前々回、戦後の「民主教育」ほど民主教育から遠い教育はないということを引用した。
『戦後日本で行われてきた教育は民主主義教育でもなんでもない、途方もないまがいものであった。」
戦 後教育の大方針は昭和22年に起草された教育基本法によっている。年代からわかるとおり、この法律は占領国であるアメリカの方針でつくられた。(安倍内閣 は、真っ先にこの改定に手をつけた!)したがって、教育基本法成立を知った国民はさぞやこの中にデモクラシーの精神がつまっているに違いないと信じて疑わ なかった。
ことに教育基本法を金科玉条と仰いでいるのは他ならぬ日本の学校教師、ことに日教組である。』
今夜、政見放送を聞いていて、たまたま「新風」の二人が喋っていることが耳に飛び込んできた。まさにマスコミがふだん隠し通していることを悉く指摘しているような「事実」ばかり、NHK、朝日が事実をねじ曲げてなどと言っていて、思わずチャンネルがNHKなのが本当かどうか、確認してしまった。東京裁判史観に基づく自虐史観批判や、核武装への真剣なる検討などなど、・・・思わず、故中谷宇吉郎氏がかって指摘した「嘘で固めた國、日本」に住んでいることを、ふたたび発見してしまった。
嘘で固めた國であるからには、教育もまがい物、嘘がまかり通っていると言わねばなるまい。
veritatem cognoscetis et veritas vos liberabit 汝らは真理をしるならん而して真理は汝らを自由にせん。
Tennessee大学の標語、後半は、Johns Hopkins大学の標語でもある。
「アメリカの栄光を強調する歴史教育」(小室博士の解説から)
アメリカ人は勉強は大学から始まり、研究は大学院からはじまる、と思っている。
では高校までは何を教えるのか?それが社会化、つまりアメリカ人になることである、という。
その基礎教育の中で、コミュニケート能力にも増して強調されるのが民族教育である、という。
つまり、アメリカ人としての誇りを与える。アメリカに対する忠誠心を涵養する。そこで重要になってくるのが、歴史教育である。
つまり、ピルグリム・ファーザーズの入植から始まって、独立宣言、独立戦争、南北戦争、・・・。アメリカ民主主義の生い立ちを「これでもか、これでもか」というほどに教える、という。
奴隷制度や、有色人種への迫害などの暗黒面は、決して学校の授業では触れられない、という。触れるにしても、できるかぎり穏やかにして教える。「独立の父、ジェファーソンは、陰で女奴隷に子供を生ませていたと言われています」などとしたり顔に教える教師は、まずいないのである、としている。
(最近、新聞では、DNA鑑定で、ジェファーソンの子孫には、黒人系の遺伝子があることが証明されてしまったので、いわれていますではなくて、産ませました、が正しい)。
「英雄伝が英雄をつくる」
歴史教育と歴史研究は違うということをまず認識する必要がある、という。
つまり、学校で教えるアメリカ史は光の部分だけ教えているので、「真実を歪め、嘘で塗り固めている」と謗る人がいるかもしえない。だが、歴史教育は子供たちに真実を教えることにあるのではない。それよりも重要なことは、愛国心を涵養することにある。大目的の達成のためには、多少、いやかなり真実を歪めても許される。アメリカ人はそう信じて忠実に実行しているのである。もし、そうした歴史を知りたければ、大人になってから学べばいい。
若者の心は栄光に満ちた物語や英雄伝によってのみ鼓舞される、という。
いくら真実といえども、自分たちの先祖の悪行を見せつけられて発奮したという子供は、滅多にいない。これは洋の東西を問わぬ真理である。
「戦後教育くらい非アメリカ的で、非民主主義的な教育はない」
何しろ、この日本で子供たちが教わる歴史と言えば、いかに自分たちの祖先が邪悪で野蛮であったかのオン・パレードである。
しかも、それに加えて行われているのが、恐るべき知識偏重教育である。タダひたすらに知識を、それも意味のない暗記を強制され、受験に通ることだけが「膳」であると教えられる。
これでは、学園崩壊が起こり、家庭内暴力が起こるのも当然ではないか。
何しろ、日本の学校教育には、子供たちを「人間にする」、「日本人にする」ための教育がすっぽり欠落しているのだ。日本の教育は社会化の機能を失って久しい。
その原点は、例の教育基本法である、と指摘している。(戦後60年以上たって、漸く改正されはしたが、・・・)。
「敗戦国の逆襲を阻む最良の方法」
原爆の使用により、アメリカが最も恐れていた本土決戦をすることなく、日本は無条件降伏した。・・・
だが、それでアメリカの心配が消えたわけではない。敗戦国が、戦勝国にリターン・マッチすることが歴史の通例だから。ことに負けた側が強い国であったら、なおさらのことである。
放っておけば、日本人はかならずや経済を復興させ、再軍備に踏み切る。そしてわがアメリカに襲いかかるに違いない。日本と言う国を奴隷化させ、日本国を消滅させるのがいい方法だ、ということの結果が今日の「日本」である、ということだ、と指摘している。
木曜日, 7月 26, 2007
登録:
コメントの投稿 (Atom)
2 件のコメント:
こんにちは~。
先週、福岡に出張があったため、そのまま実家に帰省しているところです。夏休みをくっつけて、8月の頭までこちらでゆっくりします♪
九州は梅雨も明けて、暑さの厳しい毎日が続いています。朝からセミの鳴き声がかなり騒々しいです。
今日は、義父のXJR400を借りて、志賀島などを回ってきました。志賀島は海水浴客などで結構な賑わいでした。
明日は義弟と彦山あたりまで行こうかと話しています。
しかし、CB1300に乗りなれたせいか、XJR400の低回転トルクの貧弱さにかなり戸惑っています。スタート時は3千回転以上をキープしないと、パワー不足で話になりません。発進時にはガツンとつないでアクセルをひねるというのに体が慣れてしまっているので、半クラッチで3千回転をうまく維持しながら発進するという芸当ができなくなってしまっていました(^^;
デジカメ画像も撮りためていますので、東京に帰還した後、HPにレポートをアップしたいと思います。取り急ぎ報告でした♪
こんばんわ、投票はお済みですか?
実はMacBookの日本語入力が何時からか不明なのですが、漢字変換や、誤入力のデレートが利かなくなり、困っています。あまり使わないので、どこかのバージョンアップ以降おかしくなったのではと思います。
それで、いまシステム入れ換え中で、うまくいくか不明ですが、何とかしないとどうにもならないので、寝苦しい夜がひときわ不快に感じています。
いままでのシステムを無効にして、もとのシステムに戻したところからやっていかなくてはならず、憂鬱そのものです。
コメントを投稿