聖徳太子は、世界政府の樹立とともに、世界のあらゆる宗教も禁止されることも記している。それを実行するものとして、バチカンが使われるという。そのバチカンはカナン人秘密結社にもはや乗っ取られており、バチカンを再興しようとしたヨハネ・パウロ1世が就任わずか1ヵ月で暗殺されている。バチカンは近年、世界の宗教指導者を集めた世界宗教会議なるものを度々開催し、その威光によって世界の宗教をひとつに統一しようと試みている。

確かに聖徳太子の予言も、先ほど紹介したロックフェラー家の描いた未来図も、そしていま現実世界で起きている混迷した出来事とも、恐ろしいくらいにシンクロしているように見える。それ故に、十七条憲法の一番始めに、「和をもって貴しとなす」という1400年間も日本人に語り継がれてきたあまりにも有名な一文が掲げられているのは、未来に対する日本民族のDNA的使命が、すべてその一文に凝縮されて込められている、と聖徳太子が考えていたからではないのだろうか…と私の独断と偏見で思うんだけどなあ。 』


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