梅雨の最中だから、おとなしく読書や部屋の片付けでもとおもっていたが、明け方涼しくなり、関東地方はどこも降雨の心配がなさそうだ。７時に目覚めても、どうしようあかと迷いながら、愚図愚図してしまい、ようやく８時ちょっと前に出発してしまう。例によって、メインスタンドを掛けて、セルフで給油。とりあえずの通勤燃費は13.9キロ。ガーン、前回は14.2以上だったのに。今日は高速は乗らない主義で行こうと、国道、県道を走る。

小山まで4号旧道を行き、国道５０号で水戸方面へ。笠間まで５０キロほどの道のりが。
笠間で左折し、１号線で宇都宮方面へ。渋滞はなく、道がアップダウンし、カーブもたくさんあり、ほぼまっすぐの５０号とは大違い。

平均スピードは７０弱くらいか。いちばんおいしいレンジだ、１０００ｃｃのビッグ１では。
舗装もあれておらず、山や水田風景に囲まれ、快適に５速ホールドのまま走る。水田の水のにおい、家で干している洗濯物の石鹸臭まで嗅いで快適に走る。むかし、免許をとって125ccで走り回ったころの道とまったく同じ感じ。当時は、道路は同じでも、車の数は今の1/3以下だったようにも思うが、渋滞は一切なし。これでは燃費は好記録を出すだろうと、確信しだした。





鬼怒川を越える頃には天気もよく、河川敷には車がずらり、そんなに広くない川は浅瀬は水底が透けて、利根川とは大違い。つり師たちも、一定間隔で、輝く水面に腰までつかり、竿をしならせていた。宇都宮南で、前回と同じ店で食事、休憩。

鮎の塩焼きが試したくなり、また鬼怒川近辺をうろついてみようと、別ルートで帰途についたが、見つからず。写真のようなローカルな駅の広場に迷い込んでしまった。やがて、適当に走っていき、標識を頼りにメインルートへ。最寄のスタンドで給油の際たずねたら、矢那を設置している方面までいかないとそういう店はないそうだ。料金をしはらい、手袋をしていると、左手に何かちくりとしたような気が、・・・店員と話をし終わってからみると足長蜂に左手首を刺されていた。左手の手首は数年前、丸い回転鋸に接触し、筋を切断、縫合手術をしたのだが、神経が細かい部分はずたずたにされ、あまり痛みを感じないらしい。クラッチが握れるだけでいいとリハビリしたのだが、ワープロミスは左手によく起こる。脳では、子音、母音と打ったつもりでも、ある組み合わせのとき、たいてい逆順で打ってしまう。



蜂の刺し後は赤くなり、注射跡のようだったが、麻酔をかけたようで、たいしたことはなかった。それで、あわてて燃費を計算したら、なんと過去最高の17.44キロ、一挙に一キロほど向上した。

30～40キロ走らないと、エンジンがなじまないクセがある。その後、少しエンジンが重い感じがした。パンクなどでエア圧が落ちているときのようで、オイルは交換時期を1500キロもオーバーしているので、少しエンジンが不平を行っているのかもと思ったが、3000回転以上はまわさないで走っていると、60キロあたりから調子が上がってきた。以後ずっと調子がよかった。

普段の通勤では、温まるものの、調子が上がるところで止めてしまっているので、ツーリング専用車にくらべてどうしても好燃費は無理かなあ、とも思っていたが、必ずしもそうではないようだ。