月曜日, 7月 13, 2009


親会社の設計本部で、安全管理に関する会議があるというので、指名されて出かけることに。
9時30分からで9時には都内の本部に着いていたい。天気は持つという予報で、駐車スペースは少ないので、バイクで行くことに。

地図を見たら、何のことはない、かってしったる場所まで行き、とあるところで左折さえすれば、後は自動的に本社ビルそばまで行くことがわかった。都内の通勤時間帯の渋滞予想がつかみずらく、早く行くことには抵抗がないので、早めに秀発。エコボックスの低速トルクを生かした走りを今日は楽しむつもりである。

笹目橋を渡り、都内に入ると、さすがにバイク人口が多いだけあり、後ろから125ccあたりのスクーターが一番飛ばしている感じで、ビュンビュン抜いていく。すり抜けも容易な手ごろな大きさだ。

途中から、いっそう加速がよくなった感じがあって、新プラグの調子もよ・さ・そ・う。それでも後ろからバイク便の人たちが、こすれるような車間を器用に除けて抜いて先に行く。

目的地へはあるところで左折。ここからは混んでいないだろうと予測していたが、予想通りの交通量で、あっというまに着いてしまった。楽だねエ〜。適当な駐輪場所を探し、適当に止める。あとで、いろいろと邪魔になると困るからだ。

昼を社員食堂で清し、出てみれば、やはり婦人用自転車が思い思いに止めてあるが、決定的に邪魔にはならなかった様子。時間をかけて下見をした効果はあったと言える。

帰りは、首都高がすぐそばなので、地図を確認せず適当な入り口から入ったら、狙った方向と逆方向でしまったと思ったが、後の祭り。神田をとおり、新宿、高島平とまわり、そこで、17号に降りてしまった。首都高は、この日、灼熱地獄。早く平地に降りたかったのだが、大宮を過ぎるまで、3車線とも、大型で渋滞。それでも熱風の高速よりまし程度で、首都のヒートアイランド化の進行が年々ひどいことになっていそうだと思った。

エンジン快調で、北に向かうにつれ涼しくなる。この低速の頼もしさは、途中休憩した後で気づいたが、昔ヤマハの650を借りて試乗したときの感じに近いな〜と印象を思い出した。これで、燃費が良ければ言うこと無しだが、果たして。


会社での仕事中、暑い思いをしてきたので、ふだん温いと思っていたエアコンが今日は寒いくらいに感じた。auから、携帯の修理が完了したとの連絡が入る。夕方、それを取りに行く前に燃料をいれたら、燃費は定置燃費は一昨日良かったが、並以下でがっかり。それで、すぐ外してみた。その前に、実はプラグの焼け具合が気になり、一個だけだが点検したら、相変わらず真っ黒で、特に変化なし。ただ、L型電極の曲がった部分だけきつね色でカーボンはついていなかった。火花が横に飛んでいるのだろうか??

こんな焼け具合では、大した点火補助装置ではなかろうと、エコボックスも外した。配線を2箇所、手動で引き抜くだけだから、一回止まればすぐ実行できる。また、気になったことは、これをつけるとライトが暗く感じることである。玉切れかと思うくらいである。外したら、ノーマルの明るさに戻った。発進したが、パワーダウンは感じず、最近忘れていたオリジナル(といってもミラクルパワーはつけてある)の加速フィーリングが戻った。これはこれでいいじゃないか、というどこといって不満のない感じである。それで、また会社によって、にんじん君を付け直しても、この感じより良くなかったら、それも外してしまおうという気になっていた。

さっそく戻り、エコボックスをしまい、にんじん君の配線をさして走り出すと、やはりライトはいっそう明るく、調子良さそうであるが、オリジナルに比べてこちらもいまいち固さがとれず、独特の癖があることが体でわかる。どうもミリテック1にしてから、ミラクルパワーをつけると、と思っていたが、ひょっとしたら、こういう、後付け部品の影響も考えられる。

すぐ外してみると、また先ほどのオリジナルエンジンに近いと思われる、率直な加速フィーリングが得られるので、まだ捨てはしないが、この加工プラグでは、マッチングが良くなさそうと、配線をカット。R加工プラグとミラクルパワーだけで様子を見ることに。にんじん君を外すと、エンジンの独特の固さが取れる。エコボックスといい、にんじん君といい、ある条件下ではいいのだろうが、今回のR加工プラグでは、何も効果が出ていない。最初、R加工プラグを取り付けたときも、何かしっくりいかず、性能が出切れない感じがしたので、エコボックスに取り変えたりもしたのだが、単独のほうが良さそうだったら、無駄な努力を重ねる愚を犯していることになる。焼け具合のチェックも含めてさらなる検討をする必要があるのだが、あまり手を入れなくても、いいんじゃないの!?という気もしてくる。

早く会社に着いたので、8月号のBEPALを開いていたら、例によって、カブ50ccで、のんびりツーリングの記事が出ていた。今回は、新聞配達用のカブを使ってのキャンプツーリングだ。
110ccのハンターカブや、600ccバイクも所有していても、カブの良さに触れると、遠距離でも
カブでいきたくなる、という。途中で出会った女性ライダーから、なぜ大きいバイクがあるのにカブでわざわざ!?と聞かれ、彼女の納得のいく説明がうまく伝わらなかった、というもどかしさを指摘していた。

長野へ行く途中、燃料噴射式の新型カブで抜いていくツーリング姿の人を見かけ、後を付いていき、途中で話しかけたら、若い人ではなく、熟年で、転職するまえの空きを利用して、なんと北海道まで行く予定だという。・・・・

そういう話を見たり聞いたりすると、むやみに後付け部品をてんこ盛りにしている自分が何か淋しく感じたりもする。旅は、人生のシュミレーションである、というのは故佐貫亦男先生の言葉であるが、自己再発見の過程でもあるのだろう。今日も、一種の旅をしてきたわけであるが、機械は設計以上の性能は出ないのだと、坂井三郎氏も言っておられる。設計通りの性能が出ていれば、それに越したことは無いのでは、とも思える一日となった。

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