シリンダーヘッドアーシングで中継点を経由しないで、バッテリーマイナス端子からじかにアースすると、いままで以上にエンジンにパワーが出ることがわかった。それで、途中でつないでいた今までのアース線をやめて、一本化した。新規にまえと同じケーブルを用意して、バッテリー端子用と、シリンダーヘッドのボルトにあう形状と、両端で端子形態がちがうものを、ハンダ付けで作った。
今度はタンクを一度少しあげないと、タンク下をバッテリーまでアースケーブルが届かないので、キャブの上を通してバッテリーとつないだ。こうすると、見た目もすっきりして、気持ちもより。シリンダーヘッドアースはエンジントップ左側にいっこだけつけた。こうすると、右側からは、全然そのようには見えない。
さて、せっかくタンクをリフトしたので、点火プラグも焼け具合を見てみた。会社から家までと、家から会社までの40キロ弱を走っただけであるが、焼け具合は、少し改善され、電極の回りは茶色にやけていたが、円周部のカーボンはまだしっかりついていた。しかし、たしかに火花が強くなった証左であろう。
朝は雨がぱらついていて、感じなかったが、昼休みちょっと出る際に、ミラクルパワーをつけてみた。雨は止み晴れ間が出て気温が上昇中。右折帯がない交差点などで、渋滞したら、あっというまにエンジン温度が上昇し、調子をみるどころではなかった。空いた帰り道は、たしかに小アクセルでスピードが乗る感じがあった。
夕方、またさいたま市まで、連休明けの納品物を届けに遠回り。この時はにんじん君に変えてみた。しばらくは誌って、やはりしっくり来ない感じで、数キロ走って、外した。それで、またノーマルで走ったが、いちばん自然な感じがしてこのまま、これで慣らし運転をしようと思った。
こんどはさいたま市手前の上尾市の渋滞路でつかまり、まエンジン音が上昇しだす。水温計自体はさほど上昇しないが、足首を中心に、熱くなり出す。そして、17号との交差点で、比較的停止時間が長い信号で待機中、突然ストンとエンジン停止。何だろうと驚く。セルでかけてみるとすぐ始動はしたが、数秒後また落ちた。このとき、はじめて、アーシングのマイナス面を指摘した記事があったことを思い出す。設計とはちがう状態が出現しているわけだから、どこかに悪影響として、何らかのトラブルがでてもおかしくない可能性があることを。
それで、はじめて、にんじん君などの存在意義について、思いが至った。すぐ切り替えてみようと思ったが、取りあえず様子をみながら、目的地までいってみた。そこではじめて、にんじん君へと配線をつないだ。ライトの明るさが、ちょっっと変調したように感じたが、すぐもどった。走り出すと、ちょっとエンジンがもたついたが、すぐ調子がもどり、軽く走り出す。燃焼が安定したように感じる。いつも同じ調子で着火するように感じる。それまでのダイナミックな感じはなくなり、いつも一定の波形の電気がきているように感じる。
ちょっと、こんどはパワー的にも物足りなさも感じたが、そのうちエンジンが慣れると、意外とトルクがじわっと出てくる感じで、今までとのにんじん君とはちがう良さを感じた。そのうち、足許が少し涼しくなる。しかも、水温計は前より上昇しているにも拘わらず。ノーマルでは、水温計は比較的低めにも拘わらず、足首などの下の方が熱かった。水温計が上昇するのは、主としてシリンダヘッド回りの発熱なんだろうと思った。そこが高いと言うことは、燃焼効率の面からも、少ないガソリンで足りているということではないのか!?と思い出す。
失火が起きると言うことは、電気にムラもあるということだと解釈すると、にんじん君などは、ノイズを取り去り、安定した火花を出している、と考えるとこのちょっと頼りない(低速での話)感じの燃焼でも、連続した場合エンジンにとっては規則正しい燃焼が起こり、結果としてじわっとトルクが出てくる感じの説明として、理解できるのではと思った。ミラクルパワーも、性能説明図からは、安定した火花が供給されるようである。気まぐれな火花より、管理された火花のほうが、一般的にはエンジンにとっていいだろうと思うことにした。あとはアクセル操作の問題となる。それで、こういう製品の存在理由の別の側面が少し理解できるように思うのだが。
家に近くなる頃には、慣らし効果!?が出てきたのか、気持ちよくエンジンが伸びていく傾向がはっきり感じられ出した。それぞれの個性に違いはあっても、微々たる効果かも知れないが、燃費は結果でしかなく、そういう結果が起きる理由を考えると長い目でもみても、エンジン保護の役目を司っているのかもしれないと思う。パワー的には、使っても使わなくても最初の感じは、もう差はなく、フィーリングがちがうだけのようであるが、精神衛生的には、今日の結果から、あるなら利用したほうが良いように感じる。どちらも、性能は半永久のようだから、・・・。
いまだににんじん君の空箱はとってあるのだが、これからエンジンにはいい作用を及ぼす製品をつけて上げるから、頼むよといった感じの言葉を、エンジンにかけたてあげてやってください、という意味のフレーズが書いてあった、と記憶している。
途中クランクケースを介してアーシングをして、過熱した最初の晩のあと、その時はミラクルパワーとにんじん君と両方つけていた。それで、もう足は熱くならなかったが、エンジンが今一しっくり来ない感じがしたので、ミラクルパワーを外したら、にんじん君の性格がよくでたフィーリングがでてきた。にんじん君の結線を外して、ミラクルパワーにすると、これはこれでまたエンジンがしっくりこない感じは消える。どっちがよりいいのかはもちろん分からないが、いままで火花が弱かったから、両方使って何となくパワー感がでるような気がしていた。
そういう状態をだいたい一年は続けていたから、いまははっきりしないが、それぞれを単独で使い続ければより個性がはっきりしていくだろうと思う。いまは、パワー感は、アースの力で、個性感はそれぞれの製品の波形修正作用にゆだねると言う感じになっていくような感じがしているとだけ、言っておこう。
昔、BASIC言語で、データを順次入力して、それらのデータからプロット図を描かせることに凝った時があった。ただのプロットではなく、両対数グラフなどである。今は、市販ソフトを使うが、当時はまだそれらはあったとしてもおいそれと手の出る値段ではなかった。FM7とか、PC8801といった時代の話である。アップルにもBASIC言語があり、雑誌などでそれぞれの特質一覧特集が組まれたりした。
私は、NECのBASICが当時ポピュラーだったから使っていたが、縦軸に凡例や、数値を左に90度回転させて表示することがなかなか出来ず、いろいろと苦労した。富士通ならば、SYMBOLとかいうコマンドで、文字回転が楽に出来ると聞いて羨ましかったものだった。そのうち、日刊工業新聞社から出た技術書で、文字をドットの集合として、位置情報を配列に格納し、それを表示させるときに、読み出す順序を変えるとちゃんと回転文字を出力できるテクを学んだ。学界で、そのグラフをスライド写真にして、数色の着色もしてメリハリをつけて示したら、いちぶから、言葉にあらない声が上がったのを覚えている。
夕食が、ベランダで涼みながら、その当時のことを思いだしソフトとハード、設計と、機械などについて考えた。単純にデータを順序良く入力させるプログラムでも、簡単なプログラムなのだが、想定された以外の入力があった場合など、正常な機能を保証しえない旨、注意が書かれていた。ソフトが単純だと暴走しやすい場合があることを学んだ。機械は設計以上の性能はでせないと言われるし、その通りなのだが、設計自体はあらゆる場合を想定していないし、プログラミング同様、抜け穴の存在を否定しきれない。
ソフトはハードと不即不離の関係であろうといってしまえば、それまでだが、逆問題的に考えれば、システムをいろいろな観点から捉え成すことが可能なようで、それだからこそ、いろいろなすき間商品が花盛り、となるのだろう。オカルト商品と言っていたあるにんじん君ライクな商品例を思い出す。もともとオカルトだから、結果がでなくてもしようがないという例は多かったが、それでも同一製品で、車種によっては30%の向上を見た、という報告例もあったり、・・・結果は自己責任で・・と割り切れば、いろいろチャレンジすることは、面白いことのひとつである。
金曜日, 7月 17, 2009
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2 件のコメント:
Natureさん、おはようございます♪
今日は朝から張り切って奥多摩目指したんですが、途中で雨に降られて引き返してきました(;;)
関東は梅雨明けとのことですが、まだ少し余韻が残っているみたいですね…。
大兄はバイクを通勤や仕事にも使っているので、多少の雨は織り込み済みでしょうね。
私はちょっとでも降ると気分が萎えてしまいます…。軟弱者ですかね(笑)。
昨日までは曇りの予報だったんですが、帰ってネットでチェックすると、しっかり曇時々雨50%に変わってました。
明日、明後日は曇り~晴れのようですので、海の日ツーは大丈夫でしょうかね。
せっかくのマスツーですねから、雨は降らないでほしいものです(^^;
sho様、こんにちわ。今はこちらも晴れたり曇ったりですが、朝のうちはうって変わった空模様で、思わず天気図を見てしまいました。
Yellow Cornのヒャケット、ネットで見ましたが、私には派手すぎてとてもとても、お値段もですが、・・・
国道299号は、秩父の奥までしかいったことがなく、その先のことはみな初体験となりますから、楽しみです。
トンネル先の茶店まででしたね。天気予報も明後日まではあまりはっきり言わないし、不安も3割ぐらいありますね。カッパは持参すべきか否か迷いますね。
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